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【シティS4】VMAX(超悪竜)の平均化デッキリスト

平均化デッキリストVMAX編、超・悪・ドラゴンタイプの紹介記事です。
一撃・連撃編で紹介した闘タイプはともかく、鋼と無色タイプのVMAXにはシェア1%に迫るデッキはありませんでした。

調べた範囲では、ヨクバリスVMAXが5デッキ、メタグロスVMAXが2デッキが惜しいところです。こちらも改めて紹介してみたいですね。

平均化デッキリストの経緯や説明は説明回記事にまとめています。

【シティS4】主要デッキの平均化デッキリスト (説明回)
https://note.com/ictxptcg/n/n8326f5cb1dcc

◆ミュウVMAX

堂々の入賞シェアNo.1、ミュウVMAXを中心とするFUSIONの平均化デッキリストです。
エネルギーの選択肢が広く、様々なサブタイプが存在する点に注目です。
デッキ定義としては、ゲノセクトVを中心としたドローのデッキを抽出するため、同カードは3枚以上の指定としています。

デッキコード 3Myy3M-KFiT7f-pMSM2S

1.サブタイプ分析

エネルギーと、それを利用するカードでサブタイプを分類してみました。
霧の水晶でサーチできる超エネが多いのは当然として、フュージョン専用の特殊エネと、カミツレのきらめきの組み合わせも高い採用率があります。

他の色の基本エネでは、弱点を補う闘タイプがトップ。
次点はゲノセクトVを動かす鋼エネとなりました。

悪エネはガラル ファイヤーVとの併用があまりなく、エネルギー加速用というよりは、フーパVなどのワザを使うため採用という印象です。
水エネも同様で、メロン型のほかにアルセウス&ディアルガ&パルキアGX採用型のためでしょう。

2.特記I FUSIONポケモンの採用率

メイン2種以外のフュージョン ポケモンの採用率は上記の通りです。
オドリドリ(ねっけつレッスン)は基本的に採用され、ラティアスの採用率もかなり高い。
3位はメロエッタですが、12%程度であれば、強く警戒する必要はなさそうです。

3.特記II 主なドロー・サーチサポート

ピオニーの採用率が非常に高いですが、90%に満たない結果に。定番の構成はあるものの、固定的ではありません。
手札の枚数はゲノセクトVで確保できるので、ピオニーかレッドの挑戦で足りないカードをサーチするか、またはマリィやセイボリーなど付加価値のあるカードが使われるようです。

◆こくばバドレックスVMAX

JCSで日本チャンピオンになったこくばバドレックスVMAXは、今シーズンは入賞シェア10%の第3位となりました。
平均化では1枚採用のカードが多いものの、そういう構築もあるので違和感の少ないデッキリストになりました。

デッキコード MSMyMM-CV5QLw-ypyX2y

1.サブタイプ分析

シーズン3ではマホイップVMAX型が75%でしたが、今期は43%まで下がりました。
代わってTAGTEAM型が増え、前期採用率54%だったオーロット&ヨノワールGX(以下、オロヨノ)、同13%だったミュウツー&ミュウGXの採用が標準的になっています。これらはクワガノンに強いと言われているので、そのせいでしょうか。

2.特記I ザシアンVの採用率

オロヨノの起動を早める、ザシアンVの採用率は約20%でした。シーズン4の途中で登場したカードなので、現在の遭遇率はもう少し高くなりそうです。

3.特記II 多彩なスタジアム

スタジアムはトレーニングコート採用が主流ですが、他3種も20%前後の採用率があり選択肢の広さが伺えます。
前期は頂への雪道の採用率が44%、トレーニングコートが48%で拮抗していましたが、今期は差がはっきりしました。

4.前期までの平均化デッキ
【シティS3】こくばバドレックスVMAXの平均化デッキリスト
【シティ アディショナル】こくばバドレックスVMAX の平均化デッキリスト

◆ムゲンダイナVMAX

超安定270Dアタッカー、ムゲンダイナVMAXの平均化デッキリストです。
一撃で倒せないVMAX環境でもこれだけ強いのだから、来年はHP280帯のVSTAR環境でもっと暴れてくれそうです。

デッキコード Qnn9Lg-rTehfc-HnLnLQ

1.サブタイプ分析

ブラッキーVMAXとガラル マタドガスが2大サブタイプで、併用デッキもそれなりにあります。前期ガラル マタドガスは採用率19%だったため、特性ロックの重要性が相当高くなっていることが伺えます。
マニューラGX型も10%以上存在しており、ブラッキー&ダークライGXはここに入ってくるのでしょう。

2.特記I サブポケモンの採用率

採用率100%のクロバットVと、マニューラGX型の専用(らしい)ポケモンは除きました。
ガラル ファイヤーVは標準搭載ですが、ガラル ジグザグマ4枚投入という尖った1デッキだけ未採用でした。
フーパVはワザに使うエネルギーが多めのポケモンですが、マニューラGX型以外にも2デッキで採用されていました。

3.特記II 来年入れるスタジアムがない問題

レギュマークCがなくなったスタンダードで、ムゲンダイナVMAXになんのスタジアムを入れるのか?、という話題を見たことがあります。
シティリーグの実績を見ても、ムゲンダイナVMAXに使われるスタジアムはSMシリーズばかりでした。あと2か月で似合うスタジアムは見つかるでしょうか?

4.前期までの平均化デッキ
【シティS3】ムゲンダイナVMAXの平均化デッキリスト
【シティ アディショナル】ムゲンダイナVMAXの平均化デッキリスト

◆雷型レックウザVMAX

モココを中心とした、雷タイプ構築のレックウザVMAXの平均化デッキリストです。
レックウザには溶接工を主軸にした炎型も存在しますが、構築が大きく異なるため別のデッキとしてカウントしています。ちなみに炎型は入賞数3デッキで、残念ながら平均化の選外です。

れんげきのVMAXではありますが、連撃感が皆無なせいか、連撃の記事に入れるのを忘れました。

デッキコード LnnQLg-4addwu-nPnQLQ

1.サブタイプ分析

半数以上がレックウザVMAXを中心に攻めていくタイプですが、パルスワンVMAX併用型が25%ありました。平均採用枚数は1.5枚ですので、パルスワンVがメインプランに含まれる場合と、パルスワンVの「そうでん」のついでに進化するタイプが両方いそうです。

ミュウツー&ミュウGX、ピカチュウ&ゼクロムGXは同じデッキに採用され、タッグコールからゲームを進めていくプランだと思われます。筆者もよく似たコンセプトでデッキを組んでいました

2.特記I サブアタッカーの採用率

サブタイプに掲載したポケモンを除く、サブアタッカーの採用率は上記の通りです。TAGTEAM型はラフレシアGXやライチュウ&アローラライチュウGXも使われますが、こちらも特殊事情なので省いています。

クワガノンVの採用が圧倒的です。このカードを採用できること自体が雷タイプの強みなので、当然でしょう。
次点でゼラオラV、ボルトロスですが、実績は2デッキで一般的とは言えません。

3.特記II ポケモンサーチ

雷型はモココをベンチにそろえる必要があり、ポケモンサーチが多めの傾向があります。
全体の平均枚数(※)は10.8枚で、インテレオンのデッキより気持ち多めでしょうか?
スタジアム枠で入る、嵐の山脈が使えることが大きいように思えます。
※タッグコールなど特殊なものを除く

4.前期までの平均化デッキ
【シティS3】レックウザVMAXの平均化デッキリスト


◆集計データファイル

有料部分では小数点以下まで表示した生データと、集計対象の入賞デッキ一覧を公開しています。採用率、採用している場合の平均枚数などもわかるので、ぜひご覧ください。

記事単品でも購入できますが、マガジンで購入する方がお得ですのでご検討ください。
https://note.com/ictxptcg/m/m42b4f5d6dcdf
(データはGoogle Spread Sheetで公開しています)

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