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「本当にやりたいこと」の名前がわかるまで#3
オルタナティブスクールで低学年クラスの担任をしています。
この記事では、子どもの頃になりたくなかった職業〈学校の先生〉=自分のやりたいことだったとわかるまでのプロセスを書いています。
これまでに、学生時代のこと+絵画療法を学んでからのことを書きました!
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絵画療法をやってみての一番の収穫は、「子どもが子どもでいられる時間を守りたい」という動機をみつけたことでした。
人や自分の悩みを扱っていると、とにかく、子ども時代に子どもでいられなかったことへの怒りや悲しみがほいほい出てくるんです。
子ども時代、納得のいくまで子ども子どもできていれば。いい大人に出会えていれば。わたしもみんなも、何かが変わっていたんだろうなぁとつくづく思いました。
でも、終わったことは変えられないので。だったら、これからのこと・未来を変える方向で動きたい、子どものために何かしたい、と思うにいたりました。
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手段として思い浮かんだのは、家庭でも学校でもない、第三の居場所として子どもに関わること。たとえば習い事の先生とか。
そのためには、
①子どもに関わる経験や免許・資格
②専門分野
が必要だと思いましたが、この時点ではどちらも満たしていませんでした。
まずは①のため、療育系の幼児教室・学習塾で働くようになりました。そして、②のためには、これを極めたい!と思える大好きな分野を見つけなくてはなりませんでした。
なかなか先の長い旅です。
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そんな時に、たまたま出会ったのがシュタイナー教育でした。
シンプルに、こんな教育を受けてみたかった!と思いましたし、こういう学校の先生が持つべき方向性として、
自己教育の精神 / 芸術との親和性 / 人間とは何かを学ぶこと
が挙げられているところも気に入りました。
それは自然と自分のなかに備わっていたものばかり、それを追求することが仕事になるのなら、結構いいかも・・・?
すぐに、シュタイナー教育の教員養成講座を受けはじめました。
足を突っ込んでみると、感動と発見と納得の嵐。
たとえば、大学で芸術学をやっていて生まれた問い
わたしは芸術が好きだ。でも、言うほど好きな作品があるわけではない。自分が作品を生み出したいわけでもない。漠然と、芸術的なもの、その方向性が好きだと感じる。これは一体どういうこと?
→ 芸術とは〈目には見えない世界〉から受け取ったものを〈目に見える世界〉に展開すること。〈高い世〉のものを〈この世〉へと降ろしていくこと。想いの具現化・身体化。そういう意味で、生きることも授業をすることも、芸術たりえる。
ほかにも、絵画療法の先生に言われたあの一言
あなたって、絵じゃないわよね。音楽だと思う。
→ 音楽的=〈聴く〉を介するもの、おわりとはじまりがあるもの、という広い捉え方ができる。わたしの好きな言語芸術(詩の朗唱やストーリーテリング)は音楽的なものに属する。
こんな風にして、シュタイナー教育を学ぶことで、以前から抱えていた問いの答えのようなものをたくさん手にしました。そして、〈学校の先生〉には、自分のやりたいことの多くが含まれていたんだなぁと気づくことができました。
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〈学校の先生〉=本当にやりたいことだったとわかっていったプロセスは、ここまでです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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