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2023年5月に神社で見つけた心に響く言葉

皆さん、lこんばんは!

5月になりました!気づけば今年も3分の1が終わりました。
皆様のここまでの2023年の充実度は如何でしょうか?

最近、繁華街に行くとどこの飲食店もすごく賑わっています。
私も先月は昔懐かし20人以上の懇親会を経験しました。「あーこんな時代もあったな」と何となく懐かしく感じられました。
活気がどんどん戻ると良いですね!
でもちょっと物価上昇が気になりますが。

さて、月初の恒例ということで、私の唯一の継続企画である、定期的にご紹介している一部の東京の神社に置いてある東京都神社庁発行の『生命いのちの言葉』を「神社で見つけた心に残る言葉」シリーズとして5月「皐月さつきの言葉をご紹介したいと思います。

ちなみに2023年4月の内容は以下ご参照ください。

今月の言葉はこちらでございます。

習ひつつ 見てこそ習え
習はずに 善悪よしあしいふは
愚なりけり

となります。いかがでしょうか?

言葉の解説

この言葉の短冊の裏には以下のような解説たしてあります。

人から正しく習わずに
あらゆる物事に対して
自己流で善し悪しを
決めてしまうのは勿体ないことだ

ということだそうです。

今の時代「正しい」とは何を以て「正しい」というかは難しいですね。

例えば、野球で例えるならメジャーリーガーの大谷翔平選手はご存知、投手と打者の二刀流として活躍していますが、従来の指導者だったらこういう方も多いと思います。

投手なら投手、野手(打者)なら打者に集中しろ。両方を追ったら
「二兎二兎追うものは一兎も得ず」になってどちらも失敗してしまうよ。

当時は正しいと思われていても時代の変化によって、人によって正しさは変わっていくものなのかもしれません。

正解というものは、あるようでないのかもしれません。
勿論、普遍性のあるものもあるとは思いますが。
ついつい答え(正しさ)を求めてしまいがちですが、自分でなりたい自分を描きそれに自分が納得、しっくりくる指導者に習い破っていく

守破離

が大切なのかもしれません。
自分のメンターや師匠を探すのはとても大切ですね!

誰の言葉か?


千利休の言葉だそうです

ご存知、安土桃山時代の茶人です。
堺で魚問屋を営む田中与兵衛の子として生まれたそうです。
村田珠光むらたしゅこう(1423年-1502年 室町時代の茶人)、武野紹鷗たけの じょうおう(戦国時代の堺の豪商(武具商あるいは皮革商)・茶人)の流れをくみ、わび茶庵の茶を融合して、茶の湯を道として大成したそうです。

「利休」の居士号は豊臣秀吉が正親町おおぎまち天皇(1517年-1593年 日本の第106代天皇)にお茶を献じるにあたり|勅許(君主が大権に基づき発する公的な認可)によって授かったものだそうです。

生命いのちの言葉 皐月・五月 より。一部Wikipediaにて言い回し変更及び補足

この出典である「利休百首」は以下リンクから参照できます。

ちなみに「わび茶」って何だか覚えていらっしゃいますか?

私は最近、大河ドラマも見ておらず歴史に触れていないのですっかり忘れていたのですが、

当時のお茶はきらびやかな茶室で豪華絢爛にお茶をたてていたものを簡素簡略の境地即ち「わび」の精神を重んじたものだそうです。
ちなみに「わび茶」という言葉が出来るのは江戸時代であり、村田珠光や千利休らが存命であった時代にはなかったそうです。

Wikpedia 「わび茶」より

「わび茶」とは、簡単に言うと現代の「茶の湯」や「茶道」の様式のひとつです。
(一部省略)
「わび・さび」は、2つで1つの言葉になっています。「さび」は「鉄が錆びる」の「さび」です。一般的に「劣化」を意味しますが、その劣化を多彩さや個性として楽しむ心がさびという精神です。
一方「わび」は「寂しい、侘しい」という意味と、不足の美という「足りないものを美しい、満足だと思う」精神のことです。これが合わさって「わび・さび」になると「静けさや慎ましさの中にある美しさを感じ取ること」という意味になります。

CHANOYU より

ピカピカとして銅板屋根が暗い褐色・黒褐色へと変化し緑青色へと変化していく様子みたいなものでしょうか・・・・・

千利休にとって「人から正しく習わずに」の人というのは村田珠光や武野紹鷗のことでしょうか・・・・

私も学生時代は好きな先生の教科は好きでついつい勉強し、苦手の先生の教科は苦手だったものです。かと言って自己流は習う近道とは言えず、なかなか難しいものです。

東京都神社庁

今回ご紹介した2023年5月の言葉は下記東京都神社庁のホームページから確認することができました。東京都神社庁は東京都内にある1,398の神社を取りまとめている団体です。

私は最近、気のせいかもしれませんが変化の鼓動を感じます。
願わくば、自分にとって楽しく充実した方向に変化してほしいものです。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
また次の記事で会いましょう!

いつもありがとうございます。

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