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娘さん対談記vol.1~自由と責任~

まえがき

私には小6の娘さんがいてアルペンスキーという、規定の旗が示すルートを通り抜けながらスタートからゴールまでの時間を競う競技をしています。
小5で全国大会9位。今年は全国優勝を目指していて、夢はオリンピック優勝です。
選手としてかなり大人になってきたので面談を設定して今の気持ちや悩みを共有してもらうようにしています。
これは対談時の備忘録です。

直面した課題

娘さんが直面した課題。娘さんはチームの合宿に1週間単位で参加し1週間帰宅、を繰り返しています。チームの合宿に合流した際にコーチから「弱くなっているね」とご指摘を受けます。そこで娘さんが言った言葉は「〇〇のトレーニングをちゃんと△△回やった」ということでした。

自由と責任

娘さんに伝えたこと
・人生は選択の繰り返しである
・選択は苦しいことが多いから多くの人は選択を人に委ねるが指示待ち人間であり奴隷である。
・特に好きで望んでアルペンスキーをやる場合は奴隷ではいけない。自分で選択する人になるべきである
※娘さんも「選択するほうが良い」までは前提の意識としてあった
・選択をする人は自由を手にするがその代わり責任も伴う。
・責任とは「ゴールとしての"状態"を作る」責任である。スポーツ選手では
 1)筋力値および体力、強さなどが規定水準を超えていること
 2)戦術や技術の理解度、再現度が規定水準を超えていること
 などが挙げられる
・プロセス「〇〇をやったこと」は評価されない。努力は当然である。
・でも子供だったらプロセスを褒めてほしいよね。それもわかる。
・選手として自由を手にするならば結果に対して責任を負いましょう。
・これからは出来てないと言われたら「結果が伴っていない」ということだと理解しよう。
・「結果が伴っている」と思ったら両者の認知の差なのでもちろん議論していい。
・素直に認めるならば次こそは結果を出すためのプロセス改善を自分でしよう。どうやってやるか考えた上でお父さんやコーチに相談しよう。

まとめ

「選手として扱うか子供として扱うか」に分水嶺がありそうなことでしたが、娘さんも思春期となり一人前の自覚が芽生え、選手として進化してきた矢先でしたので、「選手として」のゴールを示させてもらいました。

1回話して1回で進化するなどという親にとって都合のいいことは当然起こらないので、何度も同じ話を違うケースでしていくことになるかと思いますが、この話を正面から受け止めてもらえるようになった娘さんを本当に褒めたいと思います。


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