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『アナザーラウンド』自信と失敗のバランスを保つ自制心 vol.812
お酒にまつわる映画『アナザーラウンド』を見ました。
お酒の失敗は私自身も何度もしているので、心が痛むような歯がゆいような、、、。
なんとなく見るのが辛い部分もありながら、最後まで見通しました。
みなさんにとってお酒とはどのような存在ですか?
私にとっては創造性を生み出すものでもあり、後悔を生み出すものでもあります。
今日はこの映画を見ての感想を書いていきます。
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冴えない高校教師のマーティンと3人の同僚は、ノルウェー人の哲学者が提唱した「血中アルコール濃度を一定に保つと仕事の効率が良くなり想像力がみなぎる」という理論を証明するため、実験をすることに。朝から酒を飲み続け、常に酔った状態を保つと授業も楽しくなり、生き生きとするマーティンたち。生徒たちとの関係も良好になり、人生は良い方向に向かっていくと思われた。しかし、実験が進むにつれて次第に制御がきかなくなり……。
現状から打破したい時の選択は?
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お酒というのは時としていつもの自分に自信を与えてくれます。
作中においても冴えない高校教師がお酒の力を借りることでどんどんと成功体験を積み重ねていきます。
これほどいい未来が待っているのであればお酒を飲むというのも正義のようにすら感じてしまいます。
しかしこれは本当に彼らの力なのでしょうか。
彼らが成し遂げているのだから、彼らの力といえばそうなのかもしれませんが、しかしシラフのときに改めて考えて自信を持ってそう言えるのでしょうか。
お酒の力を借りて一時的に向上した自信や発想力、これらを常に手にできていない喪失感などに苛まれる心配はないのでしょうか。
本来の理想は自分自身のベースを高め、お酒の力を借りずとも最大限の力を出せるというところにあるのかもしれません。
あなたにとってお酒とは?
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好きでも嫌いでもないものというのが印象として正しいのかもしれません。
ただ、お酒は別に好きでなくとも飲み会は好きです。
要はみんなでワイワイがやがやとしているのが好きなのでしょう。
ただ、面白いもので大勢いて全員で入り混じって飲んでいるという空間にいるのは好きなのですが、自然とそう言ったときにはふっと1人になりたくなる瞬間があるのです。
まぁ、それはともかくとして私にとってお酒とは自信と後悔の間にあるもの。
そしてそこをコントロールするのが自制心なのでないでしょうか。
少しの量であれば、お酒は自信をもたらしてくれることがあります。
一方でたくさん飲み過ぎれば当然、その後にあるのは後悔のみ。
「青春とは? 夢である。愛とは? 夢のなかのものである」
この映画の中ででてくるキェルケゴールの言葉、これをどのように捉えるかも面白いかもしれません。
今が楽しければそれでええ
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何かを求めてお酒を飲むというのは良くないのかもしれません。
この映画でも4人はいつの日からか何かをより求めて欲を出し始めてしまいました。
来年にはお酒をやめようとつい先日禁酒宣言をしたばかりですが、改めて私が好きなのはお酒ではなくお酒を飲む場だという点を覚えておこうと思いました。
みんなでワイワイと楽しくなっている、そんな瞬間が好きなのです。
だから、楽しいと2人であろうともリミッターが効かずに永遠に飲み続けてしまい勝手に潰れる笑。
ただ、一方で今が楽しければそれでいいじゃないかという考え方もあると思うのです。
私も結構この考え方に近い人物。
お酒は楽しいけれども、失うものもある。
そのコントロールをどこまでできるのかが一番大事で訴えられているのではないかなと感じた映画でした。
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