熟成

今話題のトップガンマーベリックスを見た。

映像、音の迫力、脚本、すべて良く、映画の真骨頂のようなもので、映画館で見るべき映画だった。

続編ということから、前作を踏まえた熱い演出がたくさんあった。

自分はトップガンの無印の直撃世代では全くない。今作を見るために、2倍速でさらっと見た、いわばにわかでしかない。

そんな自分でも、胸が熱くなり、魂が震えるような映画であった。前作で殉職したパイロットの息子とのラストシーンは泣くしかなかった。

正直、今年一番の映画何じゃないかと思うくらいいい映画だと思った。　

それと同時に、この映画を本当に楽しんでいる人が羨ましいと思った。

それはトップガン直撃世代である。彼らはきっと自分の何倍も楽しんでいるだろう。

自分には単純な物語の繋がりしかない。

しかし、直撃世代はリアルな時間の経過があり、そこには自らが生きた経験、思い出がある。トップガンと同じ時代を生き、トム・クルーズと同じように歳をとった彼らには、私が想像できないような感情があるのだろう。

感情は熟成される。歳をとるのも悪くなさそうだと思った。