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『名古屋魂📖』の書評を見つけたので公開(昔書いた)

とある本の書評を書いたものが見つかったので、勇気を出してお見せします。

平成25年(2013年)の本『名古屋魂 21世紀の街づくり提言書です(ISBN9784885201714)(中部経済新聞社)

この頃はまだ、今ほど、SNSやnoteが重要視されてる時代ではなかったですよね…。この書評は、当時のフェア用に書いた文です。本の横に飾ってありました。実物の本を手に取ってもらえる環境なので、「僕(=オススメする人)の感想(=ポエム?)が書いてあるPOP」の役割を果たすものとして書きました。

店頭のPOPに必要なことは、「アイキャッチ(目を引くこと)」「第三者(書店員)のハート(がどう動いたか)」「(お客さんが)読んだ結果どうなるか」などですよね♪

ちなみに以下のものは、便箋と封筒(スマイソン製)、ブルーの万年筆を使って書いていました。

書店員になったばっかりの頃のものでお恥ずかしいですが…レッツ公開!!
みなさまの地元や本拠地をイメージしてお読みください♪😊

↓↓↓↓

『名古屋魂』書評 (社会担当:家田)

未来は、この今のすぐ1秒後にやってくる。
でも、その1秒先の未来は予想できても、
1年後、5年後、10年後の未来を、
占い師でもない僕たちに「予想」できるだろうか?
それも具体的に。

見えない未来を想像することは難しい。
でも、理想の未来を、輝かしい未来を願うことなら、ちょっとできそうだ。

きっと未来というものは、
誰かの「こうしたい」だとか「こうならいいのに」が
数年後にカタチになって現れた物なのだろう。

いつか訪れる未来。
その未来の設計図である「未来の青写真」。

それは、世界を裏であやつる魔術師や、
悪の組織(?そもそもそんなものあるの?(笑))しか
手に入れられないものなんかではなく、
ごく一般の人々や、
各職業のプロフェッショナルな方々の頭の中に、
すでに「できている」もの。

それを元にイメージを膨らませば、
わりとだれでも、
5年後、10年後、
僕らがどんな街の中で、
どんなことを楽しみ、
どんな生活をしているのか、
そんな具体的な未来が「見通せる」ようになるのではないだろうか?

僕が住むのは名古屋という街。

その名古屋の未来は、
この本(「名古屋魂」)に出てくる数名の方々のビジョンを元にイメージしていけば、
具体的に「予想」することが出来る。

たとえ、見えない未来は、ぼんやりとしかイメージできなくても、
「未来の青写真」さえあれば、
より具体的に、そして、直接見たかのように、
未来の名古屋を生々しく感じることができるだろう。

あとは、未来が目の前にカタチとなって現れる日をただ「待つ」のみだ。

それまでは、目に見えるカタチとなるようにただ「行動」するのみだ。

未来はいつだって、急に降って湧いてくるようなものではなく、
人々の気持ちや魂が導いた結果なのだろうから。

名古屋の未来の青写真は、すでに金色に輝いていたりするのかな?


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(追記)

今この書評を読んでみると、7年も前なので、ぼくの書店員としての青さも感じたり(ohazukashii…)やっぱり2013年=平成の感覚だし、この本自体も平成のモノな感じがしますね。

2020年の今では、ぼくも中の人もきっと感覚や意識はアップデートされてると思います。このころは、まだ、「名駅と栄をどうするか」を中心に描かれていますが、今では、むしろ「名駅と栄以外をどうするか」に着目されてる方が増えてるのではないでしょうか(円頓寺商店街とかね)。

こういった変化は「近代から脱出しようとしている」「東京(中央)的な理想を捨てた」「幸せは高層階にある…とも限らない」みたいに言える、最近のアクションですね。

とはいえ、この本は名古屋の未来についてしっかり書かれている大切な本だと思うので、名古屋住みの方や、これから名古屋で生活する方には、これからもたくさんヒントを与えてくれると思います!✨(プレイスブランディングとか、シビックプライドとかの言葉も出てくるしね)

ではでは、近々、ぼくが最近思い描いている名古屋の未来の青写真についてのnoteを投稿しますね。お読みいただきありがとうございました!

みんな、自分の地元の、理想の10年後を思い描いてみよー!😌……♪✨


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