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登壇者自身も参加したくなる!「競技プログラミングを通して観る色々な生き方について」振り返り

8/14, 「競技プログラミングを通して観る色々な生き方について」開催終了!

8月14日のお昼頃に、「競技プログラミングを通して観る色々な生き方について」という中高生向けのオンラインイベントが開かれました!

丁寧な問題解説や演習、そしてパネリストの方々による実体験の談話を通じて、競技プログラミングの基礎知識はもちろんのこと、多くの方が悩みがちであるプログラミング技術の将来への活かし方も学べるイベントでした。
このnoteでは、そのイベント当日の様子、及び開催して分かった事を綴らせて頂こうと思います。

*イベントの詳しい概要を知りたい方は、こちらのnoteをご参照ください。

当日の様子、および参加者の声

今回の様子は、前半と後半に分けてご説明をいたします。

けんちょんさんによる、引き込まれる問題演習タイム

イベント前半は、当イベントのメインスピーカーであり、『アルゴリズムとデータ構造』の著者である「けんちょん」という方が登壇し、約一時間の間競技プログラミングの初歩的な説明から問題演習まで、参加者の方々に教えくださりました。
教育向けの競技プログラミングの本を三冊も出版されている方だったのもあり、優しく且つ参加者を取りこぼさないスムーズな進行を行われました。
結果的には、見事時間ピッタリで講義を終えていただく事ができたのですが、イベント後の御話しによると残り時間に合わせて使うスライドを臨機応変に変えていたとの事。卓越した解説と進行、時間管理には私も脱帽してしまいました。

白熱のパネルディスカッション

イベント後半の部は「パネルディスカッション」というコーナーでした。
パネルディスカッションとは、簡潔に述べるとあるテーマに対してパネリスト達がそれぞれの人生観、豊富な経験を元に対話を行い、参加者はそれを聞く事ができるというセクションです。

今回は、参加者の方から共有いただいたプログラミングと人生の結びつきに関する話題、質問について3名の識者が対話を繰り広げました。前半で登壇されていたけんちょんさんに加え、サイウズ・ラボの研究員で『ゼロからのOS自作入門』の著者でもある「uchan」さん、そしてソフトウェアエンジニア経験が2年ほどあり、プログラミング競技の一種であるCTFというコンテストに何度か出場されている「megumish」さん、この3名が対談しました。

セクションは40分間あったのですが、どの対話も学びと経験に裏打ちされた聞き入ってしまうものだったため、あっという間にこのコーナーは終わってしまいました。こちらに、リアルタイムで共有された質問と、それに対するパネリストの返答をまとめたものをいくつか記載致します。

質問1:パネリストの皆さんは、どんなきっかけでプログラミングと出会ったのですか?

けんちょん:20歳から始めました!若くなくても大丈夫!
uchan:小学生のころに、親が勧めてくれました。
megumish:中学2年生ごろから、ゲームを作りたくて始めました。

質問2:部活動の後輩にプログラミングを教えたいのですが、コツを教えてください!

けんちょん:難しい話ですが、人によると思います。その人それぞれの個性を見抜くといいかも!
uchan:技術そのものを学ぶのが好きな人か、何か作りたいものがある人なのかどちらかを見分けるといいかもしれません。
megumish:自分も楽しみながら教えると良いと思います!

質問3:プログラミングを続けるにおいて大切な事は何ですか?

けんちょん:人による部分は大きいですね…ただ強いて言えば、僕はプログラミングを通じて色んな人とつながるために技術を学べました。人とのつながりを増やすために学ぶという暖かい動機も、きっと強い力を与えてくれると思うのです。
uchan:経験からお話しすると、誰かに教えるために学ぶ、もしくは何か作品を他の人に見せるために学ぶ、というのを原動力にすると、続きやすいと思います。ただ、人によりけりなところはあるので自分なりの動機を見出すといいと思いますよ。
megumish:好奇心を失わないように心掛けると、続けていけるのではないでしょうか?

他にも、およそ10件のご質問が届きました。
参加者側からすれば質問したりないという方も見受けられ、またパネリストの方々もまだまだこのコーナーを楽しみたいご様子だったので、今後はこういった対話の機会をどんどん設けていく所存です。

イベント後の満足度、感想について

イベント終了後に取ったアンケートにて、参加者の方々から感想をいただくことが出来ました!ここに感想の一部を記載します。

・ 面白かったです。ありがとうございました。動き出すこと大事ですね。

・パネリストの皆さんの貴重なお話が伺えて、プログラミングに取り組んでいく元気が出ました。ありがとうございました。

・いろいろ不安だった将来が本物のエンジニアの方々に勇気づけられたため、明るくなりました。ありがとうございました!

また、1~5で評価できるイベントの満足度も平均値4.8を記録。参加してくれた方の多くにとって、今回のイベントは好評だったようです。
参加された方のうち半分以上の方々から感想を頂く事ができたのは、主催者一同、大変嬉しかったです!

まとめ

以上のように、競技プログラミングを中心に取り扱った今夏のイベントは、参加者も、そして主催者側も楽しめる形で終わりました。

今回のイベントにて、パネルディスカッションのテーマを参加者の方の意見によって内容を決める事にしたのは正解だったなと、振り返りを通して改めて思いました。それは何より、参加者の皆さんが興味を持って楽しく会話を聞けるひと時を形創ることが出来たためです。

イベントに参加して下さる方々の生の声に基づく、その道のプロフェッショナルの方々による対話。そこで生み出される、豊富な経験と実践に裏打ちされた率直で純粋な洞察、言葉。「競技プログラミングに入門しつつ、プログラミングと人生の結びつきを学ぶ」というコンセプトのイベントにおいて、これ以上に素晴らしい環境はそうなかったと断言できます。

開催に協力して下さった登壇者の方々、イベント告知に協力してくださった方々、そしてなによりこのイベントを視聴してくださった方々には感謝しかありません!今後も今回のイベントを糧に、さらなる学生向けイベント開催に励んでいく所存でございます。

イベントの主催団体、「やりたいこと支援サークル」の紹介:

今回のイベントを企画した団体であるやりたいこと支援サークルは、中高生の方々の視野広げや生きがい探しを、プログラミングを中心に支援しているオンラインコミュニティです。

今回のイベントで登壇した方々のようなプログラミング界隈のエキスパートの方々と交流ができる場の提供、およびプログラミングに関する勉強会の不定期開催といった活動を行っています。
いろんな生き方、幸せの形を見つけやすい環境を、多くの分野と通じているプログラミングを通して作っているコミュニティです! 詳しい概要を知りたい方は、以下のnoteをご覧ください。

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