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起業のススメ(5)

エンジニア兼代表戸締役の田辺です。

年始から何故かバタバタとしてしまいブログを書いていませんでした…
この3連休でようやくアドバンテージが取れて2月末までの時間確保ができたのでいまのうちに認めておこうと思います。

今回は5回目、創業5年目についてです。前回はコロナからのピンチ→チャンスについて書きましたが、5年目はそのまま淡々と在宅勤務などのビジネスだけをやっておけば普通に売上利益が出る、それほど力を入れずにこの嵐を乗り切れば良いのでは?という話しになりかけました。
はい、普通だったらそれで良いのでしょうが、ピンチはチャンスですからね…

1.創業当時
2.2年目
3.3年目
4.4年目
5.5年目 ← このポストです
5.いま
6.ちょっと先


1.深層学習的なビジネス

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以前から趣味でAzure CognitiveとAWS Rekognitionをいじっていてマネタイズできないかな?と考えてはいたもののローンチしても差別化できず単独ではレッドオーシャンを泳ぎきれないだろうというのはわかっていました。

その中で深層学習ジャンルとしての画像/動画分析に関する2件のお話しをいただきタイアップさせてもらうことになりました。両方とも楽しいしお客さまのためにもなる、マネタイズもできる!絶対ビジネスになると考えすすめることに。

最近になってお客さまからのお引き合いもじょじょに入り始めますが予定より伸びません。PoCで終わるのです。こんなに良いものなのになんで使ってもらえないのか?という考えしか無くいわゆる”押し売り”が続きます。

そう、あとはわかりますね、ダメなんです。それに気づくのにかなりの時間を要してますが、まだズバッとした解はありません。

顧客視点、お客さまは何が嬉しいんだろう?これ、これからもずっと考え続けて結果出さないといけない初歩的なことですね…

教訓: お客さまは何に対価を払うのか?ずっと考え続けよう!


2.出資と増資

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ICTLINKの1社だけでは事業を広げるのは時間がかかります。そこでタイアップや出資で事業を広げていくのも王道だと考えてホールディングス化に踏み切ります。

ICTLINKとしての活動でも良かったのですがちょっと勘違いが起きる可能性もあったので今の形態にしました。3社投資、1社会社設立、2社タイアップ。まだ大きな結果は出ていませんがしっかりこつこつと進めていきます。

あとは増資。創業時100万円でのスタートからいまでは9000万円としました。社員(元社員も含む)だけでの大事な資本です。

パートナーさまにもお客さまにも、社員にも安心してもらえるような資本にはなってきたと思いますが、まだまだ本格的な投資にはほど遠いですね。

VCやM&A企業さまからのご連絡を最近多くいただきますが、でもこれはちょっと違う。こつこつとしっかり身の丈にあった成長戦略を描きながら、ここぞという時までは温めておくこととしています。

教訓: 基本はこつこつ身の丈に合わせて。でもここぞというときに備えますよ。


3.大切な仲間たち

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新しいビジネスやホールディングス化を進めて行く中で経営的にかなり反省した点、といいますか、経営者であれば皆同じ課題だと思いますが大切な仲間たちへの待遇についてです。

しかし、新領域へのチャレンジに使う種銭、出資や新会社を作るコストを考えると蓄えは必須です。上でも書いた通りVCはちょっと違うし、さてどうしたものかと。

蓄えのことは二の次にして、待遇がよくなれば売上も利益は上がる、という超ストレートな考えだけで決算賞与だけではなく夏冬の賞与制度に変えて、年次評価にもしっかりと反映させる前職での仕組み(ほぼ丸パクです)に近い形を取りました。また来る4月の年次昇給も同様の考え方で進めます。

まだ1年経っていないですが、結果が出ているということは成功に近いのかな、という感覚です。ただ、これだけで満足はしちゃいけない、平均年収700万以上にするにはまだまだ。まだまだです!!

教訓: 種銭ある程度できたら撒いちゃうのが良いでしょう。(でも待遇良くするだけではダメです!これは次回しっかり書きます)


4.5年目のまとめ

ようやく会社っぺくなってきた5年目。コロナ禍でも自走できる組織、新しいことへの取り組みも少しずつ花が開いてきましたよ。

5年目 売上4.8億、実質営業利益3600万円

さー、これから、です。
次回は「いま、採用と成長」になります。

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