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養育計画のサンプル(カナダ)

 この記事は、「オタワの離婚」(Ottawa Divorce)に記載された「養育計画のサンプル」を引用し、カナダ政府の「養育計画のチェックリスト」や「養育計画の作成」中のアドバイスを解説としてピックアップして作成したものです。

ウェンディ・ジョーンズ(母)
ハロルド・ジョーンズ(父)

私たち、○○(生年月日)と▢▢(生年月日)の親であるハロルド・ジョーンズおよびウェンディ・ジョーンズは、親としての互いの責任を果たし、子どもたちの福祉を増進するために、この養育計画を作成します。私たちは、親としての役割において協力的な態度で協業することにより、子どもたちが私たちの別離から受ける影響を軽減することを選択します。

【解説】 両親がうまくいっていないと、子どもは往々にしてストレスや不安を感じます。親が子どもを大人同士の争いから守り、お互いに協力し合うことができれば、子どもは別居や離婚にうまく対応できます。

  1. 私たちは、この計画が、子どもたちや私たち自身の将来における全ニーズを反映するものではないことを認めます。従って、私たちは、この養育計画に反映された精神にコミットし、子育てに関する問題が発生した場合には、柔軟に話し合い、解決に向けて積極的に取組んでいきます。
    【解説】養育計画は、子どもの関心事やニーズを反映したものでなければなりません。子どもの年齢を考慮し、子どもの成長に応じて計画をどのように変更するかを検討する必要があります。養育計画は、予定の見通しを明確に立てるために十分なディテールが必要ですが、一方で実践するために十分な柔軟性を持っていなければなりません。

  2. 私たちは、子どもの養育について、意思決定の分担を含め、子どもの利益と子どもに対する責任を相互に共有していることを認めます。私たちは、双方の親が定期的に子どもたちの生活に積極的に関わることが、子どもたちにとって最善の利益であると信じています。
    【解説】一般的には、子どもが両方の親と継続的かつ有意義な関係を築き、それぞれの親がもう一方の親との関係をサポートしていることを知っている方が、子どもにとっては最善です。
     主に一方の親と暮らし、もう一方の親と頻繁に一緒の時間を過ごすことが子どもにとって最善の場合もあります。また、両方の親とほぼ同じ時間を過ごすのが子どもにとって最適な場合もあります。

  3. 私たちは、子どもに関する問題を話し合うとき、常に冷静で、子ども中心でいるよう努めます。
    【解説】「共同子育ての関係」とは、別居または離婚している親の間で、子どもにとって何が最善かに焦点を当てて考える関係のことです。「夫婦の関係」から「共同子育ての関係」には、直ぐに変わりません。努力する必要があります。

  4. 子育てに関することは、お互いに直接話し、子どもを真ん中に置いてメッセージを伝えることはしません。
    【解説】時には、親同士が直接会話しない代わりに、子どもをメッセンジャーとして利用することがあります。これでは、子どもが対立の渦中に置かれてしまいます。これでは、子どもはストレスや不安を感じてしまいます。

  5. 私たちは、子供たちの前で口論をしないよう努力します。

  6. 私たちは、子どもの前では、互いのことや互いの子育てについて批判的なことを言いません。私たちの家族や友人にもそうするよう求めます。
    【解説】子どもの前で、あなたや一方の親がお互いを貶めることがあります。
     一方の親について良いことが思いつかなくても、ネガティブなことは言わないようにしましょう。あなたが一方の親を批判しているのを聞くと、子どもは一方の親に対して悪い印象を持ってしまいます。また、子ども自身も批判されているように感じてしまうこともあります。

  7. 私たちは、法的な問題や金銭的な問題など、大人の問題を私たちの間でしっかりと守り、子どもたちから遠ざけます。

  8. 私たちは、私たちの別離に伴う悲しみ、怒り、寂しさなどの感情を子どもたちに背負わせません。

  9. 私たちは、もう一方の親の私生活に関するプライバシーの権利を尊重します。

  10. 私たちは、子どもたちがもう一方の親と可能な限り最良の関係を持つよう勧め、私たちのどちらかを選ぶよう子どもたちに求めることはしません。

  11. 私たちは、もう一方の親の行動に疑わしい点あっても、善意に解釈します。
    【解説】あなたが子どものためにできる最も重要なことの一つは、あなたと一方の親との間の争いから子どもを守ることです。離婚法に基づき、親はこの義務を負います。両親間の争いが少ないことは、別居や離婚後の子どものウェルビーイングにとって重要であることが、調査により明らかになっています。紛争は、子どもにとって有害な緊張感のある環境を作り出します。これは、肉体的虐待や精神的な虐待がなくても同じです。
     つまり、あなたと一方の親は、子どもの前ではお互いに敬意を持って接するべきなのです。
     争いが長く続くと、子どもにストレスや恐怖心を与え、感情や行動の問題を引き起こす可能性があります。例えば、研究によると、親同士の対立は以下の事項に影響を与えると言われています。
       ・子どもの身体的、心理的、感情的な健康状態
       ・子どもの社会的交流-交流相手は、あなたや他の家族、友人、
        更には将来における自分の配偶者や自分の子ども
       ・子どもの学校での成績
     両親同士の対立が続くと、子どもの悪い手本となります。健全な方法で意見の相違を解決する方法を示すことができないからです。

  12. 子どもたちは1週間(7日間)を一方の親のもとで過ごし、次の1週間をもう一方の親のもとで過ごします。

  13. 両家庭間の移動は金曜日の放課後に行います。受け入れ側の親が放課後に子どもを迎えに行きます。もう一方の親は、金曜日の朝、子どもの持ち物を受け入れ側の親に返します。

  14. 家庭間の移動を容易にするため、家庭間を行き来する荷物は最小限したいと私たちは考えています。特別な持ち物を一方の家庭からもう一方の家庭に持ち込むことは子どもの自由ですが、特別な持ち物を両方の家庭で持つことを私たちは奨励します。衣服やその他の必需品は両方のホームで持つようにします。

  15. 2つの家庭間で一貫性を持たせるために、子どもたち用に同じシッターのリストを作成し、維持します。

  16. 私たちは、子どもたちの健康的な食事と運動をサポートします。

  17. 私たちは、子どもたちがもう一方の親と同居している平日に、別居する親と子どもたちが一緒に過ごす機会を持つことが重要であると考えます。従って、私たちは水曜日に別居親がバス停または学校まで子どもたちを迎えに行き、一緒に夕食をとり、午後7時にもう一方の親の家に子どもたちを戻すことに同意します。

  18. 子どもたちはいつでも(就寝前であれば)別居する親に自由に電話をかけることができます。別居親は2、3日おきに子どもたちに電話することができます。

  19. 両親の同意があれば、スケジュールを変更することができます。

  20. 休日の帰宅時間は、特に指定がない限り、全て午後5時です。
    【解説】養育時間のスケジュールに同意する際には、実用的かつ現実的であることが重要です。
     あなたと一方の親は、あなたの仕事や他の約束事のように、あなたの個々のスケジュールについて考えたいと思うかもしれません。また、子どもと過ごすためにどのような交通手段が必要かを考えておく必要があります。例えば、一方の親が車を持っていない場合、特にあなたともう一方の親がお互いに近くに住んでいない場合は、公共交通機関の利用可能性などを考えなければなりません。
     両親の間の移動は、子どものスケジュールの中で自然なタイミングで行われる方が、子どもにとっては楽です。例えば、一方の親が子どもを保育園や学校、スイミングスクールに送り届け、もう一方の親が迎えに行くという方法です。これにより、子どものスケジュールが乱れるのを防ぐことができます。

  21. サンクスギビング(感謝祭)の週末は、子どもたちは父親の世話になります。

  22. クリスマス休暇は、第1週と第2週の2つに分けます。第1週はクリスマス休暇の前半で、クリスマスイブとクリスマスが含まれます。第2週は休暇の後半で、大晦日と元旦が含まれます。

  23. 子どもたちはクリスマスの第1週を母親と過ごす。父親はクリスマス翌日の正午に子どもたちを迎えに行き、子どもたちは第2週を父親のもとで過ごします。

  24. 3月の学校休暇は、金曜日の放課後から2度目の日曜日(つまり9日間)の夕飯前の午後5時までと定義します。3月の学校休暇中、母親が子どもたちの世話をします。

  25. イースターは、イースター前の木曜日の放課後から翌月曜日の午後5時までの期間と定義します。イースターの週末、父親が子どもたちの世話をします。

  26. 5月の3連休は、母親が子どもたちの世話をします。

  27. 翌学年からは、感謝祭は母親が、クリスマス休暇の第1週は父親が、といったように、この休暇スケジュールを入れ替えます。

  28. 夏期休暇(約9週間)は両親で均等に分担します。

  29. 夏季休暇中、それぞれの親は最長2週間(金曜日から2週間後の金曜日まで)連続して子どもと過ごすことができます。親同士が別の時間に合意しない限り、移行する時間は金曜日の正午とします。

  30. 夏季休暇の残りの期間は、子どもたちがそれぞれの親のもとで交互に過ごすよう、平等に分担します。週が余った場合は、週の半分をそれぞれの親と過ごすように分担します。

  31. 毎年4月30日までに夏季休暇を決定します。

  32. 夏季休暇の週数が不均等な場合、夏季休暇の最終週(その最終週は両親で均等に分担する)までに子どもたちと一緒にいなかった親が、学校が始まる最初の週に子どもたちと一緒にいる親になります。

  33. 日程に拘らず、ハロウィーンには子どもたちが両親と会えるように手配します。

  34. 別居親は、子どもの誕生日に自由に子どもに電話をすることができます。別居親と子どもは、子どもの実際の誕生日に自由に短時間の訪問ができます(訪問の時間は同居親が決定します)。

  35. 友人を交えた子どもの誕生日パーティーは、両親が共同で企画し、中立的な場所で行います。

  36. 通常の養育時間スケジュールとは関係なく、子どもが親の誕生日に親に会いたがっている場合は、その訪問を手配します。

  37. 子どもたちが、母の日(父の日)に母親(父親)のもとで過ごすことが通常スケジュールに組まれていない場合、子どもたちは午前9時から午後5時まで、母親(父親)のもとで過ごすことができます。その後、通常のスケジュールを再開します。

  38. 子どもを寝かしつける時間帯に夜間外出する場合、同居親はシッターに子どもの世話を依頼します。

  39. 但し、宿泊型の養育時間を含め、同居親が一定期間不在になる場合は、まずもう一方の親に子どもの世話ができるか尋ねます。その親が世話できるのであれば、その親が子どもの世話をします。子どもの世話をしてもらう必要がある親は、不在により失った養育時間の補填を期待しません。

  40. それ以外の理由で、子どもの世話をしてもらう必要がある場合、子どもの世話に関して、本人の裁量に委ねます。
    【解説】養育時間のスケジュールは、子どもが一般的にそれぞれの親と過ごす時間について、できるだけ明確にする必要があります。また、誕生日、母の日、父の日などの休日や特別な日、宗教上や法定の休日を含めることができます。

  41. 私たちは、子どもの養育に関する全ての重要な決定に、私たち双方が関与することに同意します。

  42. 主な決定事項には、子どもたちの教育、健康、宗教、託児所、課外活動、一般的な福祉に関する問題が含まれます。

  43. 私たちの子どものどちらかまたは両方に関わる重大な決定に関して、私たちの間で意見の相違が生じた場合、以下に概説する紛争解決プロセスに従うことに同意します。
    【解説】意思決定責任とは、子どものウェルビーイングに関する重要な決定を行う責任を意味します。
     重要な意思決定は、様々な方法で行うことができます。
      ・共同意思決定責任
       あなたともう一方の親がお互いに相談し、一緒に決定します。
      ・単独意思決定責任
       一人の親が決定します。
      ・分割(並行)意思決定責任
       一部の決定(例えば健康や宗教など)はあなたが責任を負い、
       他の決定(例えば教育など)は一方の親が責任を負います。
     あなたの置かれた状況で、どの方法が適切かは、子の最善の利益に照らし合わせて慎重に検討する必要があります。

  44. 日常的な些細な子育ての決定は、その決定がもう一方の親の子どもの養育時間に影響を与えない限り、それぞれの親が自分の養育時間中に独立して行います。些細な決定がもう一方の親の養育時間に影響を与える場合、もう一方の親を加えて共同でその決定を行います。

  45. 定期的な健康診断や歯科医療(精神的、心理的、身体的ケアを含む)を予約した親は、もう一方の親に適時に連絡します。予約日を含む週に子どもの世話をしている親が責任を持って子どもを病院に連れて行き、その結果をもう一方の親に伝えます。両方の親の同席も歓迎します。

  46. それぞれの親は、子どもたちを治療する医療専門家と個別に面会する自由があります。

  47. 子どもは、自分の健康カードと予防接種記録を携えて、2つの家庭間を移動します。

  48. それぞれの親は、自分の養育時間中、緊急の医療および歯科治療を提供する責任を負います。それぞれの親は、医療措置を必要とする病気や、子どもに関する緊急事態が発生した場合、出来る限り速やかに、もう一方の親に通知します。

  49. 両親は、緊急時の連絡方法をお互いに残しておくことに同意します。

  50. 在校中の子どもに緊急事態が発生した場合、私たちは以下のことを行います:

    1. (その週の)別居親は、何らかの理由(例えば、病気や吹雪)で、子どもたちのどちらか、または両方を学校に迎えに来るよう学校から連絡を受けた場合、同居親に連絡を取るようにします。

    2. 同居親に連絡があった場合、子どもを学校に迎えに行き、子どもの世話をするのは、同居親の責任です。

    3. しかし、同居親と連絡が取れない場合は、別居親が子どもを学校に迎えに行き、子どもの世話をし、その状況について同居親に伝言を残します。同居親が状況を把握した後は、同居親の責任で子どもの世話をします。

    4. 子どもが病気で、別居親の自宅にいる場合は、同居親が別居親の意見を聞きながら、その日に子どもを自宅に帰すかどうかを決定します。

  51. 私たちは、子どもたちの学校行事、課外活動、子どもたちのどちらかまたは両方に関連する会合には、通常のスケジュールの如何に拘らず、私たち夫婦が頻繁に出席することが子どもたちにとって重要であると考えています。

  52. 私たちの子どもの一方が活動(例えば、サッカーの試合)に参加する場合、その週の同居親が子どもを活動に連れて行き、相互の合意により、もう一方の親は活動に参加しない子どもと1対1の時間を過ごす選択肢を持つことができます。このような取決めは、子どもと話をする前に両親が一緒に行います。

  53. 同居親が子どもを課外活動に連れて行くことができない場合、同居親はまず、別居親に、連れて行けるかどうか尋ねます。そうできない場合は、頼み事をする親が責任を持って適切な手配をします。
    【解説】一方の親と友達になる必要はありません。しかし、子どもの利益のために親として協力する方法を見つける必要があるのです。
     子どもに関して一方の親と正直に話し合う準備をしておきましょう。夫婦だった頃は一緒に暮らしていたので、ある種のやり方が当たり前になっていました。共同子育ての関係では、何を期待し、誰が何をするのかを明確にしておく必要があります。
     例えば、どのくらいの頻度でお互いに連絡を取り合うのか。電話、メール、テキストメッセージ、それとも直接会って話すのでしょうか?緊急の場合を除いて、夜は電話をしないなど、連絡を取る時間帯にルールを設けるべきでしょうか。子どもを送り出すときに、お互いの家に入った方が良いのか、それとも外で待つ方が良いのか。

  54. 私たちは、ログブックと電子メールで連絡を取り合います。私たちは、子どもに関連する問題だけを扱う、礼儀正しい方法で連絡を取り合います。返事を求められた親は、適時に返事をします(例え、提示された期限内に返答することができないので、特定の期日までに返答すると回答するだけであっても)。
    【解説】メールやテキストメッセージを利用すれば、自分の返事を送信する前に考えることができます。口論になりそうな問題を話し合っている場合は、メッセージを下書きして、しばらく放置してから送信するとよいでしょう。電子メールやある程度のテキストメッセージは、議論の記録として必要に応じて参照することができます。また、全ての書面によるコミュニケーションは、良い行動と悪い行動の両方を記録することができることを覚えておいてください。電子メールやテキストメッセージを使ったコミュニケーションのヒントは、「付録A:電子コミュニケーションの利用に関するアドバイス」を参照してください。

  55. 学校が子どもに持たせた情報は、適時に親の間で共有します。

  56. 子どもと一緒に旅行する予定の親は、もう一方の親にできるだけ早くその予定を知らせ、許可書など必要な書類を要求します。子どもとの旅行の要請を不当に保留にはしません。

  57. 両親が別居に関する必要書類を入手した後、両親は子供自身のパスポートを取得する手続きを開始します。

  58. 子どものパスポート、出生証明書、社会保険証は貸金庫に保管します。両親ともに貸金庫の鍵を持ちます。書類を閲覧する際には、もう一方の親に連絡します。

  59. 書類は使用後速やかに貸金庫に返却し、返却したことをもう一方の親に通知します。

  60. 私たちは、子どもたちが高校を卒業するまでの間、両方の親と容易かつ途切れることなく接することができることが、子どもたちにとって非常に重要であることに同意します。

  61. しかし、両親のどちらかが転居するような不測の事態が発生した場合、私たちは、子供たちにとって最善の利益となるような養育計画に必要な変更を加えるために、二人で話し合うか、どちらかが有益と考える場合はメディエーションに参加することに同意します。転居する親は、少なくとも90日前に、もう一方の親と転居について話し合います。
    【解説】他の欧米諸国と同様に、離婚法に基づいて養育責任について裁判所命令を受けている場合は、転居の計画を通知する必要があります。子どもと一緒に転居する場合も、子どもなしで転居する場合も通知する必要があります。

  62. 私たちは、この養育計画の条項、または子どもたちに関するその他の問題に関して紛争が生じた場合、適切と思われる専門家の助言を求めることを含め、まず私たち自身の間で紛争を解決するための合理的な試みを行うことに同意します。

  63. 問題解決のために合理的な試みを行った後、合意に達することができない場合、メディエーションを起こす親がもう一方の親にその意思を書面で通知した時点から15日以内にメディエーションに出席します(メディエーターの日程に合う日の中で、期限の15日に最も近い日まで延期となる可能性があることは理解しています)。メディエーションにかかる費用は、両親で等しく負担します。

  64. 但し、緊急に決定が必要な場合は、どちらかの親が管轄裁判所に問題の決定を申請することができます。
    【解説】メディエーションでは、あなたと一方の親が、自分自身のために望んでいることや必要としていることをお互いに直接伝えます。また、子の最善の利益になると思われることを述べ、共有することもできます。あなたと一方の親は、あなた方の子育ての取決めについての決定を行う責任があります。メディエーターには、あなた方に命令を下したり、同意を強制する権限はありません。
     あなた方がメディエーションを実施することを決定した場合、メディエーションを開始する前に、あなた方それぞれの法的助言者に話をすることをお勧めします。あなたが合意に達した場合、取決めを最終的なものにする前に、あなた自身の法的助言者に契約の草稿を見せることも重要です。そうすれば、署名する前にあなたが法的権利と責任を理解しているか確認することができます。

(了)


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