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公務員2年目

こんばんは。IERU(挑戦するマン)です。前回は、公務員1年目に上司から受けた仕打ちと、それを糧に学んだ経験を書かせていただきました。まだ見ていない方は、ぜひご覧いただいたうえで、スキやコメントいただけると嬉しいです。
さて、今日は前回の続きのお話、2年目の出来事を書かせていただきます。

事務分担の変更

1年目に担当した業務の事業予算は、年間1憶5千万円程度でしたが、2年目には年間2憶5千万円程度の事業を任されることになりました。1年目に仕事を教えてもらっていた副指導監から引き継ぐことになるのですが、これが想像の3倍大変だったのです。

どうやって仕事をしていたかがわからない

副指導監は、IERUが引き継ぐことになった仕事をこれまで6~7年程度続けてきた人でした。これだけ長く仕事をしていると、なんとなく感覚で仕事を出来るようになっているため、メモ等のコメントが記載されておらず、成果物だけが残っているような状況でした。それならそれで、質問をした際に完璧に返ってくれば良いのですが。「どうやってやってたかなー、忘れてまったなー」と返ってくる始末でした。。。(´;ω;`)
決算等の報告は、数字だけが残されているわけです。資料を見て一目で整合をとれるものについては良いですが、複数の数値を合算しているケースは大変です。前年度分の答え合わせが必要なので、倍以上の時間を費やすことになりました。幸い、1年目に学んだ”自分で調べる”精神のおかげで、なんとか乗り越えることができました。

現場業務の増加

IERUは工業系の高校を卒業してはいますが、通信関係の課を専攻していましたので、土木は全くの素人です。1年目の業務は、施設の維持管理がメインでしたのでまったく問題と思いませんでしたが、2年目から下水道本管の新設工事も担当となりました。現場業務のなにが大変だったか、以下に示します。

1.事務時間不足
単純に現場に出ている間は事務仕事が出来ません。現場が動いている最中は、やれ材料検収だ、やれ施工検査だ、水道管を破裂させちゃいましたーとかいろいろあるわけです。ただでさえ、前任者のせいで事務仕事の負担が増えているのにキツかったです。

2.知識不足
積算・施工管理業務は外注しているのですが、突発的に発生した事案については、施工管理の確認を待っていると、現場がストップするためできるだけ迅速な指示が必要でした。さらに、突発的な事案については、なかなか机上の知識のみでは解決できないことが多く、経験がものをいう部分でもあったため、業者の方々に迷惑をかけることも多々ありました。

3.増額変更額をイメージできない
これは、2.知識不足と共通する部分でもあります。IERU自身が実際に経験したことを書かせていただきます。突発的な事案が発生した際に、迅速に指示をした結果、最適な指示を出来ていませんでした。その結果最適な指示をしていた場合との差額が100万円近く(請負額は2000万円程度)出てしまい、課長にも怒られたことがありました。その時は業者から早く回答してくれと、プレッシャーをかけられていたこともあり指示しましたが、もっと周囲の方々に相談するべきだったと反省しました。

これらの理由から、IERUにとって現場業務が大変と思う理由でした。

国道上での工事

IERUが工事担当となった年から何年かぶりに国道上に下水道本管を新設することに決まっていたのです。国道に埋設物を新設するとなると、埋設物の数量や、位置、面積等を正確に書類として提出する必要があります。また、施工時の安全面も綿密に決めなくてはいけません。
積算の業者と手探りながら、何度も管轄の国道維持出張所へ足を運び、協議を重ねてようやく許可にこぎつけることができました。
しかし、その時点では9月を迎えており、結果として冬季中に国道上で作業をさせることになってしまい、業者には申し訳なく思います。幸い、事故がなかったのが救いです。

課長補佐の自治大学校

役所に勤めていると、40歳前後(自治体により差はある)の有望な職員が、自治大学校(千葉県)に3ヶ月程度勉強に行くことがあります。IERUの係で一番信頼していた課長補佐が選ばれました。その間、課長補佐の仕事をIERUが担当することになりました。自身の業務にも精一杯のなか、一度も経験したことがない業務を更に負担するのはしんどかったです。しかし、自治大学校に言った課長補佐に、一度も業務の問い合わせをすることなく終えれたのは、自信となりました。ただ、課長補佐からは「一度も電話来なくて寂しかった」と言われました!(笑)頑張りすぎるのも考えもんですね。。。他人への配慮が足りないIERUでした。。。

最後に

2年目に経験したことを書かせていただきました。業務内容が大幅に変わったこともあり、大変苦労しました。しかし、この年がIERUの公務員史上最も大変な年だったと言えます。この年のおかげで大きく成長できたと実感しています。
皆様にも、困難な時が訪れるときがあるかと思います。めげずに1つ1つ頑張っていきましょう。全てが一度に解決することはないでしょうから。
ここまで見てくださった方、ありがとうございます。スキやコメントを頂けると、モチベーションアップになります!よろしくお願いします♪

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