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創業経験者に聞くリアルな声 〜プロダクト開発の道のり〜 【プロダクト開発コース #2】

2021年10月28日 (木)、にいがたヘルスケアアカデミープロダクト開発コースの第2回講義が開催されました。

今回のテーマは「プロダクト開発の道のり」、講師には株式会社YOJO Technologies の創業者・上野彰大氏をお迎えしました。

本記事では、プロダクト開発コース第2回講義の様子を簡単にお伝えします。アカデミーに興味のある方、新潟のヘルスケアを良くしたいという思いをお持ちの方、医療課題に対してアクションを起こしていきたいと思っている方は必見です!


「プロダクト開発コース」  全体スケジュール

2021年10月から始まったプロダクト開発コースは、下記スケジュールで進んでいます。

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講義 「プロダクト開発の道のり」
- 上野彰大氏(株式会社YOJO Technologies

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株式会社YOJO Technologies
取締役、開発責任者、共同創業者

東京大学大学院農学生命科学研究科卒業。経営共創基盤(IGPI)に新卒入社し新規事業開発等に携わった後、株式会社YOJO Technologiesを共同創業。


「かかりつけオンライン薬局」を運営する株式会社YOJO Technologies。創業初期のアイデアは、クリニックのフランチャイズ化だったそうです。どのようにして今のビジネスモデルにたどり着いたのか、課題の深掘りの仕方やアイデアのブラッシュアップ方法、お金に関するお話など、プロダクト開発に関するリアルなお話を伺いました。

講義の流れ

19:30- 開会・講師紹介
19:35- 課題の深掘り
20:05- 講義「プロダクト開発の道のり」
21:25- 振り返り
21:30   終了


講義の内容

・YOJOの事業紹介
・創業初期からこれまでの歩み
・今後の展開
・ヘルスケア領域のプロダクト開発において大切なこと


講義のポイント紹介

講義の中で上野氏よりお話のあったポイントをいくつかご紹介します。

■  小さくニーズ検証していくことの重要性
プロダクト開発をする際に重要なのは、「課題の質」をあげることです。YOJOでも様々なアイディアを考えては検証し捨てる、を繰り返しました。まずは医療業界全体を見渡し、空いているところをひたすら探ります。既にうまくいっているビジネスを参考に、どういうところにニーズや課題があり、そしてお金が生まれているのかを徹底的に調査。ある程度ニーズや勝てそうなビジネスの形が見えてきたら、課題を抱えているであろう人たちにヒアリングを繰り返し、簡単なプロトタイプを作成し実装しました。

最初から大きく動きすぎず、小さなサイクルで仮説検証をたくさん回していくことが重要だと感じました。

■  ヘルスケア業界は法律の理解・解釈を徹底的に!
ヘルスケア業界で事業戦略を考える際に重要なのは、「法律の徹底的な理解・解釈」を行うことです。ヘルスケア業界には規制も多いので、自社の強みになるような部分は、特に丁寧に調べる必要があります。

■ ビッグピクチャーを描く
自分の考えた事業やプロダクトの「その後の展開」についてしっかりと描けるかどうかは重要です。ビッグピクチャーを描けなければ、資金や人は集まりません。ビッグピクチャーを描けば必ず成功するというわけではありませんが、描けなければ大きなステージへの挑戦権は得られません。

■ 共同創業者は同じぐらいのコミットメントが必要
共同創業者のコミットメントが揃っていない時や、中途半端な共同創業者がいると、事業がうまく進まないパターンが多いといわれています。お互い同程度のリスクを取ることが必要です。


まとめ

今回は、株式会社YOJO Technologiesの起業ストーリーやその過程のリアルなお話からプロダクト開発に関するいろはを学びました。アカデミー生は一連の講義の学びを活かしながら、チームごとに新潟のヘルスケア課題解決に資するプロダクトを開発しています。

12月の最終成果発表会で、各チームどんなプロダクトが出来上がっているのか楽しみですね。運営メンバーも各チームを全力でサポートしていきます!


にいがたヘルスケアアカデミー
受講生:新潟のヘルスケアをより良くしたい!と考えている県内外の方々
主催:ヘルスケアICT立県実現プロジェクト
運営:株式会社BSNアイネット・ハイズ株式会社
後援:新潟県
Twitter:アカデミーの活動や関連情報、新潟のヘルスケア情報や潜在的な課題などを発信しています。


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