3年目から美容医療業界に行くのはあり?なし?

3年目から美容医療業界に行くべきか?

最近、研修医を修了してすぐに美容外科などの自由診療に進む医師が増えています。

しかし、上級医に美容に行くことを報告すると、「将来食えなくなるよ」「お金に魂を売ったか」なんてことを言われることでしょう。

私自身、美容の高い報酬とQOLに惹かれて美容の転職エージェントに話を聞いてみたり、ネットや本で徹底的に情報を収集しました。

そこで、3年目から美容に行くのはありなのか、どういう人が向いているのかについて考えてみました。

3年目から美容に行くことを迷っている人の参考になれば嬉しいです。

なぜ3年目から美容医療業界に行く人が増えている?

3年目から美容医療へ進む医者が増えている理由は保険診療の先行きが不透明だからだと思います。

20年前なら、医局に入って専門医をとって開業をすれば、経済的成功が約束されていました。

しかし、今では診療報酬は毎年削減されており、医師の給料も徐々に下がっていくことでしょう。

開業医も増えており、開業をしても昔ほど儲からなくなっています。

なので、若いうちに美容に行って稼げるだけ稼いでおこうと考える人が出てくるのは当然のことです。

また、エージェントなどが出てきたことで医局に入らなくて転職ができるようになったことも3年目から美容へ行く医者が増えた大きな要因でしょう。

昔なら、医局がバイトや転職先をおさえこんでいたので、医局に入らないと転職をするのが困難でした。

しかし、今では医師専門の転職エージェントに登録すると、たくさん案件を紹介してくれます。

医局に入る意味が薄れてきているのです。

また、美容医療市場が成長しており、将来性があるのも魅力の一つでしょう。

国内の美容医療市場規模(医療施設収入高ベース)は成長基調で推移しており、2017年は2014年比114.8%の3,252億円、2019年には2017年比125.2%の4,070億円になったと推計した。
美容医療の施術内容としては、従来のような形成外科領域などの外科的施術の割合は減少しており、一方で、美容皮膚科領域や美容内科領域などの非外科的施術の比率が高まっている。

出典:https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2738

3年目から美容医療業界に行くべき?

美容といってもいくつかのジャンルに分かれています。

主に自由診療の美容医療は以下の4つに分類可能です。

・二重整形、糸リフトなどをメインに行う美容外科
・ヒアルロン酸などの注入系手技を行う美容皮膚科
・問診のみを行うAGAや脱毛
・包茎手術

3年目から美容に行くという人の多くは美容外科に行くことをイメージしていると思います。

そのため、まずは3年目から美容外科に行くのはありかということについて考えてみます。

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