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老介護は職場でも? vol.488

超少子高齢化がどんどんと進んでいく昨今。

労働人口は急激に低下し、4人に一人は高齢者と呼ばれています。

その波もあり、職場での定年も延長され以前は65歳が一般的とされてきたのに、今では65歳こそが当たり前というような風習さえあります。

そんな超少子高齢化ですが、当然学校現場も打撃を受けています。

それは、子どもが減少しているという現実的な問題に加えて、労働者の問題。

そう、高齢の教員が増え始めているのです。

聞けば全国的に見ると80手前の教員が教壇に立っているとか。

いろいろな恐ろしさがありますが、今日はこの職場環境と高齢化について考えていきます。

時代は止まっている??

別に高齢者を目の敵にするつもりはありません。

それだけ長く教員をやられてきた方々はそれなりの経験を持っていますし、当然統率力もあります。

時にそれは軍隊のような統率力であるのも事実ですが、、、。

怖いのが、その自分の経験や体験談が全てになっている教員です。

これまでこれでうまく行っていたから、この後もこのままうまくいくはず。

これだけの成功例があるのだから、今回も同じでいいはず。

これが非常に恐ろしい。

時代は変わり、その都度来ている生徒も変わっているはずなのに、自分の教育論や教育観は全く変わっていないのです。

時代が止まっている、このような教員がいた場合には非常に注意です。

職場だって老介護

そんな教員によくあるのが、新しく入ってきたシステムを使いこなせない。

頭ごなしに否定し扱おうとしないのです。

結局自分の今までが通用しないところからは逃れようとします。

そして、何事もうまくいかなくなったり、トンチンカンにやってしまって他の教員の足を引っ張ってしまう。

非常に厄介。

その処理をするのは大体若手です。

若手教員は自分の職務を全うするのに必死のはずなのに、そんな老害たちの尻を拭く羽目になっているのです。

老介護は施設、社会全体にとどまらず、働けていると勘違いしている職場にも老介護の場面は山ほどあるのです。

いろんなあり方働き方

これから先、本当にさまざまな働き方が生まれてくるのでしょう。

それこそ、年齢を関係なくどこまでも働き続けるようなそんなワーキングライフもあるのかもしれません。

しかし、こと教職についてはその在り方は早いうちに考えていかなければならないと、後世に与える影響は非常に大きなものになっていくでしょう。

職場から離れた高齢の方をどのように社会全体で支えていくかどうかも、大きな社会問題かもしれませんが、あまりにもマクロ。

もっとミクロの職場にいる高齢の方をどのように扱っていくのか、ここにも考えるべきポイントはさまざまあるのではないでしょうか?


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