高校生探究プロジェクトをふり返って④ vol.556
昨日までの続きの記事になります。
ここまでで、ようやく自分の中でふり返り切ったなという実感があります。
当然、後悔や無念はたくさん残っていますが、これらはいまさら嘆いてもどうにもならない代物。
次の実施へと動き出すときに改めて、気をつけたり改善する以外に方法はありません。
今日はここまでの反省を生かして、次にどう繋げていくのか、今後の展望について考えていきます。
少数精鋭化
大体、何かを成し遂げたり、チャレンジした後というのはカタルシスが起きます。
カタルシスというのは、宗教学的にいうと昇華や浄化といった類の言葉になります。
もっと簡単に馴染みのある言葉や行動で置き換えると、打ち上げのようなものです。
「は〜、よくやった、頑張った」といったあの感覚です。
こうなると、イベントの達成感も実感してきますが、難しいのがこの一度おろした腰をもう一度上げること。
でもそれは分かり切っていることではありますし、だからこそここから先に進めるかどうかで洗練されていくかどうかが決まるのです。
少数精鋭化されて初めて、またイベントやその運営がレベルアップしていくのでしょう。
OB、OGとして継続
そして、考えているのは自分達自身で同じようなイベントを立ち上げていくことだけではありません。
このイベントを誰かに伝えていくと言う役割を担って初めて、さらに成長につながると考えています。
もともとはこのイベントは、高校生を育成すると言う目標のさらに上位目標に、探究プログラムとしてパッケージ化して各校に渡せるようになると言う目論みがありました。
つまり、初回でやった高校生たちを次の高校のイベントを運営する高校生たちに交えて、先輩としての意見を言ったり、自分達がイベントに何回も参加していくことで、レベルアップをしていくと言う相乗効果を期待しているのです。
学習も同じですが、誰かから聞くよりも、自分で行動するよりも、誰かに教えたほうがよっぽど、知識としても力としても自分のものになります。
そう言った点も踏まえての今回のイベントにしたいのです。
巣立ち、作り上げる
そして、最後の最後には自ら何かしらのイベントを立ち上げていく力をつけてほしいと思っています。
それは、今回のような対話のイベントでなくても問題ありません。
自分の好きなことについてひたすら語る会かもしれません。
自分で、一つのことを成し遂げうることもできるといった自信をつけて、初めてこのイベントは完結していくと考えています。
今はまだ、最初の一歩。
そしてこの歩みを止めずに歩き続けるのは非常に難しいし長い道のりかもしれません。
途中で私自身が挫折をしたり、エネルギー切れになってしまうかもしれませんが、どうせやったなら、そういったゴールを見据えて最後まで進めていきたいと思っています。
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