![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145097152/rectangle_large_type_2_fc5e755a7698f4c41ff52389ad439889.png?width=800)
『土砂崩れ』の本当の原因とは?①
2013年ごろから、
特に水害が多くなってきているように
感じるのは私だけでしょうか?
これまでは、
台風が来る時に注意したら良かったのですが、
今は大雨の時でも心配しないと
いけない状況にあります。
日本で起きた災害一覧が
それを物語っています。
日本で起きた災害一覧
小さな土砂崩れは、
雨が降るたびに
ニュースに出ています。
![](https://assets.st-note.com/img/1719131623330-hQwA55PyIu.png?width=800)
本来、地球上の水は、
太陽の熱で海や陸から蒸発し、
蒸気となって空へのぼります。
![](https://assets.st-note.com/img/1719229567755-bYlSkvxzvW.jpg?width=800)
空にのぼった蒸気は冷やされ、
小さな水の粒(雨粒)となり、
集まって雲になります。
雲の中で小さな雨粒は
次第に大きくなり、
やがて、雨や雪となって
地上へ降り注ぎます。
そして、
降った雨や雪は
川や地下水を流れ、
再び海へ戻ります。
このように、
ひとめぐりして元へ戻り、
繰り返すことを
「循環」と言います。
近年大雨による土砂災害は
この循環が滞っていることが
原因で起こると言われています。
どこが詰まっているかと言うと、
下の図の赤い丸で囲っているところが
その答えです。
![](https://assets.st-note.com/img/1719229870491-6m0JdwJpGe.png?width=800)
本来は降った雨は地面にしみこみます。
フカフカの柔らかい土は
充分に水をしみこませる力がありますが、
固い地面には隙間がないために
水がしみこむことができません。
地面に染みこめない水は、
地面の土をさらいながら
低い方へ低い方へと流れていきます。
現状、
雨以外でも濁っている川が見られるのは、
残念ながらそのことを証明しているのです。
保水力を失った山は
水を蓄えきれなくなり、
土砂災害が起きていることが
分かっています。
その大きな原因は
今の土木の手法によるものです。
安心安全のため、
壊れにくいように、と
コンクリートの厚い壁を作ったり、
水の流れを誘導するために
U字溝を置いたりと、
様々な物を取り付けてきました。
それの何が悪いと思いますか?
水流れを人の体の血液の流れに例えてみると・・・
![](https://assets.st-note.com/img/1719114470652-NkILhuz0wC.png?width=800)
人は血液が滞ると、
体の隅々に酸素や栄養を送れないことにより、
老化したり、
ひどい場合はその先の部分が
死んでしまうこともあるのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1719114546770-NuxMOw5CQJ.png?width=800)
このように
水の流れが滞ると
本来の循環ができなくなって、
大地が苦しくなり、
一気に循環を良くするために
土砂崩れという目に見える形で
災害が起きているのです。
つづきは、
『土砂崩れ』の本当の原因とは②へ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?