「抗う」

 絶賛アンチエイジング中である。といっても口だけなのだが、40を過ぎてから、一気に自分の衰えを感じるようになった。
 体の衰えはもちろんだが、会話の最中に気の利いた言葉が出てこなかったり、作文にしてもクスっと笑える文が書けなかったりと「脳」の衰えも生活の端々で残酷なまでに突きつけられた。

 今月で43歳になる。「なんか若い頃の自分と違う」そんなギャップを感じて3年近く経った。「抗いたい」素直にそう思う。
 「老い」を止めることは不可能だが、「老い」のスピードを遅らせることは可能であると思う。

 昨年生まれて初めてB'zのライブに行った。圧巻だった。年にして還暦前後の二人だったが、年齢を感じさせないエネルギッシュでパワフルなステージでとにかく勇気と元気をもらった。
 今年は稲葉さんのソロのライブを観戦できた。昨年よりも元気にステージを走り回り、衰えない歌声を維持する稲葉さんの姿やこのクオリティを保つための見えない努力をしているのだろうなと感じとにかく感動した。
 「抗っている」人はいる。そう思っただけで自分も「抗える」のではないかそう思えた。

 残念なことなのだが、自分はもう若者ではない。悲しい現実だが、受け入れようと思う。しかし、だからといって自分がこのまま「老い」を素直に受け入れるつもりもない。
 若作りではなく、年相応の自分、できればさらに磨かれた自分になるための努力をしていこうと思う。
 そのためには「健康」そして「勉強」だと思う。筋肉も脳も使わないと衰える一方なので、「とにかく使う」、「正しく使う」「続ける」ことを意識し自分も「抗って」いきたいと思う。

 

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