「置きざーる」試作爆誕。~商品化への道~
皆さま、初めまして。
この度、アイディアステーションメンバーに参加することになりました斎藤と申します。
社会人2年目の23歳。
メンバーの中で一番若くてフレッシュな男性です。(自分で言うな)
これからどうぞよろしくお願い致します。
早速私もアイデアステーションを拝見しているのですが、
いいね数&欲しいね数共にトップクラスのあのアイデアが気になってしょうがない!
皆さまもきっとご存じのはず。そう、例のアレです。
その名も… チャイムに挟む置配グッズ「置きざーる」
「置きざーる」の投稿はこちらからチェック!
昨今のコロナ禍で置配や非対面配達が増えた状況を踏まえて、置配の手助けをしてくれるお猿さんです。
このアイデアを投稿したninniさまは宅配のお仕事をされているんだとか!
宅配をする側、受け取る側両方にメリットのあるアイデアとネーミングセンスが最高ですよね!?
これで宅配業者の方の負担を少しでも軽く出来たら嬉しいなぁ。
(宅配業者の皆さまいつも本当にありがとうございます…!)
ネット通販大好き人間の私にとって配達業者さんを利用する機会も多いので、「是非とも商品化したい」思いが爆発。
そこで社内デザイナー&エンジニアの協力のもと、形状サンプルを作ってみました!
じゃじゃーん!どうでしょうか?
「置きざーる」というネーミングをしっかりと反映したデザイン。
素材は色々悩みましたが、外に置くことを考えて丈夫なABSの板材を使用。
試作段階なので、イラスト部分は印刷したシールを貼って対応しました。
元々のアイデアは手書きで文字を変えられる仕様でしたが、エンジニアの意見も踏まえて、今回の仕様にしました。
うん、いい。凄くいい◎
これだけでも十分素敵なのですが、商品化を視野に入れてさらに質を高めたいところ。
そこで…
会社を飛び出し外部施設の力を借りてレーザーカッター&UVプリンターを使用して、本格的な試作に行ってきました~!(拍手)
左手にあるのがUVプリンターで右手にあるのがレーザーカッターです。
業者さんの見守るなか、初回のサンプル同様ABSの板材で早速試作を開始!
どんな仕上がりになるのか楽しみです!
(作業開始から30分後…)
じゃじゃーん!
UVプリンターでとても綺麗に印刷できました!
次はレーザーカッターでお猿さんの形にカットしていきます。
(作業開始からさらに1時間後…)
置きざーるver.2 爆誕…?
出来たー!のですが、皆さん何か違和感があることに気が付きませんか?
そう。よーく見ると、何か黒っぽい。
恐る恐るひっくり返してみると…
ぎゃーーーーー真っ黒!!
なんでーーー?
しかも何か変な臭いが漂ってきました。
業者さん曰く、どうやらABSには石油成分が含まれていて、
カットする時にはレーザーの熱で燃えやすいのだとか。
レーザーのパワーを弱めると1回では切れないし、
パワーを強めても、燃えて焦がしてしまう。
さすがにこんな真っ黒のままでの商品化は難しい…
なかなか思うようにはいかないですね。
しかし我々は諦めません!1回失敗したからなんだ!
素材を変えてクリアなアクリル板でリベンジ開始。
先ほど同様UVプリンター⇒レーザーカッターの順で試作を行います。
(作業開始から2時間後…)
置きざーるver.2 爆誕!
じゃじゃじゃーん!いかがでしょうか?
とても綺麗な仕上がり。焦げてもいないし臭くもない!
かなり精度が上がってきたと思います。
しかし1点だけ懸念点が…。
アクリルでこんなに綺麗に仕上がりましたが、
実はABSよりもアクリルの方が壊れやすいんです…
一応手の部分(フック)に置き配の袋を引っ掛ける狙いはあったものの、
荷物の重みで折れてしまったり、雨や風の日にドアノブから落ちたら
パリンと割れてしまうかも…
見た目が良いだけでは商品化出来ないのがモノづくりの難しいところ。
アイデアステーションの素晴らしいアイデア達を実現化するためには一筋縄ではいきません。
失敗を繰り返し、学びながら1歩ずつ商品化へと進めていくのがプロである我々の仕事です!
試作を投稿者さまにプレゼント!
今回試作したアクリルの「置きざーる」
このまま倉庫に眠るのは非常にもったいない。
そこで「置きざーる」の生みの親、投稿者のninniさまに試作をプレゼントさせて頂きました!
早速ninniさんのご自宅で「置きざーる」が仕事をしてくれています。
素敵なお写真なので、皆さまにも共有させて頂きますね。
うんうん。我々も頑張った甲斐がありました(泣)
既にご近所でも「これ欲しい!」との声が多数挙がっているそうです!
商品化に向けて我々も頑張らないとですね!
まだまだ検討が必要な点がありますが、
「置きざーる」商品化に向けて引き続き精度を高めていきたいと思います。
皆さま乞うご期待!
アイデアステーション新メンバー斎藤でした~。
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