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chitoseshizuoka
初めての挫折
父は大学1年の夏に亡くなった。
それまで私は自分でいうのもなんだが
かなりの頑張り屋さんだった。
負けず嫌いの性格もあり
中学・高校時代は常に成績トップクラス。
むしろそこしか自分の存在意義はないとも思っていた。
自分に厳しく、目標達成するためには
努力を厭わない。
苦手な数学も原理原則を身に着け克服。
推薦入試を受けるための面接練習で、高校の先生からは他の受験生の足元にも及ばない、とこき下ろされ
悔しくて悔しくて
そこからは全て独学で準備。
入試内容は、集団面接、個人面接。
毎日新聞を読み気になる記事をピックアップし、その記事への意見をアウトプット。
図書館から本を借りてきて
一日一冊読む。
その内容に対しても、意見・感想をアウトプット。
厚生労働白書を借りて何が何だかわからないけど、医療の世界を覗いてみる。
社会のことを勉強するためにイミダス、知恵蔵をひたすら読む。
そんなことを数ヶ月繰り返したら、推薦入試で合格できた。
まさに、順風満帆。
でも、大学1年の夏、父が他界。
私の中の歯車がズレた。
そこから一切勉強ができなくなってしまった。
授業も全く頭に入らないし、テストでも赤点を連発。
よく留年しなかったな、と思うくらい。
私の人生で初めての挫折だった。
大したことではないかもしれないが、自分の中では人生のどん底。
でも、人間底をみると、あとは上がるだけ。
大学3年になる頃、ようやく心のバランスが整ってきたのか、勉強に身が入るように。
国家試験前は看護予備校の授業も受けて、
無事に保健師、看護師資格を取得した。
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