見出し画像

身体は超優秀な形状記憶

人を含めた動物は「環境に適応しようとする」特徴を持っており「今あなたがとっている姿勢」はこれまでの結果なのです。
何をそんな当たり前のことを?とおっしゃりたい気持ちは重々承知しております。

それでは今、このnoteをご覧いただいているあなたの姿勢はどうなっていますか?
自分の姿勢や身体の位置関係がどうなっているのかわからない…なんてことはないですよね?
そもそも、ご自身の身体がどのようになっているのか身体に意識を向ける時間は1日のうちにどれくらいありますか?

骨盤が後ろに倒れて…背骨が丸まり猫背で…首は前に出て…肩も前に出た巻肩で…脇が開いて腕は内側に捻れ…掌は下を向いて…なんて、そんな姿勢だなんてことはないですよね?

「いやいやそんな姿勢でいることは普通でしょ」「誰だってこんな姿勢でしょ」と言うあなたはストレートネックや首こり、肩こり腰痛などに悩まされてはいませんか?

そのようなお悩みを現時点で抱えていたとしても大丈夫!
これからの日常で身体に意識を向けたり、ストレッチなど身体を動かす時間を作っていけば徐々に不調は改善されていきます。

「脳は環境に適応しようとする」と先ほどお伝えしました。

ぼくはボルダリングが趣味で週に1日、2〜3時間ほどボルダリングの施設に足を運びます。
日常生活では考えられないような小さなホールドやツルツルしたホールドに足を置いたり、遠くのホールドに足を伸ばしたり、高い位置にあるホールドに腕を伸ばしたり、すごく小さなホールドを握ったり…と日常生活では求められない肩や股関節の可動域(関節の動かせる範囲)を必要としたり、足趾や腕、指の筋力が要求される時間を過ごしています。(ホールド=壁についている石のような出っ張り)

そのような時間を日常生活の中に取り入れていると、脳は勝手に「この身体にはこれだけの可動域や筋力が必要なのだな」と判断し、その機能を保とうとしてくれます。

その逆に脳や身体は使わなければ衰えます。
日常生活で座っていることが多い、動いたとしても通勤や通学の時に歩くだけ…
そんな場合に脳は「この身体にはこの範囲だけ可動域や筋力を保っておけば良いのだな」と判断します。
その結果、筋肉の柔軟性が低下して可動域が狭くなったり、筋肉が衰えたり…と言うような弊害が発生してしまいます。

今回お伝えしたかったことは「何でも良いのでまずは身体を動かしましょう」
ラジオ体操でも良いですし、ストレッチでもヨガでもあなたが好きな方法で関節を大きく動かしてください。

そして、欲を言うと「1回の時間は短くても構わないので多くのセット数をこなしてください!(1回1〜2分のストレッチなどを1日10セット 笑)」
1日のうちでそれだけ多くの刺激を脳に伝えることで「この身体はこれだけ広い関節の可動域を保つ必要があるのだな!」と錯覚させることができます。

姿勢にも同じことが言えます。
だらっと座ることが悪いのではありません。
だらっとした姿勢しか取れない身体になってしまうことが問題なのです。
日頃からあなたの姿勢はどうなっているのか?と意識を向け背筋をシャキッとする時間を作ることで姿勢を保つ筋肉も働いてくれます。
そして、シャキっとしていることに疲れてしまったらまた、だらっと座りましょう。
「シャキッとした姿勢もだらっとした姿勢もどちらも取れる」そんな切り替えができる身体の状況でいられると良いのですね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?