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ワクワクのさじかげん

どんなことでも最初の一歩は勇気がいる。
歳を重ねると尚更だ。

きっかけは2年前…
まさかの病気、まさかの手術。
自分には無縁だとういう都合のいい解釈が
見事に砕かれたできごとだった。

でも今は「お陰様」なんて思えるくらい
あの経験が心の軸になっている。


夫婦でよく話をしていた。
「子ども達が巣立ったら、愛犬ファーストな暮らしをしよう。」

その時がやってきた。

入院の経験も踏まえ
老後と犬目線のより良い間取り。
自宅リノベーションに踏みきった。

そうと決まると
建築の本、間取り集、設備などなど…

ワクワクがとまらない。
以前の私なら、ワクワクばんざいで突き進んだ。

しかし…
待てよと立ちどまる。

コロナ禍での手術・入院が
ワクワクばんざいに待ったをかけた。

この家を購入した若き日もそうだったように
「家ごと」は夢(やりたいこと)を追いすぎる傾向にあるのだ。

お金のこと、体のこと。
これから老いていく二人と一匹の暮らし。

ワクワクばんざいの落とし穴に
またもやハマるところだった…   と気づく。


「生きる」にワクワクは必要不可欠だ。
落ちた時は、ワクワクごとを創り出し
その空想に、何度も何度も救われた。

ただ…
それと同じくらい、ワクワクが過ぎた失敗ごとも
脳裏の奥に貼りついている。

性格的に、ワクワクばんざいとなり易い私でも
やっとこの歳で、ワクワクブレーキを身につけた。

まだまだ初心者マークのブレーキだが
脳裏の奥のあれやこれやを引き出しながら
これからも「ワクワクのさじかげん」をはかっていこう。

そして…
2年前に得た「お陰様」の軸を忘れぬため
勇気を出して最初の一歩だ。


〜 書きごと後記 〜
いやぁ…
やはり存分な勇気がなければ為し得ないコトだ。
こんな備忘録でいいのか?
いいのか? …   まぁいいか。

はてな(?)も多いが
少しワクワクな「note」の一歩だった。


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