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幸せになりたかったら幸せに執着しない

欲しいものは心の中で具体的に描くことが必要だと思っていた。
だから、幸せになりたければ幸せになった姿を思い描いて、それに向かって努力する。
今あること、あるものに感謝する。
それで幸せになれるはず。
そう信じていた。
結果

「かえって物事が上手くいかなくなった」
「ロクでもないことが起きた」


という事態になることが多かった。
そうなると、心穏やかに前向きに過ごしてたのに何故?と虚しくなる。
感謝しながらプラス思考でいると良いことが起こると信じていたのに、どうして反対のことが起こるのか?
自分なりに考えてみた。

私の場合「こうなりたい」という気持ちが強過ぎて、それが「必ずこうでなくてはならない」という強迫観念になってしまうようである。
なので、予想外のことが起こると全てダメになったような絶望感に襲われる。
また、少しでも上手くいかないことがあると「何とか軌道修正しなくちゃ」と焦るため、更に大きな失敗を招いてしまいがちになる。

こんなことの繰り返しで、最近では幸せを追い求めないようにしている。
「なるようにしかならない」そう思って生活していると、意外にも問題なくスムーズに事が運んだり、運が良いなぁ、楽しいなぁと感じたりする。

「ビギナーズラック」という言葉があるが、私も経験している。
始めてボウリングに行った時は高得点を出して友人に驚かれたり、職場の人達に誘われて初めて釣りをした時は、ベテランの人がなかなか釣れない中、私が次々と釣り上げたこともある。

ビギナーズラックの原因は色々あるのかも知れないが、自分なりに考えてみた。
初めて何かをする時には、あまり欲がない。
「初心者で上手くいくわけがないから」と最初から期待せずに気楽にやる。
すると、変に計算したり力が入っていないからか、リラックスしてやるので上手くいくのではないだろうか。

私の経験からは、欲を出すと希望が遠ざかるように思える。
勿論、何か望むことは悪くないし、意志があるから何かをやり遂げることが出来るのも事実である。
ただ、

「◯◯でなければ幸せじゃない」
「1つでも予定が狂ったら全てダメ」

と思うのではなく、心のどこかで

「まっ、これもありかな」
「良いことがあったらラッキー」

くらいに気楽に考えている方が、結果として幸せ度はアップするのではないかなぁと思うのである。



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