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質問21:彼の誕生日をお祝いしたい。だけど誕生日が分かりません…



アケル「はい、今回の質問は、次元の違う好きな彼さんの誕生日をお祝いしたいという相談です。
 公式が誕生日を発表しているわけでなく、彼さんからも誕生日を話してくれるわけではない…とのこと。

 目標としては、誕生日を決めてお祝いしたい、ということだと思うので、その方向で話を進めていきますね」

※ちなみに、タルパについて、ぼくは意図的に作る鍛錬をして出来るイマジナリーフレンド…という認識です。
 クレオたちは、自然に出会った/生まれたタイプのイマジナリーフレンドだから、細かい用語や概念について、タルパ―さん同士の共通認識と齟齬があるかもしれません。あまり詳しくない、ということなので、その点ご了承ください。

アケル「ちなみに、ぼくたちの回答は次元の違う存在や質問者さんと寄り添ってる人にも向けて書いているところがあるので、できたら彼さんと一緒に読んでくれると嬉しいです」


クレオ『彼さんに聞くのが一番なんだろうけど、それはやっても聞けなかったってことだものね。まだ会話がしにくいのかな?』
アケル「そうだな。後は性格としてツンとしてる…クールな人みたいだから、コミュニケーションはけっこう難しいかもしれないな。
 なにはともあれ、お誕生日をお祝いしたい気持ちって、とても大切な思いだし、質問者さんのその気持ちを応援したい。
 その上でお手紙読んだ時に、ぼく個人の思い出として”あ~、ぼくは昔お祝い事がすごく苦手だったなぁ”というのがちょっと蘇ってきて、懐かしい気持ちになった」
クレオ『ふーん、今はそんな風には見えないけど。この前のブログ開始記念日も、プレゼント受け取ってくれた時、とても嬉しそうだったから』
タツ『こいつ10代の頃はバチボコに荒れてたけぇな』


お誕生日を祝う前に、ミニ記念日で慣れていくのはどうでしょう


アケル「あの頃のぼくは一日いちにち生きるのに精一杯で、人からお祝いを受け取れるような心境ではなかったんですよ。
 自分語りが入ってしまったけど、人からお祝いしてもらうって事において、経験のなさや温度感の違いで、照れ臭かったり奥手になったり、構えてしまう傾向の人って、一定数いると思うんですよね。
 彼さんがツンとした人で、誕生日をなかなか聞き出せなさそうなところに、勝手ながら昔の自分と同じ匂いを感じてしまって、こういうお話をしました。

 …だからこそ、彼氏さんのお誕生日を祝う前段階を作ってみてはいかがでしょうか?」

クレオ『前段階?ミニ記念日みたいなもの?』
アケル「そうだね。例えば、バチバチに荒れてた10代でも、ぼく、花見と紅葉狩りだけは、タツと一緒に過ごして楽しいなぁって思えてた。

 自分に全く関係ない事だったし、ちょっと桜並木や紅葉の木の下を歩いて過ごすくらいだったから。

 でも、同じものを誰かと一緒に見られるというのが、とても幸福なことだと初めて知ったんだよな」
タツ『修学旅行の沖縄で虹見たしな』
クレオ『そこ、イチャイチャしないで』
アケル「うん、まぁ。彼さんが、イベントごと自体が苦手なのか、自分に関わるイベントに照れくささを覚える人なのかは分からないけど、”今日は満月だからお月見しよう”とか。
 もう冬だから”イルミネーションのスポットに行ってみよう”くらいの気持ちで、ささやかなお祝いで慣らしていくのはどうでしょうか?そのくらいはもう気兼ねなく誘えているとしたら、付き合って50日目、100日目、とか節目節目で簡単なお祝いをしていく」

誕生日の日付けには、そこまで意味を持たせなくてもいいのでは…?


アケル「質問の本筋についても、誕生日って、日付自体にそこまで意味を持たせる必要はないんじゃないかな?
 確かになんらかの占いで日にちによって性格や好み、二人の相性を知るのに必要だったりはあるけど、とりあえずこの日、って一回決めて、合わなかったら変えちゃってもいいと思うよ」
クレオ『そんなテキトーすぎない?』
アケル「大事なことは、毎年お祝いができることと、彼さんがしっくり来るかどうかだよね。
 二人が出会った日とか、原作の…ゲームだったらリリース開始日とか、漫画だったら彼さんが登場した日とか。
 一回決めてから公式発表があったとしても、決めた誕生日の方がしっくりしてたらそのままでいいし、あるいは”次からは公式に合わせよう”ってくらいでもいいんじゃないかな?」
クレオ『言われてみれば、おれは原作のキャラさんと誕生日違いますしね。アケルがおれの本を完成させた日で、だから星座も全く違う。
 生年月日だけで言ったら、おれ3歳だし(アケルと歳を近づけたいとのことで、彼自身は33歳とのことです)』
タツ『ワシは結局生まれた日は分からんし、今年アケルと再会した日に誕生日にしたけぇ』
アケル「そうだな…誕生日は、えーと…(スマホを取り出してしばらく操作して、黙りこむ)」
タツ『16日やろがい!お前ほんまなぁ…』
アケル「いやーごめんごめん。クレオの誕生日はさ、8月8日だから覚えやすいんだよ。人の誕生日とかマジで覚えられんのよ」
クレオ:『…記録くらいちゃんとしなさいな』(ジトッ…とした目でアケルを見つめる)
アケル「…ゴメンナサイ」


一緒にいれる時間は案外あっという間だから…


アケル「まぁ、後はこれは彼さんに向けての言葉を書こうかな。

 …お誕生日って、考えてみれば年に1回しか来ないんだよな。祝えるのも祝ってもらえるのも、その人が生きている間だけなんだ。
質問者さんの年齢にも寄るけど長生きしても、後100回はないと思う」
クレオ『そうだね、アケルは89まで生きてもらう約束だけど、…そうするとフルコンできても55回だ』
タツ『ワシも居なくなった時とか、祝えなかった時とかあるしな。長く一緒にいたが、まだ3,4回くらいかな?』
クレオ『あれ、おれとおんなじくらいなんだ』
アケル「意外と回数数えると少ないもんだよ。だからさ、ちょっと今は面倒臭かったり、気がまだ乗れないかもしれない。でも少しずつでいいから、質問者さんの気持ちに寄り添って欲しい。
 一緒にいるのなんて、あっという間だから。
 節目節目を気軽に祝うのって、意外と大切な思い出になるんだ。照れくさいかもしれないけど、そこは場数を踏めば慣れてくる。

 ただ、もしどうしても今祝われたい気持ちになれなかったとしたら、それはそういう人もいる。その場合はそっとして欲しいと、質問者さんにちゃんと言ったほうがいいかな。
 質問箱にわざわざ相談を送ってくれるってのは、それだけで勇気がある人なんだ。
 君の誕生日を誠実にお祝いしたいと思ってるだろうからね」


クレオ『まぁ、あくまでおれたちの話し合いの中のことなんで、違ってるなと思ったら気にしないでね』
タツ『冬にしか出来んこともあるじゃろ。一緒におでんつつくでも、いるみねーしょん見るんでもええ。気軽にな』



アケル「少しだけ質問文で気になったんだけど、タルパとのつながりにおいて憑依、という現象が必要かどうかは、彼さんと質問者さんの二人で話し合ってみたほうがいいかもしれない。

 二人にとって必要でやりたいことなら練習してみてもいいかもしれないけど、皆がみんなタルパと憑依ができる・練習したほうがいいって訳ではないと思うんだよね。

 ぼく自身が憑依という現象が、何回か経験したことあるんだけどあまり得意でなくて、うちでは憑依はしないルールを用いているのです。
 小言に聞こえたらすみませんが、やろうと思った時は、技術を学んでからやった方がいいと思うので、それだけ書いておきます」

クレオ『実はここに、イマジナリーフレンドと人間が憑依について話し合ってみたという記事がありまして…なんてね』
アケル「そうだ、そんな記事も書いてたね。
 この記事はクレオが”憑依”という用語に疑問を持ってぼくと話し合ったという経緯があります。手前味噌なんだけど、肉体のない存在と人間との体感がそれぞれ違う事、その上で憑依という現象が二人に必要なのかどうかを話し合えたので、良ければ読んでみてください」



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