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ジョハリの窓

こんにちは。アイシーティーリンク 櫻井と申します。


どどん

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いらすとやさん(毎度お世話になってます)に掲載されていたアルフレッド・アドラーの似顔絵。
なんでも描きますね、すごいな。

アルフレッド・アドラーってだれ?という人もいると思いますが、
「嫌われる勇気」や「幸せになる勇気」の題材(思想の源流)になった人ですよ。
アドラーより嫌われる勇気の方が馴染みあるかもですね。

最初読んだときは「こんな考えで世の中渡り歩けたら苦労しないわ!」と記載内容に腹を立てたもんです。

今回記載するのは「ジョハリの窓」
「自己の開拓(自己発見)、自分と他者の強固な信頼関係を築く」ためのツールとして有名なものです。

この手法では
「自己/他者の双方の視点」それと「知っているかいないか、わかっているかいないか、気づいているかいないか」を組み合わせて4つの窓に分類します。

それが下記。

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はて、図解したのは分かったけどこれがなんぞや?となるわけですね。

ライトな例題で、まずは秘密の窓を。

ある日、いつも明るい櫻井くんが出社したけど、今日は妙に暗く、ため息連発してました。
田辺社長(勝手に名前使ってすいません!)は、「なんか櫻井、暗いなぁ」と思ってはいたものの、一時的なものかとそのときはスルーしました。

お昼を過ぎても全然元気が戻らない櫻井くん。
業務効率は普段より3割悪い。
雰囲気は悪く、ため息も多いため周りのメンバーからの苦情も田辺社長に殺到!さあ大変です。

見かねた田辺社長が声をかけます。
「何かあったのか?朝から元気ないぞ?」と。

櫻井くん、「実は…、飼ってたペットのミドリガメのミド子ちゃんが亡くなって…とってもセンチメンタルなんです…オヨヨ…」と激白。
田辺社長、「なんだと!?それは気の毒に…、今日はもう仕事上がっていいからしっかり供養してあげて。それとこれ、少ないけど香典」
となるわけです(なりません

このシーン。
田辺社長が「何かあった?」と声をかけ、櫻井くんが落ち込んでいた原因を吐露するまでは、櫻井くん視点では「秘密の窓(ヒドゥン)」であり、田辺社長はその原因がわからず対応ができていません。
周りのメンバーへの悪影響もあり、社として全体的な業務効率もダダ下がり状態となっていました。

櫻井くんが吐露したことにより、秘密の窓が開放の窓(オープン)に移り、
原因がわかって田辺社長はスッキリ。周りのメンバーも「それなら仕方ないね、これ、少ないけど香典」と櫻井くんに手渡すわけですよ(しません

そして櫻井くんはお休みと香典×メンバー全員分を獲得できたわけです(できません

開放の窓に移ることで、櫻井くん、田辺社長、周りのメンバーにあった「もやもや」が晴れることで、できることがわかって一件落着した、というわけです。

ちょっとおふざけ的な例題となりましたが、
自分だけが知っていて、でも周りには秘匿しているものも、オープンにすることで信頼関係が生まれる、ということです(強引


次に盲点の窓。
これは、「他人に言われて初めて気づいたこと」と言えば、わかりやすいのかなと思います。
「人の振り見て我が振り直せ」ができたらいいんですけど、難しいよね。

直近、自分でも起こり得ました。

他者との交流で、私のマインドとして「ハードルを低くして気兼ねなく相談してくれるような雰囲気を作る」から始まったものだったのですが、
「必要以上に自分自身を過小評価している」雰囲気を周りに与えていました。

するとどうでしょう。
周りの、特に後輩には「その自己評価の低い(低すぎる)人の元で働いているということは、自分自身はそれ以下だ」と自尊心を傷つけていたんですね。
これ、言われて初めて気づきました。驚きました。そして反省しました。。。

それともう一つ。
私はマネージングに力を入れていきたいと思っています。
上司にその理由を「年齢的にもそうしないといけないから」と発した場面がありました。
この発言に至ったのは、過去の嫌だった、辛かった経験がフラッシュバックし「だれかに言われたから」的なマインドになっていたんですね。

「だれかにそうなれって言われたの?」と指摘され「ハッ」としました。
自分自身はどうなんだろう?と改めて気づいたんですね。
そしたらなんでマネージングの方に力を入れたかったのか、わっさわっさと感情が出てきたんですね。
あれもホントに驚きでした。

指摘を素直に受け止めるかどうか、にもよりますが、素直に受け止めれたら、自分自身の気づき、そしてお互いの信頼関係はより強まると思います。


そして未知の窓。
これは「自分もわからなくて相手もわからないんじゃ相当やばいものじゃねぇ?」と(私自身が)思ったのですが、潜在的可能性が眠っているもの、と解釈することができます。

実例はすぐでてこねぇな、気づかぬうちに何かしら経験してると思うんですがね。


そして、上記3つの窓(秘密、盲点、未知)を、開放の窓に向けていくことこそが重要とされています。

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100%全開放したらプライバシーもへったくれもないですが、自己開拓、信頼を生む最大限の開放ですね。

細かなところだと、
・笑顔で挨拶、これだけでもオープンに近づけている素振りだったりするのかな。
・相手の話に耳を傾ける
 (口が一つに対し耳が二つあるのは、いかに聞くことが大事か、だからなんて聞いたことがあります)
・否定より肯定
などなどetc。

直近、自分自身で起こったことも交えながら、本日のジョハリの窓に対しての個人的見解を綴りました。
今日は長文だなぁ。最後までお読みいただきありがとうございました。

で、ちなみに「ジョハリ」ってなんぞや?ですが
単にジョセフさんとハリーさんが提唱したから、がっちゃんこしてこの名前になったそうです。

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