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第2回自然環境学習会を開催しました!

毎月11日は東日本大震災の月命日。仙台市若林区井土地区では、今年の5月から「井土クリーン作戦」と称して、毎月11日に地区内の清掃活動を実施しています。暑さが残る9月11日の日曜日、いつものクリーン作戦が終わった後、井土地区の自然環境学習会を井土浦川の河口付近で開催しました。今回のテーマは「井土の湿地帯にヨシとカニを見に行こう!」です。天気にも恵まれ、大勢の参加者とともに井土地区ならではの自然に触れる機会となりました。
 
〈主催〉井土町内会、井土まちづくり推進委員会、井土実行組合
〈協力〉北の里浜 花のかけはしネットワーク、NPO法人冒険あそび場‐せんだい・みやぎネットワーク
〈助成〉令和4年度仙台市地域づくりパートナープロジェクト推進助成事業

天気が心配されましたが、見事に晴れ!集合時間の9時には、井土集会所の前にたくさんの参加者が集まりました。
今回はかさ上げ道路の東側を中心にクリーン作戦を行いました。収穫を控えた稲穂がきれいに色づいていました。
クリーン作戦終了後、井土浦川の河口付近に移動して、カニの観察を行いました。ここには10種類ほどのカニが生息しているそうです。
東谷地から藤塚方面の眺め。所々にヨシが群生し、干潟が広がっています。海水と淡水が混ざり合う汽水域にある井土地区はとても貴重な場所で、生き物の生態も珍しいそうです。
いよいよカニの観察を開始!たくさんのカニが足元を走っていき、参加した子どもたちは大騒ぎでした!
子どもたちが協力して、石垣の奥に隠れたカニを捕まえようとしています。
この辺りでは見つけることが難しいクロベンケイガニ。脚に細かく毛が生えています。
この辺りでよく見られるのはアシハラガニ。当日もさまざまな大きさのアシハラガニを見つけることができました。
観察が終わった後は、貞山堀や再生が進む松林を眺めながら帰りました。
当日分かりやすい解説をしてくださった東北大学・占部城太郎先生(左)、北の里浜 花のかけはしネットワーク代表・鈴木玲さん(中央)、東北大学・柚原剛先生(右)

井土地区には、まだまだたくさんの魅力があります。このように自然に触れる機会を今後もつくっていきたいと考えています。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

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