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「秋の海」について

こんにちは。ictmと申します。


今回は、秋の全般に使える季語である「秋の海」について紹介いたします。
「秋の海」は、秋に海の色が深くなりやや波が高くなった状態の事を
さす季語です。
こちらのサイトに記載がありました。



ここで、「秋の海」という季語が使われている有名な句を紹介いたします。

「秋の海つとひらけたる砂丘かな」

星野立子が作った句です。

この句の中に出てきている「つと」という副詞には、
さっと、や急に、という意味があります。


私は、このサイトを見て「つと」という言葉にこのような
意味がある事を知りました。


私がこの句から読み取れた事は、作者が秋の海の波が引いて
砂が見えた一瞬を俳句にしているという事です。

波が引いた一瞬、
あるはずのない砂丘があるように錯覚を覚えた時の事を、
俳句にしたのではないかと感じました。
また、波の動きの移り変わりや、

作者が自分の心の動きを伝えるために
作ったのではないかと思いました。

もしも私なら一瞬を逃しそうだなぁと思いました。

最後に「秋の海」という季語を使って、私が作った句を紹介いたします。

「秋の海離れる船のモーターよ」

この句は船の様子と、見送る人の顔とモーター音について
描く事で、季語と合うのではないかという思いから作りました。

これからは、悲しさの表現について力を入れて学んでいきたいです。