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『今日は誰にも愛されたかった』

初めて詩や歌が載っている本を買った。
絵のところは金色のピカピカする印刷がされててめちゃかわいい。

買った日の夜、寝る前に読み始めたのだけど、あまりに興奮して脳汁ドバドバ出てしばらく眠れなかった。
小説とか新書、論文という文章たちは最小限だけど読んできた。けど、詩とか歌はまともに自ら選択して読んだ経験はなし…!(読んでも何も感じられなくて、自分が芸術的感性が乏しい人間と気づいてしまったら恥ずかしいな…というよく分からん自意識もあったりしました💛)

でも、この本はツイッターでたまたま流れてきて「今日は誰にも愛されたかった」というタイトルがやけに忘れらなかったので、本屋に買いに行ったのだ。(装丁も可愛いぜ!)

そして今回、初めて詩、歌をちゃんと読んでみて、すごく興奮した…!

3人の詩、歌、感想戦、そしてエッセイを読んで…

最初に書いたように、歌や詩は「感性がないと分からなさそう」と括って、なんとなく距離をとっていた。
でも、本文中の岡野さんの「みんなのがやり過ごす日常の中に詩が潜んでいるとは思うんです。」という言葉や、「ただごと歌」の話にあるように、人間の生活・暮らしからにじみ出る感慨だったり、関係ないテーマでもどうしたってにじみ出てしまう自分の部分とか…。
詩・歌って私が毎日なんとか回している生活の地続きの部分のあるんだと、やっと体感できた。
こういう気持ちって今まで音楽聴いて感じることが多かったな~!!

考えてみると、毎日聞いてる音楽も歌詞はちゃんと大事にしたいタイプだし、気に入った歌詞は文章として抜き出したりするし、歌も詩も普段自分が好きなものとバイブスめちゃくちゃ合ってたやんけ~。

あと、この本を読んで、「私は日本語が好きなんだな」という気持ちを確信した!
元々文学部の学生だし、最近は離れてたけどやっぱり文章読むの好きだし、友達にはうんうん唸りながら長い手紙を書くし。日本語を使った表現方法が好きだから読みたいし、自分で書いてみたーい!!
この本を読み終わったとき、そういう感情が湧いて嬉しい気持ちになった‥
別に読書好きじゃなくても「日本語好き♡」って言えちゃうんだね~!

以上が、はじめて詩、短歌を読んでみて考えたこと諸々でした。
一冊本を読んだだけでこれだけ知的好奇心が広がったのは、シンプルにめっちゃ嬉しい体験だなと思う!

本の内容について触れなかったのはわざとですので、是非みんなにも読んでみて欲しいなという気持ちです。
「詩とか歌の鑑賞方法わからん」という人でも、楽しいエッセイなども半分くらいを占めていますので全然読めちゃうと思うよ!
特に、題にもなっている歌、すごいので読んでほしい~。


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