【ヒュージ・リーダーズ】ダンシング・ドラゴン・アンド・ミノタウルス【炎の踊り手、リオーニャ/Rionya, Fire Dancer】
はじめに
晴れる屋成田店でヒュージ・リーダーズ交流会が行われるということで、初代村長の座を目指すことにしました。
正直どのくらいのレベルを用意していけばいいのかわからなかったのですが、cヒュージ・リーダーズなら青まみれだろうと予測し、青は使わないことにしました。
いつもなら派手でデッキパワーもあるファルコン・ランプを使うところですが、せっかくなので既に公開したデッキも使わないことに決定。
交流会なんだし、まだ世に出てないデッキを使わないとね。
また、ちょうど「神河:輝ける世界」発売後ということもあり、
神河の新カードを使う
(自分の観測範囲で)世に出ていないコンボを使う
cヒュージともやり合える何かがある
を満たすデッキを探すことにしました。
そこで行き着いたのが《炎の踊り手、リオーニャ》を用いた即死コンボデッキです。
リオーニャのここがすごい！
まずはカードを見てみましょう。
ストームに似た方法で自分のクリーチャーのコピーを生成するジェネラルです。
もうこの時点で悪いことしかしないですね。
その爆発力は驚異的で、普通の統率者戦でも通用するコンボを有しています。
参考文献はこのあたり。
そしてヒュージ・リーダーズでは初期ライフが25なので、削るライフも75となり即死ルートもかなり条件が緩くなります。
しかもコピーするクリーチャーがヒュージなので、必然一撃も重くなるわけですね。
また、マナ加速スペルで増やした手数がさらなる打点を生むという構造が魅力で、《マナ噴出》《熱狂のリフレイン》をさながら《具現の技》のように扱えるのが利点です。
ストームと相性抜群！
さらに、リオーニャの能力と相性が非常にいいのが《ドラゴンの嵐》。
ストームを稼ぐ動きはリオーニャの出すトークンの数を増やす助けになり、《ヘルカイトの狩猟者》でリオーニャを出せるのも強力です。
いろいろ計算したところ、ドラゴンが2体出せれば十分な打点が出せるのでマナ加速+《ドラゴンの嵐》による2枚コンボであることが判明。
…………とはいえ、ひとつ懸念があります。
マナ加速は《マナ噴出》《熱狂のリフレイン》の2枚がありますが、《ドラゴンの嵐》は1枚だけ。
過去にもドラゴンストームを組んだことがありますが、この点には苦労させられたのを覚えています。
どこかにもう1枚《ドラゴンの嵐》になれるカードがあればなあ…………。
？？？「呼んだか？」
あ、あなたは…………！！
《ゴロゾス》は置いといて、探した結果該当するカードがありました。
こちらです。
第二のストーム
テーロス還魂記のセット・ブースター限定の怪しいカードですが、ストーム3固定のミノタウルスの嵐です。
最低でも20マナを8マナから生み出していると考えるととんでもないですね。
そして、皆さんもご存知の通りヒュージのミノタウルスはドラゴンにも負けない強部族です。
では、強力無比なミノタウルスたちを見てみましょう。
まずはマナ加速。
続いて追加戦闘フェイズ。
さらには強力な速攻アタッカー。
これらをたった1枚から得られるのは破格としか言いようがありません。
ということで、《ドラゴンの嵐》も2枚になったので、デッキが組めました。
さっそく見てみましょう。
デッキ
統率者
炎の踊り手、リオーニャ
クリーチャー(16)
激情
黒曜石の焦がし口
峰の恐怖
永遠衆、ネヘブ
突発的な兵長
鏡割りのキキジキ
士気溢れる徴集兵
港を滅ぼす者
戦長の巨人
アクームの怒り、モラウグ
髑髏砕きのミノタウルス
ヘルカイトの狩猟者
玉座の災い魔
山背骨のドラゴン
溶鉄の始源体
ミノタウルスの攻め手
ソーサリー(10)
落盤
熱狂のリフレイン
マナ噴出
世界大戦
勝利への高まり
大群の怒り
死呻きの閧の声
暴動
冒涜の行動
ドラゴンの嵐
インスタント(5)
凶暴な打撃
災厄招来
裂け目の突破
火炎破
紅蓮操作
アーティファクト(1)
金粉の水蓮
土地(17)
古えの墳墓
ヴェズーヴァ
無限地帯
溺墓の寺院
宝石の洞窟
ドワーフ都市の廃墟
鋭き砂岩
反逆のるつぼ、霜剣山
山 9
目指すコンボルートたち
ドラゴンストームルート
要求ストーム数1(ドラゴン2体)
《ヘルカイトの狩猟者》&《玉座の災い魔》をサーチ。
戦闘に入り、《玉座の災い魔》を3体コピーし最多のライフを持つプレイヤーに攻撃して戦闘フェイズ3回を追加。
最低でも18点→33点→48点→63点と打点が増えるため、よほどの盤面でなければ勝てます。
要求ストーム数2(ドラゴン3体)
《峰の恐怖》→《ヘルカイトの狩猟者》→《山背骨のドラゴン》とサーチ。
ついでに9ドローしつつ、《峰の恐怖》を4体コピーして80点ダメージを飛ばし勝利します。
ミノタウルスルート
土地のプレイを残した状態でスタート。
《死呻きの閧の声》をプレイ、《永遠衆、ネヘブ》《アクームの怒り、モラウグ》《ミノタウルスの攻め手》と《突発的な兵長》《髑髏砕きのミノタウルス》のいずれかをサーチ。
伝説でない2体で攻撃し、最大で12マナを生み出したら後は追加戦闘スペルを唱えられるだけ唱え、最後にリオーニャを出したら土地を置いて、モラウグの上陸で得た追加戦闘フェイズでミノタウルスを大量に増やして殴ります。
めっちゃふわっとしたルートですが、手札次第で展開が変わるのでこれ以上は書けません。
頑張ってください。
港ルート
《港を滅ぼす者》をリオーニャで増やしてダメージが通れば無限戦闘です。
あまりにシンプル。
今までの長文はなんだったんだ……？
キキジキ徴集兵
いつもの。
ジェネラルがキキジキに近い性質なので、どっちも単体でそれなりに仕事をします。
あまり目指さないコンボルートたち
災厄ブリーチ
理論上3キルを発生させる胡乱なルート。
《マナ噴出》
《災厄招来》で《マナ噴出》を唱える
《裂け目の突破》で《ヘルカイトの狩猟者》を出す
と繋げると速攻持ちの《ヘルカイトの狩猟者》6体が盤面に出るので最低1人は倒せます。
追加戦闘を発生させられればさらに5体追加で3人を倒せる圏内に。
マジで胡乱なルートですが、ネオ神河からの収穫ということで採用しました。
《災厄招来》は《マナ噴出》を初めとするマナ加速と非常に相性がよく、莫大なマナを生み出しつつストームを稼ぐ動きは《精神の願望》なんかとも組み合わせられる可能性を感じます。
解決時に追放される《熱狂のリフレイン》と相性が悪いのが玉に瑕ですね。
宇宙徴集
対戦相手が《彩色の宇宙儀》を出しているとき限定のルート。
《士気溢れる徴集兵》で宇宙儀を奪い、5マナからリオーニャをキャスト。
リオーニャで徴集兵を増やして宇宙儀をアンタップし、追加の戦闘フェイズを得て…………と連鎖を続け、相手の土地やクリーチャーを奪いまくって勝ちます。
《凶暴な打撃》+《勝利への高まり》の無限戦闘もうまくやれば決まります。
これには馬超もびっくりだ。
参戦
ということで、多数のコンボを提げ参戦。
俺が村長になってやる…………！！
「本日のヒュージリーダーズ交流会ですが、参加者が9人なので3人の3卓でお願いしまーす」
…………。
……………………。
………………………………。
《マナ噴出》から出るマナの量2/3になったんだけど！？
一応予選卓は勝ちましたが、決勝卓では見事にマナがちょっと足りずコンボ完成が遅くてケンリスに敗北。
教訓：対戦相手が3人いる想定でデッキを組まないようにする。
おわりに
ということで、負けはしましたがなかなかいいデッキでした。
展開のバリエーションが多く、一人回ししていても飽きない上に怪しいミノタウルスをいっぱい出せるのでとても楽しいです。
よければ組んでみてくださいね。
ではまた、どこかのヒュージな世界でお会いしましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？