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第49回四国理学療法士学会の参加・発表を終えての感想 〜コロナ禍の遠隔授業の満足度について〜

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先日,2021年10月2日(土)に無事挙式を開催したのですが,その翌週の10月9日(土)は本校の文化祭運営,それと兼ねながら10月9日(土)・10日(日)は四国理学療法士学会(リモート)に参加,発表していました.両方を同時遂行できる点がリモートの良さでしたね↓


本当は表紙にあるように,香川県の父母ヶ浜の夕焼けを見たかったです...!
でも,まだコロナ禍が落ち着くまでは我慢ですね.

今回は自分の奥さんにも学会発表してもらい,随分苦しそうにしながら無事発表を終えてました(笑)バリバリ系療法士ではない限り学会発表することは大きなハードルに感じると思います.挙式準備もあるなか,学会発表まで並行して完遂できた奥さんは,半年前の高知県理学療法学会に引き続き,3回目の学会発表を良く頑張ったと思います.

厳しい言い方かもしれないですが,学会発表することが全てではないものの,そうやって言えるのは発表したことある人が後で振り返って初めて言えることですし,経験年数とコミュ力のみで過ごしていく理学療法士(PT)になってほしくない,という僕の思いで奥さんに提案しました.その経験年数に応じた,見える部分も含めた努力と,深く臨床を振り返る機会になれたらと.

「数年働いたPTなら数回くらい学会発表くらいしよう.今後指導する後輩にも示しがつかないし,認定PTも何か1つは取得しよう.」

という僕からの提案により,奥さんの学会準備と認定PTの準備は始まったのです.笑

・なんで認定PT試験がクリスマスに開催されるんだ...
・元々県外で開催される予定だったのに,各都道府県内で開催されることが決まり,また旅行も兼ねることができなくなった...等々,

色々考えている全国のPTさん,奥さん,僕と考えていることは山々ですが,コロナ禍で準備が大変なPT協会の方々に感謝して取り組みたいですね!

次は,今回発表した自分の演題についての報告です.
まず学会抄録集は参加者ではなくても,誰でもダウンロードできるようになっていましたので添付します↓


次に,そのなかにあります,私の抄録も添付します.演題内容は,3種類のリモート授業(オンデマンド型,同時双方型,課題配信型)の受講者の感想をまとめたものです↓

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遠隔授業の展開方法は,ネット上に一定の情報が増えてきました.日本理学療法教育学会のページにも,複数のオンラインツールが情報提供されています↓

しかし,それらを受講した学生たちの感想がまとめられていないのが現状です.臨床と同じく,本人達がどのように感じているかの反応(感想)も把握しないと,そもそも何を継続してよいのか?判断しにくいです.

今回の演題は計量テキスト分析も実施して,学生の自由記述の文中から,関連した学生の感想をグループ化しました.そこから初めて見えてきた学生意見もあったので,非常に興味深い結果でした.

私の結論は,リモート授業にしかない強みもあるため,コロナ禍が落ち着いても,今後も「対面授業と併用」することが良いかと感じています.

これは,決して療法士養成校のみの課題ではなく,他大学でも抱えているかと思います.ネット上にZoom,Google等の使用方法に関するマニュアルも増えてきていますが,最近はICTをただ使用するだけではなく,ICT×学級運営等の教育成果を見据えた書籍も増えてきています.対象が小学校・中学校と記載されている書籍もありますが,この中学校教員向けの書籍を活用できれば,大学生にも汎化できると思います.卒前教育でICTを活用されたい方は下記書籍もご活用ください🤗


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