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じぶんでかんがえたおはなしです。
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2022年2月の記事一覧

¥数千億の貯金

MiSu bank、SuR bank に 合計¥数千億の貯金があるので べつにはたらく必要もないのですが からだの健康のために 今日もいちにち 働こうとおもいます …………………………………………………. 想像力は知識よりも大事だ。 知識には限りがある。想像力は万物を包み込む アルバート アインシュタイン 空想力は生きる為に必要だ。 貯金には限りがある。しかし空想力はそれを無限にする ヨネタニ イエツグ

ほしいものはなんでもかいなさい

古ぼけた ちいさなアパートに 男は住んでいた さむい冬の夜 夕食の準備をする ちいさなカップラーメンにお湯をそそいで…………. 今日の夕食はこれだけ。きのうもその前もそうだった。 男には多額の返済しなければならない債務がある為 じぶん自身が自由に使える額は ほんのわずかだった 男がちいさい時、彼は広大な土地を所有する大豪邸に住んでいた 一族は国家予算ほどの莫大な富と財産を所有しており 男は必要以上に恵まれていた 彼の父親はじぶんの息子を溺愛していた とにかく 何不自由

うちゅうからの侵略者

広い宇宙のいっかくにある N星から  数百、数千の円盤が飛び立った 彼らはさいきん発見した 地球 という星を じぶん達のものにしたい と考えていた N星のN人たちは 侵略する際のひつような情報を得る為 特殊偵察部隊を地球に送り込んでいた 総司令官 たいへんです 彼ら地球人はそれぞれに 小型のハイテク機器を装備しております なんだと! それは本当か? はい 一部の地球人ではなく 大多数の地球人が その小型のハイテク機器を持ち歩いております しかもレベル10から20ま

日曜日の夜に

日曜日の夜 おとこは明日の事を考えていた そしてふと 手元にあるMbankの通帳をのぞいてみる ざっと 大都会の中心地におおきな豪邸を数十軒、いや数百軒 買えるほどの額の貯金があった それほどの貯金があるにもかかわらず おとこは独身で恋人もなく、趣味すら無かった 住んでいる部屋には物がほとんどなく 無機質だった ………………………………………………………. 明日は月曜日 人生に必要な、何かたいせつなものを探すため とりあえず 明日からまた一週間  社会に出て 働い

使い切れないお金

こまった ………. Yをイニシャルに持つY氏は、深くため息をついた 毎日 大量のお金を使っているのだが いっこうに減らないのだ ある日 世界のしくみをつかさどる世界評議会はY氏に 毎日 お金を使い続けるように命じた そうしなければ  世界の金融システムは崩壊してしまう Y氏は異議を唱えようとした しかし世界評議会は世の中の真実、 絶対的な存在だ。異議は許されない。Y氏も含めすべての人々は 世界評議会の決定には従わなくてはならないのだ その日以来、Y氏は毎日大量のお

休日bank

ある晴れた日、Yをイニシャルに持つY氏は  ひとり 部屋でごろごろしながら くつろいでいた 今日は天気がいい Y氏は気分がよかった 少なくとも あと半年はゆっくり休むことができるからだ Y氏は2,3年前 職を失い無職となった すぐに仕事がみつかればよかったのだが なかなか 思うようにゆかない 貯金ものこりわずかとなり、生活費 家賃などの支払いの心配も出てきた いったい どうしたものか………… いろいろ 試行錯誤したあげく Y氏は 休日bankを利用することにした