見出し画像

発達サポートを考える前に自分の子どもと取り巻く環境について考えてみた。

こんな記事を見つけたので書きたくなって久々に投稿しています。
担任教諭が加害者に?  発達障害といじめの関係を探る①

我が子はいじめっ子というわけではないのですが1年生の時から「喧嘩できる方がカッコいい」「やられたらやり返す」とそんな子どもだったので校長室御用達(笑)、校長先生にも顔を覚えられるくらいの問題児でした。
そんな我が子が3年生を過ぎたくらいから「暴力はカッコ悪い」「悪っぽく見えても行動は良い子」になぜかシフトチェンジしました。

学校の中はブラックボックス。だけど必ず様子を知るカギがある


それは校長先生に顔を覚えられて、行動が制限されてきた(笑)という事とそのせいで悪ガキグループから離れた事で外から見たら暴力やいじめは「カッコ悪い」と気づいたからだと言っていました。
校長先生は我が子に会うたびに声をかけてくれて「良い顔つきになってきたね!」とか「頑張って作業してるね!」と言ってくれた様です。
それは我が子だけでなく全ての生徒にそうやって目を配り声をかけてくれているのだと思います。

そして我が子が5年生の時に隣のクラスが学級崩壊を起こしました。
先生同士の連携もうまくいっていなかったのでしょうか、3学期には担任の先生は入院してしまい来なくなりました。
我が子の担任が笑いながら「隣のクラスは大変そうですがウチは僕がきっちり見てるので大丈夫です!」と言った時には唖然としました。
この先生ではどのクラスも崩壊する...そう感じたのです。

卒業までにこの子達をしっかりまとめて送り出したい!という言葉で、今年はいい先生たちに恵まれたと感じた。
6年生になる時に先生方が2クラスを3クラスに分けてくださり、少人数でしっかり子どもたちを見てくれる、そんなクラス編成をしてくれました。
教師不足の中、教育委員会に掛け合ってなんとか3クラスにしてくれたのです。

先生が見ている中で「いじめ」を行なっていた生徒の中には家庭での親子のコミュニケーションがうまくいっていない傾向があったそうで、自分の鬱憤を弱い子(多くは支援学級の子ども達)に向けて発散していたと聞きました。
そんな子ども達の心にきちんと向き合ってくれる先生がいてくれたことで今はずいぶん穏やかになりました。
我が子が1年生からずっと仲が良く、お泊りに来るくらいだった子も5年生時には荒れてるグループの中にいたのでほとんど遊ぶこともなく心配をしていたのですが、今は同じクラスの中で落ち着いた行動を取れる様になり、また嬉しそうに一緒に遊んでいます。

子どもの「いじめ」はそれだけが原因なのではなく家庭環境・学校環境が非常に重要なファクターなのだと我が子を通じて思い知らされました。
我が家はさほど厳しくもないし、暴力を振るうこともないのですが、我が子が低学年の時に喧嘩好きだったのは、父親がよく見ていたヤンキー映画やヤン車のDVDの影響があったのは否めませんし、反省すべき点だと思っています。子どもが観るものの影響力は絶大です。心に残るものは厳選することが大事です。
すみません、少し話が逸れました😅

支援学級の先生は支援学級だけでなく全体を見て行動してくれていた。
支援学級の子達にいじめをしていた子を見つけてたくさん話をして心を開かせてくれた先生は6年生担当の支援学級の先生でした。
支援学級の先生ですが、6年生全体を見てみんなに声をかけてくれたり保護者とも丁寧に関わってくれます。
我が子のことも良く知っていてくれて、細かなクラスでの様子を知らせてくれるのでとても安心して通わせられている、という感じです。

その先生は「支援学級の生徒だけを見ていても、その子達のフォローにはなりません。大人も子どもも心の余裕のない時には弱者へしわ寄せが行きます。しっかり全ての子と向き合って落ち着いた心で生活できる様にすることがいじめを減らす重要な行動です。」と言われました。
そしてきっとどの学校にもそうやって手を差し伸べてくれる先生はいると思います。
障害有る無しに関わらず、日頃からそういう先生を見つけてコミュニケーション取っていくことはいじめや様々な問題を未然に防ぐことになるはずです。

いじめた子どもを責める前に我が子にどれだけ向き合って暮らしているか考え、我が子が学校でどんな生活をしているのか、ほんの5分でもいいので毎日帰宅した子どもとはなしてみませんか?
全家庭でそれが出来ればいじめを未然に防いで安心した学校生活がおくれるのではと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?