見出し画像

建物に使える予算の決め方

予算枠をこう決めよう

家の予算にはいろいろな決め方がありますね。
・自己資金があり、その枠の中で家を建てたい
・今払える額がいくらかは考えてないけど、ある枠の家を建てたい
・今の家賃より少しお金を出して、ローンを借りて自分の家を持ちたい

🦍の予算の決め方は3つ目でした。
多くの人が同じではないでしょうか。
また、家の買い方も分譲住宅の購入、注文住宅などいろいろな選択肢がありますね。
ここでは、注文住宅を購入する際の予算枠の決め方を紹介します。


払っているお金

今の家賃をベースに払えるお金を決めましょう。
例として、次の条件とします。
<借入条件>
ローン期間35年
金利が0.7%
<現在の家賃+共益費>
15万円/月

ほぼ同じ額を払うとして、これだけを考えると約5500万円を借りることが可能です。

払えるお金

でも、ちょっと待って。
賃貸と違って家を持つと固定資産税を払う必要があります。
また、火災保険とかの保険も支払いがあります。
その分を引く必要がありますね。
固定資産税がいくらぐらいになるのかは正確にわかりませんが、
1年間に払うお金を計算するのが良いと思います。

上の例で言うと
15万円×12ヶ月=180万円
180万円から予想額(仮に30万円)を引いて、150万円とします。
そうすると、借入の額は約4700万円ですね。

この額も考慮しよう

もう一つ、支払額を増やすことができるのは生命保険として払っている額。
医療保険分を残すために入っておく必要はあるでしょうが、
団体信用保険に入るでしょうからその分を減額することも考えましょう。
そうすると、少し払える額が増やせると思います。

大体考慮するのはこんなものでしょうか。
詳細はFPの方と相談をして見るのが良いですね。
ざっくりと、5000万円ほどを予算枠として、予定を立ててみましょう。

予算枠を分けよう

土地のお金

土地ごとに値段が違うので、考え方が難しいですね。
ただ、土地を契約するとき、した後にも色々とお金が必要です。
例えば、土地を1500万円で購入したとします。

仲介手数料:50万円ぐらい
登記費用:30万円ぐらい(すいません、記憶がなくて適当です)
税金日割り分担分:契約時期によって変わりますが、固定資産税や都市計画税の日割り分担分を払う必要があります。
撤去費用:元々あるものを撤去する費用がかかる場合があります。
地盤改良費:元々、何に使っていた土地かによって変わるでしょうが、家じゃない場所の場合にはかかる可能性が高い印象です。必要になると100万円以上かかります。
インフラ引き込み代金:上下水道、電気など、元々が家じゃない場合にはお金がかかります。

ざっくりと、このぐらいのお金がかかります。
地盤改良費が読めませんが、大体3200万円ぐらい残ったとしましょう。
(1800万円使いました。)

外構費用

🦍がお世話になった外構屋さんの一言が忘れられません。
「ヘーベルハウスさんは外構費をそれなりに見込んでいるけど、
他のHMだと積んでないところもあるから、困るんですよ。」
そう。外構ってそれなりにお金がかかるんです。
超シンプルで200万円ぐらい、
少し凝ったものを作ると500万円ぐらい、
すごく凝ったものを作ると1000万円ぐらいかかります。
シンプルに300万円ぐらいのものを作るとしましょう。

あとで使うお金

どこまで買い替えをするか、で使えるお金が変わりますね。
買い替えるものは
・家電
・家具
でしょうか。あとは引越し代金が必要です。
そうすると、ちょっと多めに見積もって300万円ぐらい使う感じですね。

そうすると、建物のお金は?

これで計算をすると、建物のお金が2600万円ぐらいになりました。
HMの人から
「予算枠はいくらですか??」
と聞かれると、こう答えましょう。
「2400万円です」

最初にギリギリで伝えるのはNGです。
心配しなくていいですよ。
注文住宅で作ると、絶対に予算枠を超えます。
200万円ぐらい少なめに伝えておけば、
やりたいことを詰め込んだ後に削減しなきゃいけないことが減ります。

注文住宅を作るときに、1番辛い時は
やりたいっって思ったことを諦める時。
たくさん勉強して作るだけに、諦めたくないですよね。
ぜひ、上手に予算を立ててくださいね。

なお、
「予算を超えたし、その分稼ぐか」という男前な決断をするのもありだと、
🦍は思っています。
でも、ローンが再審査になると結構大変なので、あらかじめ少なめに言うのが良いですね。

建物契約時の様子。この後、変更契約なるものがある。

なお、
注文住宅で土地と建物を別々に買う場合。
ローンの実行は
土地でローン実行→建物でローン実行
と2回のローンが実行されます。

この場合、土地のローン実行後には
今の家賃と同時に払う時期が出てしまいます。
予算を組む時には、この時期を凌ぐ必要があるので、
よく考えて計画しましょうね🦍

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?