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固定資産税って何?

さて、予算オーバーで初めて訪れたマンションギャラリーを諦めた私たち家族。しかしそんなところに行ってしまったからこそ、余計に高まってしまったのが「家が欲しい熱」。

そこで営業さんに提案された案としては
①新築ではなく中古やリノベの物件を見てみる
 →同じ条件でも上記の2点なら予算を安く抑えられる
②立地の条件を落とす
 →交通が不便な土地や都心から離れた物件などは(比較的)予算が抑えられる
だったわけですが、まず①は早々に却下されました。
「家を買う」のに他人が使ったものは嫌だ、というのがひとつ。もうひとつは、どんなに家の内装をキレイにしようと、建物が古いことの弊害は必ずあるから。実際 今の家がまったくそうで、室内フルリノベでメッチャきれいなんですけど、玄関ドアが古くて塗装がボロボロだったり、一番大きいのは窓の防御力が0。なんなら古すぎると窓の大きさそれ自体が今の規格と違うため小さく作られており、前の家で使っていたカーテンが合わない。まで言うとなんだか難癖のように聞えますが、やっぱり自分のものにするのなら、そこは外せないな、ということで。

では②立地の条件を落とす、だとどうだろ。
探しましたよ、まず近所で作っていた駅遠のマンション。駅徒歩20分、近くに商業施設あり、ただし病院は少なく幼稚園、保育園も薄い。魅力あるなぁ、要検討だな。
あるいはもう最寄り駅を変えてみるのは?使う路線も変えてみたり?あるにはあります。なんなら住む県を変えてみるまでいきました。ただ、ここまでくるとちょっと疑問が。

買えるなら何でもよくなってない?ということ。

確かに欲しいです、一国一城。
でもだからって何が何でも買おうとするのはちょっと違うのでは?
何かを妥協してもし買えたとしても、多分あとで愚痴が出ます。うちのオッサンは特に。あそこが気になる、あそこはこうが良かった、あそこがああだったら・・・・・・ウザいです。しかも持ち家になったらそれが一生。超絶ウザいです。ウザすぎます。
あとは現実的な話、路線を変えれば仕事も変わります(特に私)。利便性が下がるのは絶対ストレスになります、これも経験済みです。さらに雨の日に子どもを抱えながら自転車に乗って駅に向かうのを毎日しなければならないかもなんて・・・・・・想像したくもない。子どものかかりつけ医を一から探すのも面倒くさい。今のところだってやっと安定してきたのに。
転勤なんかで住むところが変わるならともかく家を買うためにそれをするって、もうどんだけ必死なの?って考えたら、そこまでする必要性は感じないし、その天秤を傾けるほど自分がドンピシャで住みたいところに住めるのだろうか・・・って考えると、今の私たちには今買える条件で家を買うメリットがない。

ただし、年齢的にローンを組める限界というものもあります。今の旦那が35歳。クレヨンしんちゃんのひ〇しが35年ローンで家を買ったように、働ける限界の年齢を考えてももうそろそろ、というかもうアウト?となると、気長に家を探す余裕はありません。というより、着手が遅すぎです。
さらに貯金があるんならまだしも、蓄えは0。結婚前に私の貯金は使い果たされました。我が家のお金持ちはお祝い金を沢山もらえた子どもです。そんな夫婦が家を買おうなんて・・・・・・無計画すぎますよね。てか、買うなって話ですよ。まったくもう。

よしんば、よしんば買えたとしましょう。希望通りの、素敵な城を。
でもさ、生きていくにもいつ何時でも、お金は必要なのよ?大きな病気をしました、事故に遭いました、なんてイレギュラーじゃなくても、確実に来るのは子どもの進学。貯えゼロでどう乗り越える気だ?ローン組んだらそれ以上の借り入れなんて絶対できないぜ?
持ち家なら家賃かからないんだから貯金できんじゃん、なんてそんな微々たる額で、子どもがどこまで進学できると思ってんだ?そんなの奨学金あるじゃんとか、え?子どもに借金させる気?それくらい用意してこその親でしょ。少なくとも、子どもの借金ありきで人生設計立てるのは間違っているでしょ。それができないカツカツの暮らしになるってわかっていながら家を買うメリットは、もうどこにもないよね。

そもそも、家賃かからないから貯金て無理ゲーよ?だって税金あるんだもん。よく聞くなーと思って調べたらガッツリ関係のある税金だったよ、その名も固定資産税。1月1日時点で所有している不動産にかかる税金とのこと。
しかも、ローンの返済あるなしに関わらずだから、なんなら返済中でも発生するのよ税金の支払いが!!!そんなん家賃払ってんのと変わんないじゃん!

満額でローン組んでちょっとずつ返済して
0の貯金から切り詰めて毎年固定資産税払って
でも持ち家はあるよ☆って

良い未来が浮かばないわ、全く。

仕事頑張って収入増やしたとしても、基盤(貯金)のない私たち家族は常に不安定です。まとまって出ていく出費があるたびに、か細いため息とともに魂が削られていきます。いえ、まじで。
浪費の多い旦那でもあるので、え?なんでそれ買った?ていう無駄遣いが月に数万。これ貯金できるやん、というのはすでに口から出てるんですけど改められる様子はないので魂はますます細っていきます。

おいおい、家なんて買ってる余裕ないやん。今私たちがすることは、子どものための貯金1択やん。というか、それに根差した意識改革とでもいいますか。そもそも自分たちが不相応なことをしようとしている、なんなら現状認識が甘すぎる恥ずかしすぎる夢追い思考を今すぐ捨ててしまわんと、子どもが不幸になる。

というように、あまりに現実を知らな過ぎました。固定資産税、せめて完済してからかかるんなら夢を見ることができるけど、払うんだってぇ・・・。最低、1月2日に買ったとしてその年は払わなくてよかったとして、初年度のみでそれからは毎年払うんだし無駄な抵抗。あ!毎年買い換えればいいんじゃん!なんて阿呆な現実逃避さえしてしまうほど、固定資産税に対してなかなかの拒否反応が脳内で沸き起こったほど、「支払」という2文字は重かったです。お金ないからね。

そう、ないんです。お金。
そこが一番ネックであり、でもそこが一番重要なんです。つまり私たち夫婦が今目指すべきところは持ち家購入ではなく、貯金。というか金策?まあ働けってことですよね。

・・・・・・現実、厳しい。


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