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母は一番の話し相手

母が元気な頃は
私にとって母が一番の話し相手だった

仕事で理不尽なことがあっても
帰って母に聞いてもらうとスッキリして
気持ちを切り替えることができた

私には何でも話せる友達もいるので、
母に話さないことは友達に話す

ふと考えた

母は友達付き合いをしない

毎年年賀状をやりとりするお友達は数人いるが、
日頃電話し合ったり
ときどき会ったりするようなことはない

気のおけない友達が近くに住んでいないことも
理由の一つ、そして仕事を持っていたことも

子供のお母さん同士の付き合いはなかった

子育てや夫婦、仕事の悩み・愚痴は
どうやって消化してきたのだろう

母は自立していて、
なんでも自分で決めてやってきた

悩みがあっても誰にも相談せずに
ひとりで抱え込んでいたのだろう

そして完璧主義
それが病気を引き起こしたのかもしれない

母の病は完璧主義の人、
真面目な人がなりやすいそうだ

私はそんな母の孤独?に全く気付かず、
のほほんと暮らしてきた

母はどうやって気持ちを切り替えていたのだろう

私が母の相談相手になってあげられるほど
もっと大人だったら変わっていたかな

今は話を聞くことはできないが、
私は今まで通り、何でも話して聞いてもらっている

やっぱり今でも母は一番の話し相手だ

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