春の星という季語について
こんにちは。ictmと申します。
「春の星」は、私にとって
そっと優しく背中を押してくれる季語です。
今回は、角川学芸出版編『俳句歳時記第五版春』
角川学芸出版、2018年
37頁以下37頁に載っている
「春の星」という季語と俳句を紹介いたします。
「春の星は、柔らかい夜気(やき)に潤みつつ、しきりに輝く。」
次に「春の星」という
季語が使われている俳句を紹介いたします。
「春の星またたきあひ(い)て近よらず」
成瀬桜桃子が作った句です。
この句について私の推測を書きます。
星と星との距離は遠いという事実に加え、
近寄らずという言葉を使用している事から
作者が描きたかったものと作者との間には、
物理的距離なのか、心理的距離なのか
何か距離があるように私は、感じます。
作者が描きたかったものが何なのか
そしてなぜ距離を強調したかったのかが
とても気になりました。
最後に私が、「春の星」という季語を
使って作った句を紹介いたします。
「春の星半分残す蒸しケーキ」
この句は、祖母が蒸しケーキを作ってくれた時、
それがおいしくて半分残した事と季語持つ性質が
合うのではないかと思い作りました。
今後も、一句の中に入れる情報を選びとって
俳句を作っていきたいです。