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春の雲という季語について


こんにちは。ictmと申します。

「春の雲」は、私にとって
声に出して読んでいると
目をつぶりたくなってくる季語です。

今回は、角川学芸出版編『俳句歳時記第五版春』
角川学芸出版、2018年
35頁以下36頁に載っている
「春の雲」という季語と俳句を紹介いたします。

「夏や秋の雲のようにはっきりとした形を成すことは少ないが
空全体に白く刷いたような雲が現れる事やふわりとした綿雲が浮かぶことがある。」

次に「春の雲」という
季語が使われている俳句を紹介いたします。

「二時限目はじまってゐ(い)る春の雲」

山本洋子が作った句です。

この句について私の推測を書きます。

作者が、二時間目が始まっていることを忘れて
春の雲を眺め、時間がゆっくりと過ぎた事を
描いているのではないかと思いました。

最後に私が、「春の雲」という季語を
使って作った句を紹介いたします。

「春の雲ゆらぐカラメルソースかな」

この句は、プリンのカラメルソースが
垂れたり垂れなかったりするところと
春の雲のはっきりと形を成すことが少ない事が
面白いのではないかと思いました。

今後も、いろいろな所を観察し
そこからのひらめきを大切にして
俳句を作っていきたいです。