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サブスクなくして、勝利は得られない

あの人気グループがサブスク解禁!なんてニュースが飛び交う世の中になってきましたね。
しかし、サブスクそれ自体に音楽配信サービスといった意味はありません。
現在では、サブスク(サブスクリプション)は定額課金によってサービスを提供する形態などを指して使われます。

そのため、音楽配信サービスに関して言うのであれば、サブスクリプション型の音楽配信サービスと言うのが正しいわけです。

日経新聞を投資に活かすことを目的に、気になった記事を取り上げていきます。
投資初心者たる私が、その記事を見て、調べ考えたことを発信していきます。
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サブスクのメリット

サブスクは毎月、毎年など一定期間の利用権に対してお金を支払う商品形態です。
音楽配信サービスや動画配信サービスなどが一般的に知られています。

サブスク型で商品を提供することで、企業は収益を安定化させ、将来予測を立てやすくなります。

例えば、任天堂。

任天堂が属するゲーム業界は当たり外れがあります。どんなに消費者のことを考えて面白いと思えるゲームを作ったとしても、その時の流行りもあれば、偶発的な出来事によって売り上げはまちまちです。そのため、ゲーム業界は極力自己資本比率を高めておいて、有事に備えるという経営を行っています。

しかし、不安定であることは経営者や社員、投資家にとっても好ましいことではありませんから、それをそのまま受け入れて対策するというのは好ましいことではありません。避けれるのであれば避けたいリスクです。

そこで展開されるのが、Nintendo Onlineです。このサービスは定額課金制で、まさにサブスク。これによってヒット作がでない期間があったとしても、ある程度の収益を見込めます。不安定さを解消することができるのです。

結局ヒットするかしないかの不安定は残るんじゃないの?という疑問も聞こえてきそうですが、このランニングコストがほぼないサービスで利益をあげることで全社的な損益分岐点を越えやすくなります。

こうしたメリットからも、MicrosoftやAdobeのソフトも今や買い上げからサブスクへと移行しています。Adobeは大分先駆けて転換していましたね。

サブスクはIT企業だけじゃない

サブスク自体、元々は定期購読という意味を持っていたように、雑誌や新聞なども以前からサブスク型を提供していました。私の日経新聞の契約もまさにサブスクです。

これは、そもそも毎日、毎月異なるコンテンツを持っており、毎日が新商品という製品だから行えているサブスクです。

では、他の製造業は?そんなに頻度よく定期的に新商品が出るわけでもなければ、定期的に新調するものでもなければどうなのでしょう。
なんと、こうした製造業でもサブスクが広がりつつあるのです。

製造業のサービス化:日本経済新聞

この記事で取り上げられていたのはキリンホールディングスの会員制レンタルサーバー。このように、ワンランク上の製品をレンタルで提供することによってサブスク化しているケースもあります。

また、コンタクトレンズなどを展開するHOYAでは、コンタクトレンズについてサブスクサービスを展開しています。ソフトコンタクトでいうならば1dayや2weekの使い捨てコンタクトの定期納入。ハードコンタクトであればコンタクトレンズの買い上げよりも少し安くなる価格でサービスを提供し、視力の変化やコンタクトレンズ破損などに対応する、いわば保険のようなサービスを提供しています。

このように、製造業でも顧客がよってくるのを待つだけの売り方から変化しています。
定額課金のサービスを充実させることで、一度呼び込んだ顧客を長く囲い続ける、そんな事業展開が広がってきています。
コカ・コーラでもアプリのCokeOnを通じて自販機購入のサブスクを展開しているほどです。

逆に、サブスクで展開できそうなのにしていない企業があれば、今後は少し厳しくなるかもしれません。
そうした視点でも、銘柄をスクリーニングしていくことが必要でしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。日々の学びや気づきから投資につながりそうなことを更新中です📝