見出し画像

『土砂崩れ』の本当の原因とは?①

2013年ごろから、
特に水害が多くなってきているように
感じるのは私だけでしょうか?

これまでは、
台風が来る時に注意したら良かったのですが、
今は大雨の時でも心配しないと
いけない状況にあります。

日本で起きた災害一覧が
それを物語っています。

日本で起きた災害一覧

小さな土砂崩れは、
雨が降るたびに
ニュースに出ています。

本来、地球上の水は、
太陽の熱で海や陸から蒸発し、
蒸気となって空へのぼります。


空にのぼった蒸気は冷やされ、
小さな水の粒(雨粒)となり、
集まって雲になります。

雲の中で小さな雨粒は
次第に大きくなり、
やがて、雨や雪となって
地上へ降り注ぎます。

そして、
降った雨や雪は
川や地下水を流れ、
再び海へ戻ります。

このように、
ひとめぐりして元へ戻り、
繰り返すことを
「循環」と言います。

近年大雨による土砂災害は
この循環が滞っていることが
原因で起こると言われています。

どこが詰まっているかと言うと、
下の図の赤い丸で囲っているところが
その答えです。

本来は降った雨は地面にしみこみます。

フカフカの柔らかい土は
充分に水をしみこませる力がありますが、
固い地面には隙間がないために
水がしみこむことができません。

地面に染みこめない水は、
地面の土をさらいながら
低い方へ低い方へと流れていきます。

現状、
雨以外でも濁っている川が見られるのは、
残念ながらそのことを証明しているのです。

保水力を失った山は
水を蓄えきれなくなり、
土砂災害が起きていることが
分かっています。

その大きな原因は
今の土木の手法によるものです。

安心安全のため、
壊れにくいように、と
コンクリートの厚い壁を作ったり、
水の流れを誘導するために
U字溝を置いたりと、
様々な物を取り付けてきました。

それの何が悪いと思いますか?

水流れを人の体の血液の流れに例えてみると・・・

人の血管

人は血液が滞ると、
体の隅々に酸素や栄養を送れないことにより、
老化したり、
ひどい場合はその先の部分が
死んでしまうこともあるのです。

体に異常をきたす

このように
水の流れが滞ると
本来の循環ができなくなって、
大地が苦しくなり、
一気に循環を良くするために
土砂崩れという目に見える形で
災害が起きているのです。

つづきは、
『土砂崩れ』の本当の原因とは②へ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?