期末テストは大冒険。

私、ひとり旅ってしたことなくて、、

いつかはしてみたいなーなんて思っていても
なかなか踏み出せずにいました。

ひとりが嫌ってわけではなく
単に
ひとりが怖かったんです。

天気の良い空を見ていたある日
ものすごく心が踊った感覚とともに

“ひとりでドライブ…きっと楽しいんだろうな…”

と一瞬、頭をよぎりました。

高速使ってひとりドライブ。
今までの私で考えたらこれは本当に大冒険！

でも不思議と“できるわけない”なんて言葉は
出てきませんでした。

“遠くないいつか、いこう”

そう思った時…
前に行ったライブのことを思い出しました。

調べてみると
車で2〜3時間くらいの距離で
またライブがあることを知りました。

が、もちろんチケットなんて買ってない。

どうやって行くんだ？

でも頭の中では
晴天で運転して会場に向かっている私の姿しか
見えてこない。

“え？私、、行くんですか？”

そう思ったのは
ライブからほんの2週間くらい前でした。

とりあえずチケットを買える方法を探してみると
まだチャンスはあって当たれば行ける！

応募直前。

やっぱりひとりで行くより
友達と行ったほうが楽しいんじゃないか…

そう思って友達に連絡。

しかし
「最近疲れてるから落ち着いたら連絡するね」と
届いた返事。

『ひとりでやりなさい』
そう言われた気がしました。


この瞬間
“自分でやるんだ”と自覚した私。

今までの私なら絶対に進まなかった道へ
歩き出した瞬間でした。

チケットを手にするチャンスは何回かあって

ハズレる度に
“そーだよね、やっぱ無理だよね…”
なんて昔の私に戻ろうとする私。

だけど、会場に向かうべく運転している私の姿は
消える気配さえ感じない。

　腹を括ったんだから！
　あとは全てを任せるんだ！
　今できることは
　いつでも行ける自分でいるだけだ！

なんて
新しい私の姿もちゃんとあって

根拠もないのに
“大丈夫”って言える私がそこにいました。

そしてなんと、、
本当に本当のラストチャンスに当選！

前日にライブに行けることが決まり
私の大冒険が始まりました。

でも。
いざ大冒険が始まると…

あ、うん。
そうそう。

と、驚きもしない私。笑

“いつでも行ける自分でいる”

準備万端だった私は
ただひたすらにその時を楽しむことができて
少しのネガティブも出てきませんでした。

存分に楽しんだ帰り道
ひとり運転しながら

“私は今まで何に怯えていたんだろう”と
深く向き合い始めると
離れた彼が出てきました。


彼がひとりで運転をして遠出していたのは
彼との最初で最後の喧嘩の直前の出来事。

あの時の彼と今の自分が重なっていくと
不思議な感覚になっていくんですよね。


あの時の私が想像しようともしなかった
彼の気持ちや状況
感覚のすべてを味わいながら

何度も「ごめんね」とつぶやき
あの頃の彼の気持ちを味わい
あの頃の自分と向き合い

最後に
“今の自分ができること”に心がたどり着くと
溢れんばかりの感謝でいっぱいになりました。

大冒険への背中を押してくれた友達
あの場所でライブをしてくれた人
私のところにきてくれたチケット
ライブを支えるスタッフさんたち
帰りを待っていてくれる両親と猫

こんな大事なことに気づけた自分

そして
すべてを用意してくれた世界に。

今回の大冒険は“ひとりでドライブ”と
よぎった瞬間から始まっていた
この約1年間
学び、向き合い、気づいてきたことの
期末テストみたいだったなーなんて。笑

私は私に
100点満点の合格をあげたいと思います♡