【レポート】愛媛県内子町で企業合宿型ワーケーションを実施しました!
愛媛県内子町にて、**令和5年度愛媛県企業合宿型ワーケーション定着促進事業費補助金**を活用した企業合宿型ワーケーションを実施しました。
今回の目的は、森林自然環境や林業現場の視察及び林業関係者並びに自治体職員等関係者との意見交換、懇談を目的としたワーケーションを通じ、同町における持続可能な林業の実現に向けた森林価値可視化事業の実施を検討することです。
▼概要
❶ワーケーション滞在期間:2024年1月30日(木)〜2月2日(金)
❷ワーケーション滞在拠点:COWORKING-HUB nanyo sign(南予サイン)
❸参加者:計5名
アイフォレスト株式会社 2名
andSCAPE合同会社役員 1名
一般社団法人日本テレワーク協会 2名
※愛媛県内子町はココ↓
▼実施レポート
滞在1日目
COWORKING-HUB nanyo sign(南予サイン)チェックイン後、ゲストハウス「内子晴れ」の山内オーナーにアテンド頂き、江戸時代後期から明治時代にかけて木蝋(もくろう)の生産によって栄えた町並みを案内いただき、歴史、文化に触れることができました。ただ、保存地区が故に、細かいルールが多いせいか空き家になっているところも多く、高齢化が進み、管理するのが大変っと言った地域特有の課題も、、、。視察後、チームメンバーで歴史的な建物をどう使って、後世に遺せるかを議論し、今後、サテライトオフィスとして活用も考えていきたいですね!
滞在2日目
午後、町内にバイオマス発電所を運営されている内藤興業さんを訪れ、内藤社長よりバイオマス発電所を作った経緯や未利用木材をチップ化し、燃料として有効活用しているといった地域資源循環について学びました。また、未利用木材を雨の日に集めることを林業事業者へ依頼することで、安定した雇用環境と賃金アップにも貢献しているそうです。素晴らしい!
次に内子龍王バイオマス発電所の効率的な発電機器配置、廃熱利用、遠隔監視機能を視察。地域内資源でのバイオマス発電が、道路寸断などの緊急時でも持続的な電力・熱供給を可能にするとの認識を深めました!
滞在3日目
午前、武田林業さんが管理する倉庫の視察と事業内容をご案内頂きました。木を切らない林業を事業の中心にされ、杉の葉から抽出した消臭成分を元にした消臭スプレーの製造、販売や木工CNCルーターShopBot、旋盤加工機械、レーザーカッターなどの木工加工機械を用途によって使い分け、家具から雑貨製造、販売まで幅広く事業を展開されていました。
午後、コワーキング「南予サイン」へ戻り、高知県黒潮町さんも参加した内子町脱炭素、森林資源活用&循環についての意見交換を実施。冒頭、アイフォレストの取り組みを紹介しつつ、内子町での2023年3月ゼロカーボン宣言や内子町脱炭素戦略の内容をご説明頂きました。この戦略の中で「森林資源」が大きなテーマになっており、アイフォレストとしてもドローンを使ったリモートセンシング技術で林業作業の効率化を支援したり、山主や林業事業者へ向けた新たな収入源(価値)=民間独自の内子町版ボランタリークレジットの創出しなどを今後のテーマとし、定期的に内子町へ伺い、継続して関わっていきたい!
また、今年8月開催予定の林業体験型アウトドアイベント「ワンツーツリーフォレスト」に参加させていただくことが決まり、当日は全国からイケてる林業者、ファシリテーターをお招きし、トークライブを開催予定。乞うご期待!
滞在4日目
南予サイン山口さんをファシリテーターに、メンバー全員で視察&ワーケーションの振り返り(チェックアウト)を実施。3泊4日で感じたことシェアしつつ、次回へ繋がる課題設定や解決へ向けたアクションなどを話し合うことができました!
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