猫の膵炎を徹底解説します
OP
みなさん。こんにちは。
今回は「猫の膵炎」について、解説していきたいと思います。
猫を飼っているなら、絶対に知っておいた方が良い情報になりますので、ぜひ最後までご覧ください。
参考サイト
膵炎とは
膵炎は、膵臓に炎症が起こる病気です。
人間の場合は激しい嘔吐等が症状として出ますが、猫の場合はほとんど症状が出ないのでやっかいですよね。
急性膵炎と慢性膵炎の違い
膵炎には、急性膵炎と慢性膵炎の2つにわけられます。
猫では慢性が多いようですが、確定には病理検査が必要です。
こういうことも相まって、私は健康診断をすすめています。
急性膵炎
急性膵炎は、何らかの原因で膵臓に自己消化と炎症が急激に引き起こされる状態です。
強い炎症が起こるので、膵臓等から隣接する消化管などに炎症の範囲が広がることもあります。
最悪の場合は短命になることもあります。
慢性膵炎
慢性膵炎は、読んで字のごとく(?)、長期間にわたり、膵臓の炎症が続く状態です。
本人の自覚症状を伴わない状態で進行していくことが多いため、早期発見が難しいとされています。
進行が進むと、ダメージを受けた膵臓は元には戻らなくなってしまいます。
慢性腎臓病に似ていますね。
原因
膵炎の原因はよくわかっていません。
遺伝疾患・ストレス・ウイルスの感染等が考えられています。
症状
ではここからは、症状を解説します。
急性膵炎・慢性膵炎の症状を混ぜたランキングであることは、ご承知おきください。
第9位~第6位
膵炎のサイン、第9位は「毛づやが悪い」です。
慢性腎臓病が進行すると、毛づやが悪くなることがありますが、膵炎のサインかもしれません。
気づいたら動物病院に行きましょう。
膵炎のサイン、第8位は「体重減少」です。
体重減少は、ほとんどの病気で見られる現象です。
甲状腺機能亢進症なんかは、すっごくよく食べるのに体重が落ちるので、気づきやすくなります。
膵炎のサイン、第7位は「元気がない」です。
元気がないのは膵炎だけではありませんが、動物病院に行く方がよろしいです。
膵炎のサイン、第6位は「食欲不振」です。
食欲不振もメジャーどころですよね。
肝リピドーシスという肝臓の病気になる前に、できるだけ早く動物病院へ行きましょう。
第5位~第1位
膵炎のサイン、第5位は「元気廃絶」です。
先ほどの元気がないとは別物の状態です。
明らかに元気がない感じです。
気づいたら動物病院に行きましょう。
膵炎のサイン、第4位は「食欲廃絶」です。
食欲不振とは別物の状態です。
肝リピドーシスになる前に、動物病院へ行きましょう。
膵炎のサイン、第3位は「激しい下痢」です。
ここからはだいぶ進行した状態です。
激しい下痢と嘔吐は膵炎以外にも、他の重篤病気が隠れている恐れがあるので、動物病院へ行きましょう。
膵炎のサイン、第2位は「激しい嘔吐」です。
膵炎のサイン、第1位は「何かがおかしい」です。
予防法
膵炎の予防法は、残念ながらありません。
なので、何かがおかしいにどれだけ早く気づけるかが、大事なところです。
ED
以上、猫の膵炎を解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
この情報がお役に立てたら嬉しいです。
それではまとめです。
まとめ
〈基本情報〉
膵炎は、膵臓に炎症が起こった状態
急性膵炎と慢性膵炎がある
〈サイン〉
第9位 毛づやが悪い
第8位 体重減少
第7位 元気がない
第6位 食欲不振
第5位 元気廃絶
第4位 食欲廃絶
第3位 激しい下痢
第2位 激しい嘔吐
第1位 何かがおかしい
〈予防法〉
何かがおかしいにどれだけ早く気づけるか
定期的な健康診断
それではまた次の記事をお楽しみに。
※見出し画像は、https://www.anicom-sompo.co.jp/nekonoshiori/6419.htmlから引用した写真に、文字をつけさせていただきました。
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