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未熟な心もいつかは成熟するはず

どうも。伊田錦です。

今日は、僕は“まだまだ未熟なんだ”というお話。

みなさんは、【見知らぬ誰かを助けた】経験はありますか?

僕は今日、それができませんでした。


というのも。

今日は家族でスーパーにお出かけをしたのですが。

その最中に事件は起こりました。

しかも2度。


1つは、買い物が終わり、レジで精算をしていたとき。

セルフレジで、父親がカゴからマイバックへ商品を詰めているのを眺めていたのですが。

突然後ろの方で、チャラーンという音がしたのです。

振り返ると、60代くらいのおじいさんがお金を落とした様子でした。

おじいさんは足元に転がったお金をヒョイと拾い上げると、足早に去っていきました。

僕は、大事にならなくて良かったと思いつつ、ふと自分の足元に目をやりました。

すると、“穴の空いた銀色のコインが1つ”目に入ったのです。

(あぁ、もしかしてこれは…)

おそらく、おじいさんの所から僕の足元に転がってきたのでしょう。

そしてそれに気づいているのは、たぶん僕だけ。

僕の脳裏には2つの声が響きました。

そう。いわゆる“天使と悪魔”というヤツです。

(いま拾って追いかければ、渡せるよ!)
      VS
(気づいてないフリしよっと…)

さぁ。僕はどちらを選んだでしょうか。


ここで、もう1つの事件のお話を先に。

“おじいさんお金落とし事件”の10分後。

スーパー内の通路にて。

通路を歩いていると、

20代後半くらいの女性が、2、3歳くらいの男の子としゃがみこんでいる姿が見えました。

遠巻きではよく見えなかったのですが、少し近づいてみると、床に飲み物をこぼした跡がありました。

その女性は、床を拭くわけでもなく、誰かに助けを求めるわけでもなく。

ただ、ぼうっとしている様子でした。

もしかしたら、お子さんがこぼしちゃったのかもしれません。

頭がフリーズして動けなかったのかもしれません。

ここでも、僕の中の“天使と悪魔”、通称【テンアク】が囁きます。

(困っている感じじゃん!声かけてみようよ!)
       VS
(いや、僕が声かけても助けにならないでしょ。
きっと誰かが何とかしてくれるって…)

さぁ。僕はどちらを選んだでしょうか。



勘のいい方は…というか、冒頭で話しちゃっているのでお気づきでしょうが。


2つの事件とも、僕は声をかけられませんでした。

もちろん、場合によっては声をかけない方がよい、というケースもあるのでしょうが。

見て見ぬふり、知らんぷりが発動したこの一連の出来事は。


「あぁ、また僕は“逃げ”を選んでしまった。」

という思考に陥らせてしまったのでした。


あのとき、あの場面で声をかけられる人って、どのくらいいるんでしょうか。

僕が逆の立場だったら、どうしてほしかっただろう。

追っかけてお金を届けてもらえたら、嬉しいかもな。

女性の詳しい事情は分からないけれど、頭がパニックになっているときに声をかけられたら、嬉しいかもな。

そう思うと、僕の行動はよくなかったのかな。

あそこで、何のためらいもなく声をかけられる人は、確実にカッコいい人だよな。


もし、次も同じような場面に出くわしたとしたら。

いったい僕は、どうするのだろう。



「次こそは絶対に声をかけるぞ!」



…と声高に叫べないところを見るに。

僕はまだ未熟らしい…。


では。また。いつか。

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