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IDL/R Fireside chat vol.4-1 「Soaprise! 子どもの新しい手洗い習慣をデザインする」

多様なバックグラウンドを持つIDList(INFOBAHN DESIGN LAB.メンバー)が、1つのテーマに沿ってたき火を囲むように会話する「Fireside chat」。

第4回のトークテーマは、コロナ禍で生まれたり、見直されてきているさまざまな衛生習慣に対して、デザインの力が寄与できることはないかとIDL内で立ち上がったR&Dプロジェクト「Soaprise!」。Part1、2と2つのパートに分けてご紹介します。

Part1の今回は、デザインリサーチからコンセプト立案、初期アイデアをご紹介。2020年春から、試行錯誤しながらプロジェクトを進めていった様子を、IDList 6名が振り返ります。キーワードはコンセプトにもなった「Isolate together」、そして「Be Kind」です。

(収録日:2021年1月18日)

About 「Soaprise!」

IDList 6名が、2020年4月から開始したR&Dプロジェクト。現在検討中のプロトタイプでは「子どもの手洗い習慣のニューノーマルをデザインする」をテーマに、楽しんで手を洗う、さらにそれをサステナブル(持続可能)な形で社会に組み込んでいくための仕組みを検討中です。

プロジェクト名の「Soaprise!」は「Soap(せっけん)」と「Surprise(驚き)」を組み合わせた造語。楽しみながら手洗いを行うきっかけになればという想いが込められています。

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(プロトタイプを対象ユーザーであるお子さんに試してもらっている様子)

今回のIDL/Rでは、Soaprise!プロジェクトの初期段階、アウトプットを出すための思索/試作の様子をお届けします。

「Soaprise!」初期フェーズ

1:デザインリサーチと新しい生活様式における「問い」

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(国内外の事例や文献などのリサーチを通じてコンセプト「ISOLATE TOGETHER」を検討)

2:プロダクト初期アイデア

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(UVCライトを組み込んだ“紙”を使って、これまで/新たな生活様式のハイブリッドとなるような新しいプロダクトができないか、検討を重ねました)

Member

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(写真上段左から:辻村・ヤエル・山岸/下段左から:野坂・軸屋・石河)

辻村 和正 (執行役員 / デザインディレクター)
東京外国語大学卒業後渡米、2007年南カリフォルニア建築大学大学院修了、建築学修士。ロサンゼルス、ブリュッセル、東京と国内外の建築デザインオフィス、デジタルプロダクションを経て2014年より株式会社インフォバーンに在籍。INFOBAHN DESIGN LAB.のデザイン・ディレクターとして、クライアント企業の事業開発におけるデザインリサーチを起点とした様々なスケールのサービス・プロダクトデザインに従事。

ヤエル ベンディット(デザインエンジニア)
ミラノ工科大学でデザインエンジニアリング(修士)を修了した後、イタリアと日本にて、アカデミック領域/ビジネス領域を横断しながらリサーチャーやフィジカル/バーチャルにまたがる複合領域のデザイナーとして活動。
IDLでは、デザイン思考の方法論を適用しながら製品のデザインと開発を行うデザインエンジニアとして案件に関わり、サービスデザインにもその領域を拡大させている。

山岸 智子  (サービスデザイナー)

スマホアプリを中心としたUI/UXデザインに携わったのち、2015年インフォバーンに入社。サービスデザイナーとしてデザイン思考や未来志向のアプローチを応用、実践しながらプロジェクトに取り組んでいる。
人間中心設計推進機構(HCD-Net)認定 人間中心設計スペシャリスト

野坂 洋 (デザインストラテジスト)
NECグループのSI子会社にてWebマーケティングに従事し、BtoB向けIT製品・ソリューションにおけるキャンペーンの企画・実行や自社サイトへのCMS導入、CRM企画と試行を行う。その後、NEC CRM本部宣伝部に出向し、ソーシャルメディアガイドライン整備などマーケティングコミュニケーションの基盤作りを担当。
外資系エージェンシーを経て、2015年よりインフォバーンに移籍。デジタルマーケティング支援や、UXリサーチ、新規事業開発支援などイノベーションやデザインコンサルティング領域を中心に企業支援を行う。

軸屋 亮太(グラフィックデザイナー)
2000年より数社のWebプロダクションで様々な案件に携わり、ビジュアルコミュニケーションの経験を積む。2010年からフリーランスのデザイナーに転身。2015年にINFOBAHN DESIGN LAB.のR&Dプロジェクトに参加。その後活動拠点の一つとなる。

石河 泰治朗(プロダクトデザイナー)
京都工芸繊維大学大学院デザイン学専攻修了。インテリア/プロダクトデザイン事務所Design Studio Lars Vejen(Denmark) を経て、京都を拠点にTaijiro Ishiko Designとして独立。家具を中心に国内外のブランドへ向けてプロダクトデザインを行う。


次回Part2の公開は、3月中旬を予定しています。

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