127. 【コラム】総額表示(税込価格)なのに税抜価格が目立つチラシ
こんにちは。
五十嵐です。
以前の記事でも投稿しましたが、2021年4月1日より総額表示(消費税の税込み価格を表示する)になりました。
それでも巷でチラホラ目にする税抜価格の表示。
と思っていると、そのことについて調べた記事がありました。
総額表示が義務化されてから、100円+税のような表示をする会社はなくなりましたが、一方で100円(税込価格110円)のような併記するパターンも増えています。
そしてスーパー100社のチラシを調べたところ100社全てで、100円の本体価格のほうを表示上大きく記載していたそうです。
ドラッグストア系のチラシでは87.5%ものチラシが100円を大きく表示していたそうです。
私の印象はこの調査結果で裏付けされました。
100円の本体価格を大きく表示するその理由として、「消費者に値上げされたと勘違いされる恐れがあるから」ということでした。
うーん、なんかモヤモヤします。
なんか「消費者」のことをバカにしているような気がしてしまいます。
無印良品の良品計画は税込価格を当初より継続しています。
ユニクロは実質的に値下げして見た目上の価格を据え置いています。
各社の対応は色々あるところかと思いますが、2004年4月に総額表示が義務化され、2013年10月から特例措置が設けられ、2021年3月末に特例措置が終了して4月から総額表示が義務化されました。
これだけ準備期間があったのだから何かしら手を打てなかったのかしらと、ついつい思ってしまいます。
翻って自分の生活でも前もってわかっていた状況の変化にちゃんと事前に準備できているかな、ということをチラシの調査結果から考えさせられます。
特に個人事業主や会社を経営していると、自分で計算して支払うべき税金が色々とあります。
ちゃんと支払うべき税金用の口座も設ける必要があります。
「人のふり見て我がふり直せ」だなぁとつくづく思いました。
五十嵐 由高
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