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受験成功者は塾に行っている?医学生が教える塾のすすめ

こんにちは、チン兄です。

今回は「塾のすすめ」。

私は地方の進学校から、現役で国公立大医学部医学科に一般前期で合格しました。
受験対策は人それぞれ、正解のないところですが、一定の傾向はあるものです。今回は私の一意見として、ぜひ参考にしてください。もしさらに疑問や相談があれば、TwitterのDMにご連絡ください。できる限り相談に乗ります。

塾や予備校に行くべきか?


塾や予備校へは行ったほうが良いのでしょうか?私の意見としては、通った方が良いと思います。特に浪人生には強くお勧めします。塾や予備校に通うことのメリットは以下の3つ。
 
①    モチベーションが上がる
皆さんは「朱に染まれば赤くなる」という諺を知っていると思います。では先生に「受験は団体戦」と言われたことはありませんか?これらの本質は全く一緒です。
塾というのは勉強だけをする場所であり、その点が学校とは大きく違います。志望校に合格するためだけに通うのです。常に先生の目もありますし、模試を受けたり面談をしたりする頻度も増えるでしょう。このような「良い環境」で、自分の中の当たり前のレベルを上げていきましょう。

さらに大切なことは、「良きライバル」の存在です。私が通っていた塾には、京都大学志望の同期がいました。高校が同じで仲良くなったのですが偏差値などは同じくらいで、日々模試の成績を競い合っていました。高校3年の春、あろうことかその同期が、医学部志望に変更しました。ライバル関係はより激しくなりましたが、結果として2人とも医学部に現役合格できました!持つべきものは良きライバルです。
 
②    良質な教材・講師
これも大きいですが、注意点もありますのでぜひ後半部分もお読みください。
まず公立高校の生徒は、ぜひ塾に通いましょう。高校にも優秀な先生はいますが、科目や学年によってばらつきがあると思います。授業後のサポートも充実していないと思います。塾や予備校では個人経営でない限り、確実に授業のレベルは高いでしょう。また、自分のレベルに合った講座があるはずです。

ここで注意が必要なのは、パンクしないようにすることです。新しく塾に通うと、高校の課題に加えて塾での課題が重くのしかかります。ここで多くの生徒がパンク状態に陥り、塾も学校もどっちつかずで、消化不良に陥ります。
多くの人が言うように、勉強の本質は予習復習にありますから、ある程度は割り切った上で、「取捨選択をする」ことが必要になります。例えば「学校の数学はわかりにくいから課題の提出だけにして、その他は塾での勉強に集中しよう」といった具合です。
 
私の場合は塾と学校に1:2くらいで時間を割き、勉強していました。また、高校の先生が優秀な方だったこともあり、塾中心で学習していたのは英語と化学くらいです。
 
③    先取り学習ができる
これは中高一貫校以外の方には大きなメリットになると思います。
このような学校では特に物理・化学のカリキュラムが、3学期にやっと終了する、といったことがあります。これでは全く受験に間に合いません。

対していわゆる有名中高一貫校では、高校2年の段階で、全カリキュラムを終わっています。最後の1年間は受験勉強に充てるんですね、実質一浪しているようなものです。こんな相手と戦うのですから、できるだけ早期に全カリキュラムを終わらせるため、塾の力を借りることは重要になってきます。決してライフルに竹槍で挑むようなことはしないでください。

塾や予備校はどこにする?


これは難しい問題ですね。(笑)人によっておすすめが全く異なってきます。
 
①都会の方
大前提として、大都市周辺の方は、大手予備校(駿台・河合など)か、鉄緑会に通うことを強くお勧めします。圧倒的に生徒・講師のレベルが高いからです。例えば鉄緑会の場合、受験生の半分は東大・京大・医学部医学科に進学する訳です。しかも現役合格ですし、余裕のある合格が多い印象。

鉄緑会の場合は入塾テストや学校のフィルターがある訳ですが、入ってついていくだけで力がつくのは間違い無いでしょう。ただし宿題の量は半端では無いようなので、覚悟した上で入ってください。
実際富山大学の同期も、このあたりの生徒が全体の4割程度でしょうか。
 
②地方の方(大手予備校などへ行く際の通学時間が2時間以上。) 
地方の場合、近くには地元で有名なローカルの塾か、大手の衛星予備校(東進・河合塾マナビスなど)しかないと思います。私もこちら側でした。
 
まず現役生は、大手の衛星予備校をお勧めします。理由はコスパ。高校生は学校の授業もあるため、純粋な受験勉強の時間が圧倒的に少ないです。そこで取捨選択の効きやすい映像授業や、校舎数が多くて学校の近くにあるという利便性は大きなメリットになります。ライバルとの交流と自習室の利用を中心に据え、効率よく勉強しましょう。注意点としては授業のコマ数。例えば私の地元の場合、東進衛星予備校では、強制的に大量の授業を取らされ、消化不良に陥るという学生が多々見受けられました。私は河合塾マナビスに通い、チューターさんと相談しながらコマ数を調整できたので、無駄な映像授業を受けることはなかったです。お住まいの地域によっても方針が異なるので、コマ数については事前に確認しておきましょう。
 
次に浪人生。特徴は圧倒的に時間があることと、モチベーションの維持が難しいこと。これらを考えると、多少通学に時間がかかっても、大都市圏の大手予備校に通いたいところです。やはり競争が熾烈ですし、特に上位クラスでは東大や京大の医学部を目指す学生も多く在籍します。この環境がモチベーションに与える影響は大きいと思います。

場合によっては予備校の近くに下宿する学生もいるかもしれませんが、これは非常にリスキーな選択です。一人暮らしをするというだけでメンタルが不安定になりますし、誘惑も多いです。自己管理をできるなら良いですが、多くは多浪や、志望校に行けないことが多いです。もしモチベーションの維持に自信がない場合は、地元の大手予備校でも良いでしょう。

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