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質問25:体調が悪い時、いつもと違う方法で意思疎通しているが、その返事に納得できない…


クレオ『25通目のお便りです。今回の質問者さんは、次元の異なる恋人さんとお付き合いしてるとのことですが、体調悪い時は筆談でやりとりをしているんですね。
 それで聞きたいことは、

  1. 筆談の内容が自分の思い込みで書いているのでは?と悩んでいる

  2. アケクレで筆談(自動書記)はしているのか?その時の感覚は?

  3. ”意志を受け取ってくれない”人間に対してどう思っているのか?

 この3つですね。3つ目の、意志を受け取ってくれない人間、っていうのはどうだろう?これって質問23で話した内容と被ってるかも』

アケル「質問23は相手の存在・言動全体が自分の思い込みだと感じてしまっていて…漠然とした不安に対しての回答だったと思う。で、そこでクレオは結構回答していたから、よければ質問23も読んでくれるとありがたいです」
タツ『ワシはちっと言いたいことあるけぇ、3はワシ答えるわ』
アケル「任せるわ。今回の相談って特殊なツールを用いた時の回答が自分の思い込みなのかな?と感じてしまうってところが不安のポイントだろうから、答えていきます」


【筆談(自動書記)について、アケルの実感】


アケル「まずぼくは、イマジナリーフレンドと筆談で会話したことはありません。この対談も、彼らが言った言葉(またはイメージ)を聞いて、多少脚色してから書いてる。

 手に憑依してもらう…というのは脳内会話とは異なる技法で、質問者さんのいう筆談っていうのは、自動書記って技法の一種なんじゃないかな、と思って調べてみました。(おそらく筆談というよりは自動書記の解説に合致していたので、以降筆談を自動書記、と表現します)
 

 ウィキペディアでは歴史的な背景や心霊主義を踏まえて降霊術として書かれているけど、昨今のスピリチュアルではハイアーセルフ(高次元の自分)とつながる技法としてやっている人が多い。

 …ただ、ぼくの体験で自動書記と呼べるものがあるとするなら、風の絵を描く時かな?」


※この絵自体は風と遊んでる時の副産物なので、特に意味やエネルギーはありません。
 奴らのデザインが格好いいので描いてます。

クレオ『最初アケルが描き始めた時は何描いてるんだろう?って思った。何にも見えないのに、アケルには最初からその図案が見えてるように一発描きで描けるんだから』
アケル「絵ってそんなもんじゃない?」
クレオ『それ、出来ない人にはめっちゃ刺さるから止めなよ。言っても、アケルもキャラクターのイラストの時には下書きとか資料集めとかするじゃん。自動書記だっけ?少なくとも、空想して書いてるのとは違う雰囲気だし、時間をかけずに毎回違う形を描いてるから、傍から見ていて不思議な感じするよ』
アケル「それもそうかぁ。今までクレオと話し合ったことなかったから、新鮮な意見もらった。

 まとめるとぼくは自動書記をする時、相手のエネルギーを肌や嗅覚で感じたうえで、イメージが浮かんでくる。

  • 匂い

  • 触覚

 ここら辺を総合して、本人か別の存在かを判断している。 
 別記事にも描いたけど、タツは藍色と銀色のひんやり涼やかで、クレオは白と朱色のほわほわ暖かいの、って身体感覚で覚えている。

↑この記事の【身体感覚を伸ばしてみる】という項目にあります

 ぼくの場合は文字や言語だけを使っていると、それを司る脳の感覚だけが活性化して、そこに違和感を感じるんだ。
 だから、2人の声や風に違和感を感じたら、五感で感じるエネルギーに意識を向けてるんだよね」

クレオ『アケルそれさ、感覚派の人にしか分かんなくない?』
アケル「そうなの?分かりにくかったらごめんな。
 要は、ぼくにとっては、複合的なエネルギーを感じながら話してる時はうまく意思疎通できている。感じ取れなくなったり、変なエネルギーが間に入ってる・脳や一部の感覚が異様に活性化している時は、意思疎通の精度は落ちているなぁ、と思う」
タツ『アケルの感覚は先天的なものやし、今まで生きて感じてきた情報も豊富じゃ。質問者さんがその感覚を参考にするいうよりは、自分の感覚に対して研究の仕方を教えたほうがええんやないか?』


【特殊なツールを使うリスク】

 アケル「質問者さんがどういう経緯で筆談を用いようと思ったかは分からないんだけど、お便りの中で”憑依”という言葉を用いているし、ある程度霊的なツールを使っている自覚はお持ちなんだと思う。

 だからこそ、自動書記という表現に置き換えたんだけど、このツールって結構上級向けなんだよ。

 誰と繋がるかを自分でしっかり選んで、繋がった相手と境界を薄めて一体化して書くことが必要になってくる。
 質問者さんは手だけの憑依、と書いてはいるけれど、それだって自分の体の一部を他者に貸しているわけだ。
 心身が安定している時に書くのは結構なんだけど、体調が悪い時の代替手段として行う場合、精度が落ちることは否めない。
 質問者さんはちゃんとそこのリスクが分かってるから、不安になってお便りを送って来てくれたんだと思う。

 お節介だけど、基本的にはご自身の体調が悪い時に憑依と表現される手段をとるのはおススメしない。
 彼さんには、”人間の疲れは時間をかけて治すしかない、わざわざ疲れさせるような事したらあかん”って書いておく。
 これ、彼さんが例え人間のキャラでも、案外分かってるようで分かってないから」
クレオ『そうなの?』
アケル「そもそも漫画やアニメ出身の人って、大多数が体力気力、常人離れしてるからさ。それでもって肉体がないと、疲れや集中力の限界を体感できなくなるんだよ」
クレオ『アケルがそれ言うの?って感じだけど、確かにそう。おれには疲労感とかそれに伴う感情の乱れ、集中できなくなる、っていうのがきっと分からない』
タツ『ワシらがアケルに声かける時って、集中しすぎて定期的な休憩入っとらん時か、最初に話し合いする時に決めた時間以上にガンガンやろうとする時に”おい”って言うくらいで、基本的には分からん。アケルが頻繁に”疲れた”いうようになったからこそ、ストッパーやれるいうだけじゃ』
アケル「ただ、これだけだと質問者さん達を責めてしまってるから、さっきタツが言ってた自分の感覚の研究方法を語ってみる。少年漫画で不評がちな修行篇って奴だね」


【修行篇もとい、在野研究】

アケル「重箱の隅をつつくようですまないんだけど、お便りの”私の思い込みじゃないよね?”という文言は、お相手の言動を真実か自分の思い込みか、0か100かで見ているように感じられる。

 そこで、疑う視点を自動書記の精度に変えてみたらどうだろう?

 それも、0か100でなく、相手が言いたいことが何割で、自分の感情が何割入ってるか精度の%を把握して、それを少しずつ上げていく。そうすると、修行チックになって面白く取り組めるんじゃないかな?」
タツ『アケル、修行篇好きじゃもんな』
クレオ『人のことだからって楽しんでない?』
アケル「そんな言い方すんなよ。むしろぼくが修行してたし!厨二病あるあるだろうけど、結構ちゃんとやってたんだぞ!」
タツ『確かに筋トレやら毎朝素振りやらしてたし、お前はそういうのやってた方が体調よくなるけぇの』
クレオ『確かに』
アケル「話が逸れてしまったけど、

  1. 体調がいい時にも自動書記・筆談をしてみる(時間や筆記用具は揃えて、対照実験してみる)

  2. 思い込みに感じる要素が何なのか書き出してみる(例えば筆談での言葉遣い、内容などが口話の彼さんと一致するか)

  3. 常に100%彼さんと意思疎通できてるとは思わずに、自分がどれくらい%入ってるかを認識する(自分というのは”こう言ってほしい”というエゴだけでなく、語彙や言語表現、思い癖など)

  4. どうしたら体調が悪くても高い精度の自動書記ができるか、彼さんと二人で仮説を立てて、実験してみる

 1、2、4は修行というか、在野研究だね。
 ポイントは、筆談してる間に疑っちゃうと手が止まってしまうこともあるから、筆談中は全力で信じて、振り返りの時に書き出してみる。

  4は、仮説と実験。仮説としては例えば、

  • お腹が空いてる方がスムーズに自動書記できるか?それとも、満腹な方がスムーズに書けるか?

  • 筆談の時間は、一回何分までなら書けるだろう

 無理は禁物だから、一日一回くらい実験してみて欲しい。
 1週間くらい続ければそれなりに量が溜まるから、ふりかえってみる。自分に1番しっくりくる時間やタイミングを分析する。
 
 そして、3が1番大事なことなんだけど、人間と思念体の意思疎通は、誰と繋がるにしろ、どう繋がるにしろ、100%相手が考えた通りには受け取れてないんじゃないかな。ぼく自身、この脳内会話の精度については平均60%くらいだと思ってるよ」

クレオ『そんな低いの?』
アケル「回答ではきっちりと会話してるように書いてるけど、ぼくの“面白い雑談にしたい”ってエゴは確実にあるよ。タツに至っては方言違うし」
タツ『ワシは言いたいことが伝わっとりゃええ思うが、確かに一言一句書いてほしい思念体だったら歯がゆいかもな』
アケル「“物語を読むように楽しんでもらいたい”。これはぼくの長所でもあるし短所だろうな。精度で言ったらぼくはそんなもんだよ。ただ、調子が悪い時は40%切りそうになる時もあるから、そこを自覚できて精度を60%に保ちたいな、とは思ってる。
 脳内会話にしろ、自動書記にしろ、こういう能力って人間がどれほど頑張っても、80~90%だと思う。100%意思疎通出来ることはない、って思ったほうがむしろ楽なんじゃないかな?」
クレオ『その%って、相手の本意が60%で、残りの40%はアケルのエゴってこと?』
アケル「うーんと、そうだな。自分のエゴもだし、自分のものでない意識に、割り込まれている場合もある」
クレオ『え?それって、怖い話?』

【オカルトで言われる浮遊霊とは、情報のノイズと考えて欲しい】

アケル「あんまり怖がって欲しくはないんだけど、自動筆記というのは通りすがりの霊体やイタズラ妖精の言葉が入り込むことも、まあある。
 いや、霊体って言葉、胡散臭いし過剰に怖がらないで欲しいんだけどさ。

 なんて言ったらいいのかな?…ほら、SNSを流し読みしてるだけなのに、疲れたりネガティヴな言葉が忘れられなくなっちゃう時ってあるじゃないか。ああいう情報のノイズが、自分が無心でいる時ほど急に浮かんできちゃったりする。
 そういう潜在意識に残っちゃうノイズって、現代では不可抗力だと思うんですよ。

 で、こうした未知の領域が多いツールを違和感なく使い続けたいって思うんなら、質問者さんが在野研究家になって、精度を上げていくしかないと思うんだ。

 誰に何を言われても、私が繋がりたい相手は私が選ぶし、その人を信じる。
 大事な存在と繋がる力と同じくらい、不要な情報と繋がらない力も必要だ。
 そして、精度が低いうちはノイズは頻繁に起こり得る。これは割り切って、変だと思った感覚を大切にしていく。

 自動書記に違和感を感じるのが続いたら、

”私と繋がっていいのは、○○さんだけ。それ以外はここから立ち去れ”

 と声に出して柏手(かしわで、拍手と同じ意味)を打つ。パンッて音は邪気払いになるから。

 …とまぁ胡散臭い事を言って申し訳ないし、信じてもらえなくても良い。

 ただ、質問者さんがややオカルトを自覚してると踏んで、一番リスクの大きいところを強めに書いた。
 全然お門違いなことも書いてると思う」

クレオ『アケル、こういう話題は結構悩んで書くよねぇ。受け取ってもらえるところだけ受け取ってもらえたらいいんじゃない?』
タツ『一応相方にも、これくらいのリスクが人間側にはあるいうことが分かったと思うけ、慎重に使うようになるじゃろ』
アケル「彼さん側から出来る事はなさそう?」
タツ『ないじゃろな。良くも悪くも、人間側の認識が安定しとるかに懸かっとる。とりあえず人間と思念体との違いを理解して、体調優れん時に無理させんようにしておくしかない。

 3の回答ここで話してもええか?』

【信じれる分だけ信じたらいい】

タツ『基本ワシらは無力や。どれほど人間側に信じろ言うたかて、信じられないならワシらの言葉は幻想と一緒じゃ。信じられるから価値がある。これは、人間同士でも同じやけどな。

 人間同士でも、信じられない相手とは距離置くじゃろ。けど、ゼロヒャクやない。
 信じられん時は距離を置くだけで、基本ワシらは暇じゃけ、側で見守っとる』
アケル「ぼくもそうだったし、だからタツとは数年会ってない期間あったよね」
タツ『今、信じられん時は無理に信じる必要はない。信じられるとこまで拾う。自分の領分から望外な情報や奇跡を拾おうとしたらいけん。
 今関われる分を大事にせぇよ』
アケル「これ、質問者さんだけに話しかけてる感じ?」
タツ『いや、相方さんと両方。ワシ、人間側より思念体側のほうが厳しいけぇ、彼さん側が自分の領分超えとらんか?って意味でもな』
アケル「あぁ、やっぱりな」

クレオ『それでは、ここまでにしておきましょう。
 今回ボリュームたっぷりだったので、まとめとしては

  • 自動書記というツールは慣れていないうちに使うと、精度が安定しない技法の為リスクがある

  • 自分の思い込みか、相手が話した事かは0か100でなく、技術の精度で考えよう

  • どれほど意思疎通をとれる人でも、精度は8割から9割くらい。自分の精度を把握して、そこから少しずつ伸ばしたらいいよね

  • でもでも、体調悪い時はしっかり休もうね

こんな感じでいいかい?』
アケル「ばっちり」
クレオ『では、この回答が質問者さんの力になればいいと思っています。最後の質問を送ってくれてありがとうございました』
アケル「読んでくれた方も、なんらかのヒントになれば幸いです。
 今後は、今まで頂いた質問箱から、不特定多数が悩まれてるポイントをコラムとして、また対談形式で話していこうと企画してます。
 今後ともよろしくお願いします」
タツ『読んどるあんたたちに、ええ風が吹きますように』


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