見出し画像

【医学部受験】志望校の設定

医学部受験において「情報と戦略」がとても重要で、合否に大きく影響するということは、色々なところで耳にすることだと思いますが、娘がつぶやいていたことやムスコの学校の三者面談でのお話から

「どこに狙いを定めるか」

ということもかなり重要なのではないかと感じたので、志望校の設定について大事だと思ったことを記したいと思います。

もちろん志望校に対して「絶対にここに行きたい!」という強い希望とゆるぎない意思を持っている方には関係ありませんが、医学部の場合は「どこの大学」ということよりも「医学部に合格すること」に重きを置いている方も多いと思うので…

志望校設定で大事なこと

1.最初は実力より少し高めに設定

受験を振り返って娘がポロっと話していたこと

最初に決めた志望校に
実際に進学した人って意外と少ないからね
娘のつぶやき①
最初は
高いところを狙っておいた方が
いいと思うよ
娘のつぶやき②

「最初」というのがいつの時期を指すのかが微妙ですが笑
私の感覚だと「受験勉強を本格的に始める頃」ではないかな、と思います。

私は、娘の第一志望が実力よりも高すぎる気がしてずっと地元大を推していましたが、(私自身の性格が安パイ狙い系なので笑)そんな時、娘がいつも以下のように言っていました。

「最初から〇大に設定してたら
 〇大にも行けなくなるから」

実際に受験を終えてみて、なるほど、と納得。最終的に第一志望までしっかりと実力は伸びましたし、私の勧めた地元大については滑り止めにちょうどいいくらいになりました。

夏に行われたムスコの三者面談でも、全く成績が良くないのにかなり高い目標を伝えたムスコに対し笑 担任の先生は、何の問題もないといった様子で、実際のデータで先輩達の成績変化を見せて下さいました。本当に、特に高1の時点から先を見ると、その後の伸びがかなり大きい気がしました。

これは、ムスコの学校が地方公立高校であるため、都会と比べて受験勉強の開始時期が遅いというのが理由だと思います。
高1の1学期は、まだ高校受験が終わったばかりで大学の受験勉強を意識出来ていない子も多いので…(まさに我が家笑)

あまり振るわないムスコの成績を知っていても特に気にせず
「いいんじゃない?
   最初は高いとこを狙っておかないとね」
という娘の言葉を信じて、現在ムスコを応援中です笑
(最近スイッチが入って頑張り始めました!
 乞うご期待笑)

2.プライドに拘りすぎない

もう一つ、娘が受験を振り返ってポロっと言っていたこと。

私はちょ〜うどいいとこを狙ったと思うよ
娘のつぶやき③

娘曰く、同じ塾だった優秀な子達で医学部を目指していた子がたくさんいたけれど、意外に不合格の子達が多かった、と。

医学部を目指していたのは、ムスコが通う学校出身の子達が多かったようですが、娘分析によると「あの学校はレベルが高いからみんな高いとこ目指すんだよね、プライドもあるんだと思うけど 『『ちょっと』高いとこ』を狙っちゃいがちなんだと思う」とのことでした。
(あくまでも娘の個人的分析です)

ちなみに、

★娘の学校
 →地元2番手、中高一貫、割と管理型、
  国公立&現役志向

★ムスコの学校
 →地元1番手、高校入試で入学、
  自由な校風、浪人容認
 (目標があるなら何年かかってでも
  達成すべき、的考え方)

実力より上を目指しすぎていた、というよりも、自分の行きたい大学に拘り、チャレンジして、もしもの場合はもう一年かかってでも目標達成したい、という強い思いを持った人が多いだけの話かもしれませんが

ムスコを見ていても感じるのが、
「この学校に来たんだから
 ここくらいには行くでしょ?」
みたいな感覚の人も多いということです。

先輩達も
「現役でB大に行くくらいなら
 浪人してでもA大に」
という考えの人が割と多いような気がします。

その辺は本当に個人の考え方、それぞれの生き方があるので自分が納得するやり方でやっていくのが正解だと思いますが

正直、医学部に限らず、
「難関大はやはり難関」です。
周りに優秀な人が多いからといって、みんなが難関突破できるわけでもないので、自分の実力はどのくらいなのかをシビアに判断して志望校を決めていかないと、妥当な大学も素晴らしいのに、無駄に高い所を目指しすぎて結局望まない大学に進学することになるかもしれません。

医学部受験を見ていて、どこに入るのも本当に難関だと感じましたので…
自分の実力を過大評価しすぎず、最後の最後まで全力で頑張り抜いた上で、出願する際には冷静な判断が必要かなと思います。

「今更目標下げられない」
とか
「1浪したからには
   現役時よりも上の大学でなければ」

とかいう、プライドが許さない、という思いが強い場合には、もしもの場合、浪人したからといって全員が飛躍的に成績が伸びるとは限りませんし、1年後、今度は1つ年下の超トップ層達とまたもや過酷な戦いをしていくのだということや、そうなった場合の自分のメンタルなども踏まえて、もう一度しっかり考えて、最終的な出願に踏み切ると後悔がないのではないかなと思います。
(時にはそのプライドがやる気を促してくれてプラスに働く場合もあると思いますが!)

本当に医学部はどこの大学も難関です。…いわゆるヒエラルキー的な面を気にする方もいらっしゃるかと思いますが、最終的に医学部に入れなければ医師になれないのでそこは大事かな、と思います。

志望校設定の流れ

1.とりあえずは高い位置に目標を置く

2.ひたすら頑張る

3.基礎が固まって実力もついてきた時点で再確認 

★模試の偏差値を参考に。
★自分の受験勉強の
 現在の完成度&今後の伸びを予想し
 合格の可能性を考えながら志望校を考える
★赤本(視野に入る大学)にいくつか目を通す
 ①志望校が定まっている場合
  行きたい大学の出題傾向を調べて
  重点を置くべき分野を把握
 ②志望校を迷っている場合
  配点・出題傾向等、自分に合っている大学を探す

4.志望大学の二次試験を意識しながら勉強を進める

5.共通テストの結果による出願パターン検討

 ★第一志望に踏み切る目安を決めておく
 ★第二志望、第三志望となる大学を
  挙げておく

5.共通テストの結果を見て志望校を再検討

 ★第一志望で勝負するか否か
 ★変更する場合 後悔はないか?

改めて振り返って、そんな感じかな、と思いました…

実際、成績は本当に最後の最後まで伸びますし、やはり一番大事なのは、本人が
「絶対に合格するんだ」
という気持ちを持ち続けることだと思います。

その強い思いさえあれば、努力もできるし結果もついてくると思います!

受験生の皆様が、自分を信じて、最後まで諦めず、第一志望合格を掴み取ること、陰ながら応援しています。

※あくまでも個人の一意見ですので
ご参考までに

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?