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【放送後記】#10【ゲスト梅田先生(現役コピーライター)】

2024/04/14の公開分です。
コピーライターってどんな仕事だろう。意外と知らないものですね。動画内ではコピーライターの仕事や梅田先生ご自身について話していただきました。
noteでは番組内で語られなかった先生の言葉を発信していきます!
今回のnoteではいつものQA形式ではなく、梅田先生の語り口調でまとめてみました!

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クライアントが自分たちの言葉だと思えるコピーを作っていく必要がある。

企業のブランディングプロジェクトを進めていく上で、できた言葉の所有感を作っていくことは大事にしています。コピーライターに考えてもらったキャッチコピーなんだっていう言葉だと、クライアントにその言葉の所有感がなく、あまり企業のブランディングとして機能しない。コピーライターの仕事は企業の思いを外に発信するためのサポートだと考えています。だからこそ、経営者にしっかりとしたインタビューをしてその方の思いを受け止めるし、「こういう言葉は俺大事なんだ」っていう経営者の考えがあれば大事に扱うだろうし、「創業者のこの考えを大事にしていきたいんだよね」という声があればくみ取っていきます。会社の経営陣だけではなくて、働いているより多くの人の思いをくみ取っていくことも多いので、必要があれば言葉を出し合うセッションみたいなことをみんなでやって、そこにサポートで入るということもあります。そういうふうにしてその企業の生き方をしっかり理解したうえで、その人たちが自分たちの言葉だと思えるものを作っていく必要があると思います。

言葉の表現はあくまでもクライアントらしさ

コピーライターとして私は自分の特徴を出そうとしていなくて、その発信主体のクライアントの特徴を出そうとするんです。でも、ああいうまとめ方をしてくれる人に頼みたいっていうので、また依頼が来る場合もあるので、そこは逆説的に個が出ているのではないかなと思います。例えば、この会社らしいだろうっていう言葉やその会社のメッセージを書き上げて、良くできたとします。その時に「梅田さんらしいね」って言われたりする。私はその会社らしいと感じていて、自分らしいまとめ方をしたとか、そんな風に思っていないんですけど、出そうとしないで否応なく出てしまうっていうのが個性のように感じます。その会社と一つになって表現することで、自分というものが否応なく乗っかって、私から見たクライアント象が出来上がってしまうということかもしれません。ただ基本的には作品に対して、コピーライターのその人らしさいうことは意識をしていなくて、あくまでもクライアントのらしさを表現しようとしています。

伝えたい相手にアクセスできるのが魅力ある言葉

言葉の面白いのがロジック、論理的であるということとパッション、感情を表現するということの2つを駆使していくことだと思います。ロジックな感じの新しい表現にハッとする時やそれを考えた頭の使い方に驚かされることもありますし、素直にその言葉に感情を乗せてきたなと感動することがあります、その両面を駆使することで、コピーを好きになってもらったり、クライアントなどの表現主体に興味を持ってもらったりというのが、魅力のある言葉だと思いますし、そこを目指しています。
そのためにはとにかく考え続けること。簡単に説明できないけど心の動きを伝えたい時があると、自分の持っている語彙やアイディアをかき集めて、必死に言葉を見つけようとする。それを続けていくと、ふいに言いたい相手にアクセスできたかもっていう瞬間があります。その時にクライアントやクライアントが伝えたい相手にできたものをみせると良いと言ってもらえて、共感を得ていくことがあります。

感想
パーソナリティ以外にも大勢の学生がいらっしゃったので、こんなすごいチームでやったたんだって思いました。ほんとに映像プロダクションのスタッフさんみたいな感じですね。チームができているんだなと、完成した番組を見るのがとても楽しみになりました。
「へ―こんな活動やってるんだ!」って引き込まれる人もいろと思うので、ぜひ今のチーム感をもっともっと発信して、皆さん自身の広報活動もできればいいのではないかと思いました。

おわりに
今回のイドバタコウギもお楽しみいただけましたでしょうか。
今年度は新たなメンバーも加えながら、改めてチームイドバタコウギでやっていこうと意気込んでいます!
チャンネル登録、各種SNSのフォロー、視聴者アンケートへのご協力もどうぞよろしくお願いいたします!

文責:星野烈


番組クレジット(収録当時)/SNS情報
ゲスト:梅田大輔先生(武蔵野大学客員講師/現役コピーライター)
企画/パーソナリティ:小瀬ゆかり(日本文学文化学科3年)
           星野烈(日本文学文化学科3年)
撮影/編集:江端進一郎(日本文学文化学科4年)
      長田千弘(日本文学文化学科4年)
      森貞茜(日本文学文化学科4年)
      内田恵美莉(日本文学文化学科3年)
      大畠佳汰(日本文学文化学科2年)
      高橋知大(法律学科2年)
監修:土屋忍(日本文学文化学科教授)
提供:武蔵野大学

武蔵野大学発インターネットラジオ番組「イドバタコウギ」
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Ⓒ武蔵野大学インターネットラジオ研究会


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