ラマヌジャン

2024年4月現在4歳と1歳の父親。学生の頃は国語が苦手で数学が好きだでした。オイラー…

ラマヌジャン

2024年4月現在4歳と1歳の父親。学生の頃は国語が苦手で数学が好きだでした。オイラーの公式の美しさを早く子どもに伝えたい。

最近の記事

ボトルネックと子どもの成長

ボトルネックとは何か? 5万円の投資により早く出発する目的が達成できるか? 区間Aの岩撤去に100万円を投じる意味はあるのか? 先生達の時間は有限である。子どもの成長が目的なのか?連携することが目的なのか?

    • 理系っぽいメタ認知

      メタとは「高い次元」という意味だ。 あなたは交通事故に遭い、3か月入院することになった被害者だ。そのときに、「私はなんて不幸だ。事故を起こした加害者を恨んでやる。」と考えるだろうか。一方で、「命が無事で私はなんて幸運なんだ。」と考えるだろうか。不幸と考える人と幸運と考える人の差は何であろう。 ある人の幸福度関数を f(a、b、c、d、・・・・)とする。 単純化するために a=身体的苦痛 b=金銭的価値  c=時間的価値 d=家族や社会の価値 のように考える。 多くの人は身体

      • 自己決定権

        私の一番嫌いなことは 飲酒の量を勝手に妻に決められることだ。 私が納得していない数字や根拠をもとに 全く合意のないままに決められると 無性に頭に来るのである。 私の不徳の致すところと言われると その通りであると言わざるを得ないが それでもやはり前提として合意というものが 絶対的に必要なはずと思うのである。 なぜそう思うのかといえば そもそも自己決定権は私にあるはずなのに 私の了承も得ずに権利を侵害することに 強い憤りを感じるためだ。 では、考えてみよう。 飲酒はしないにこし

        • 人を馬鹿にしてはいけない

          A氏の行動が原因で思い通りにならないときに 「Aのことが嫌い」 と発する人がいるとする。 この言葉はAの「人格」自体を否定する言葉だ。 正確にはAの「行動」が嫌いというべきだ。 しかし、人はついつい「人格」を攻撃してしまう。 そして、自分の発した言葉にどんどんひきずられていき Aという「人格」の否定を強化させていく。 いわゆる言霊(ことだま)というやつだ。 これほど恐ろしい呪いの言葉はない。 もし子どもが 「Bちゃんのこと嫌い」 といえば、大人はそんなこと言ってはいけないと

        ボトルネックと子どもの成長

          マウントを克服したい

          子どもの望ましくない行動を叱るとき、 「なぜできないの?」 と問うとする。 しかし、子どもからすれば こんな質問はナンセンスだ。 子どもからすればその瞬間の出来事に 対処しているに過ぎない。 そこに「なぜ」が入り込む余地などない。 しかし、子どもに「なぜ」と執拗に追及するのは もはや子どもに対するマウント以外の何物でもない。 太古の時代から人間は人間を殺していた。 部族で役に立たない人間は容赦なく殺された。 マウントは人間の本能であり、役立たずの烙印を押されたら 自分自身が

          マウントを克服したい

          神は本当に死んだのか

          太古の時代へタイムスリップしてみよう。 周りには人間より大きい猛獣たちばかり。 雷が鳴り響く嵐の中、家や服さえない。 太古の人々は 「お願いだから雷よ嵐よ止んでくれ」 と強く願い、雷や嵐は徐々に静まっていく。 現代の人にとってみれば因果関係がないのは明白であるが 強く願うことで願いが叶うことを人間が知った瞬間である。 この勘違いなくして人間は成長できなかったはずであり この大いなる勘違いこそ人間の本質だ。 ある人が言った。 「どうやったらあの猛獣をしとめれるか」 「どうや

          神は本当に死んだのか

          なぜ神社参拝や墓参りするのか

          人間は動物界の中では弱い生き物だ。 ライオンやクマやサメに出会えば その戦闘力の差に絶望するだろう。 しかし、その絶望しかない自然界で我々の祖先は どうやって自然の恐怖を克服したのであろう。 自然界に、衣服や建物が存在しない時代に 祖先は寒いのは仕方がないことだと決してあきらめなかった。 どうやって自然を克服しようとする心を手に入れることができたのか。 それは神に強く願うことで、不可能なことを 可能に変えてきた歴史ではないであろうか。 我々の祖先は神に願い祈ることで 絶対

          なぜ神社参拝や墓参りするのか

          進級式挨拶

          おはようございます。 今日からみんなはきく組さんから一つ進級してさくら組さんになります。 今日はなぜ神社や神棚にお参りするのか、お話したいと思います。 みんなは動物園でライオンをみたことありますか? ライオンに人間は勝てると思いますか? 一人だと勝てません。 みんなが協力して助け合わないと勝てません。 みんなが着ている洋服、建物も昔はありませんでした。 寒いのをどうやったら快適に過ごせるかと考えなかったら 今着ている洋服や建物もありません。 でも人間の心というのはとても

          卒園式挨拶

          さくら組の皆さんご卒園おめでとうございます。 今日はこれから小学校で学ぶ上で、保育園での思い出を三つお話したいと思います。 まず一つ目は感謝の気持ちを忘れないでください。みんなは保育園で毎朝私たちの誓いを唱和しました。お父さん、お母さん、先生、お友達、社会のみんなが協力することで、今わたしたちは豊かにくらすことができます。お父さん、お母さん、自分の身の周りにいる人への感謝、神様に対する感謝の気持ちをこれからも忘れないでください。 二つ目は、みんなは高良山登山を覚えていますか?

          正論とコミュニケーションの関係

          多くの人が正論は論理の中身が正しい主張だと思っている。 そのため、「正論=真理」と錯覚している人が多い。 本来正論は、そうあるべきだという主観に過ぎないが、 真理であると拡大解釈することで、 自分の主張は絶対だという錯覚に陥りやすく 正論であれば何を言ってもいいと思っている人が多い傾向にある。 一方で、 コミュニケーションは情報伝達の方法のことだ。 主に人間関係を円滑にすることを目的として使われる。 笑顔であったり、涙であったり、怒りであったり タッチしたり、ハグしたりと、

          正論とコミュニケーションの関係

          ボトルネック

          ボトルネックという概念は大切な割に理解されてない気がする。 「何にでも一生懸命取り組むことは大切か?」 この問いに対して、ボトルネックの概念を知ってるか知らないかで 大きく答えが異ってくるように思う。 まずは、ボトルネックとは何か? 身近な例で考えてみる。 夫と妻の二人暮らしの家で一緒に早く外出することを目的とする。 夫は朝の身支度を30分で済ますことができ、 妻は朝の身支度を60分で済ますことができる。 夫は考えた。 身支度時間を短くすれば、早く外出することができる。

          内面の高潔さという仮面

          ・やりたくないこと(内面) ・やらないといけないこと(行動) これらをきちんと区別できている人は少ない。 「内面」と「行動」は本来切り離すべきである。 親が子どもの望ましくない行動に対して 「どうして言われた通りにできないの?」 これに対して多くの子どもは「・・・・」 と、だんまりであろう。 子どもの内面は「だってしたくないから」であり、これを言えば火に油である。 しかし、親は「なぜ言われた通りにできないの」と理由を執拗に追及してくる。 子どもは「ごめんなさい・・・」 こ

          内面の高潔さという仮面

          日常生活にもっと微分を

          微分は日常の至るところに存在する。放物線ではない、日常にある人間の心の中を微分したい。 ステーキを食べた時の満足度考えてみる。 xはステーキのグラム数、F(x)はステーキの量に対する満足度関数である。500gのステーキまでしか食べれないため、0<x<500とする。 1階微分したF'(x)が正であればステーキ量が増えれば満足度が増えることを意味する。2階微分したF''(x)が負であれば最初の一口目が一番美味しく、二口目以降は得られる満足度が少しずつ減ることを意味する。 逆に

          日常生活にもっと微分を

          幽霊とは何か

          子どもの頃、川辺の近くを歩けば一度は大人から河童の話を聞かされたことがあるだろう。それは、子どもが水難事故を理解することが困難なため、子どもに理解しやすいように妖怪へ喩えたと考えるのが自然だ。大人になって河童を信じてる人はほぼいないだろう。 しかし、夜に口笛を吹くのをタブーと思っている大人は私の知る範囲で意外に多いように思う。これにも大きく2パターンあると思う。 1つ目は、真っ暗な夜に口笛を吹くことが、外敵(獣、人等)に自身の居場所を教える行為で危険だったパターンだ。近年で

          幽霊とは何か

          寄付って本当に正しいのか

          今朝のニュースで、海外では動物保護に寄付を募っていて日本は遅れているような論調で語られていた。そのときにまず考えたのが、人間の食糧と競合しないかという点だった。1日に何十キロも食べる動物を100匹保護したとする。もし、人間の食糧と競合する場合、食糧価格上昇の要因となり貧困層にとって死活問題になりかねない。 同様の問題が猫の餌あげにもある。猫好きの人が餌付けするとそこに猫が集まるようになり、猫同士の交配の機会が増え、すごい勢いで猫は増えていく。すると近隣の住宅の至るところで糞害

          寄付って本当に正しいのか

          納豆・かき氷・高級旅館から考える子育てと神の行方

          子どもの頃に親が納豆を美味しそうに食べていれば、子どもも納豆が好きになる可能性が高い。関西などで親や周囲の人間が納豆が嫌いであれば、子どもは納豆が嫌いになる可能性が高い。外国人にとってもハードルが高い食材であることからも、好きな匂いや嫌いな匂いは、幼少期の親の嗜好に依存する割合が大きいと言える。 かき氷は色は違えど、味はどれも同じである。しかし、人間の脳は赤く着色されたかき氷をイチゴと錯覚し、緑に着色されたかき氷をメロンと錯覚する。イチゴ味、メロン味という商品名も先入観を持

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