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【シティS3】レックウザVMAXの平均化デッキリスト

蒼空ストリームのパッケージポケモン、レックウザVMAXの平均化デッキリストです。
入賞数は16デッキで、鳴り物入りで登場した割に...? といった感想は否めません。しかし逆説的に、注目されるだけのスペックを持ちながらそれを生かせる構築が見つかっていないとも言えます。
現時点の成功者たちの知見を吸収したいところです。

炎型と雷型、構築が全く異なるので分けて平均化しています。
余談ですが、私も炎型レックウザVMAXでシティリーグ入賞しているものの、開催日の関係で集計には含まれていません。

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平均化デッキリストの経緯や説明は説明回記事にまとめています。

【シティS3】主要デッキの平均化デッキリスト (説明回)
https://note.com/ictxptcg/n/n8a495992038a

1. 標準デッキの情報 (炎型)

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2. 標準デッキリストの評価 (炎型)

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入賞者数10人、現時点では雷型よりも結果を出しています。
平均デッキとしてはビクティニVMAX併用型で、採用率は90%(平均1.5枚)でした。ちなみに、ビクティニV(エネバースト)は採用率100%(平均1.7枚)、ビクティニVMAX不存在でも採用されるようです。(ちなみに、もう1種を含めたビクティニV平均枚数は1.9枚でした)

この他、ボルケニオンも採用率100%(平均1.9枚)です。個人的に炎型のキーポケモンだと考えていますが、しっかり活用されていることが確認できました。

他に採用率が高いカードは、デデンネGX(100%、平均1.4枚)、クロバットV(90%、平均1枚)、ワタシラガV(70%、平均1枚)、マーシャドー(80%、平均1枚)辺り。
炎MMでも触れましたが、溶接工採用デッキの基本セットといった風情です。

採用率は40%と半数に届かないものの、特徴的なのがウルガモスV(平均1枚)でしょう。レックウザVMAXが中終盤にワザを使い難いことを補える、相性のいいカードです。

グッズでは、ともだちてちょう(70%、平均1枚)とポケギア3.0(40%、平均2.75枚)が特徴的でしょうか。その他に溶接工向きのカードとしては、エネルギー回収(30%、平均1枚)の採用例がありました。

サポートでは、溶接工が当然の4枚フル投入。他にボスの指令も採用率100%、平均2.4枚でした。
また特徴的なのがローズです。現状ではほぼレックウザVMAX専用カードと言え、採用率90%(平均2.1枚)でした。
反面普通のドローサポートは採用率が低く、博士の研究は採用率40%(平均2.5枚)、マリィは10%に留まりました。

スタジアムは巨大なカマドの採用率が100%(平均2.7枚)です。その他、トキワの森も採用率60%(平均1.7枚)と高めで、雷エネルギーの確保が重視されているようでした。

エネルギーは基本エネのみで、基本炎が平均9.5枚、基本雷が平均3.1枚でした。

3. 標準デッキの情報 (雷型)

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4. 標準デッキリストの評価 (雷型)

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デザイナーズデッキである雷型は入賞者数6人でした。

雷型はモココの採用を判定条件にしているため、採用率は100%、採用枚数は平均3.7枚でした。ほぼ4枚投入と考えて良いようです。
レックウザVMAXは平均3.1枚ですが、進化前のレックウザVは平均3枚と、比率が通常と逆転しています。たねのドラゴンは嵐の山脈でサーチできるので、現物を減らしたのかもしれません。

特徴的な採用ポケモンでは、パルスワンVとゼラオラVが目を惹きます。ともに採用率50%、平均1枚でした。
その他ポケモンVでは、クワガノンVが33%(平均1枚)のデッキで採用されています。

サポートポケモンでは、デデンネGXが採用率100%(平均1.8枚)に対し、クロバットVが0%ときっちり差が出ています。進化ポケモンが多く序盤に手札が減りにくいため、またエネルギーをトラッシュすることにもメリットがあるため、デデンネGXが選択されるのだと考えられます。

またミュウの採用率が83%と高く、れんげきウーラオスVAMXへの警戒が伺えます。

グッズでは、クイックボール、レベルボール、ポケモン通信、しんかのおこうとポケモンサーチが合計10枚と多めに採用されています。
また、ふつうのつりざお(66%、平均1枚)、ともだちてちょう(50%、平均1枚)など、トラッシュから山札にリソースを戻すカードの採用率が高いようです。

モココの特性を生かすいれかえ系カードは、ふうせん(100%、平均2.5枚)とポケモンいれかえ(100%、平均2.5枚)が平均化に残りました。
あなぬけのヒモの採用例もありますが、採用率16%(平均2枚)と低く、相手のバトルポケモンを替えない方向性のようです。

サポートでは、博士の研究(平均3.5枚)とボスの指令(2枚)が採用率100%。次点でローズの83%(平均2.2枚)です。
その他のドロー系サポートはエリカのおもてなし(33%、平均1枚)とマリィ(16%、平均3枚)のみで、博士の研究以外はポケモンの特性に依存する傾向が見えました。

スタジアムは嵐の山脈(平均2.4枚)とトキワの森(平均1.6枚)が共に採用率83%。その他のスタジアムは採用例がありません。

エネルギーは基本エネのみで、基本雷が平均7.8枚、基本炎が平均3.1枚でした。

5. 生データ

以下の有料部分では、小数点以下まで表示した生データと対象デッキタイプの入賞デッキ一覧を公開しています。
採用率、採用している場合の平均枚数などもわかるので、ぜひご覧ください。

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(データはGoogle Spread Sheetで公開しています)

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