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ICT支援員としての今年の抱負

今年の抱負

2023年になりました。去年はコロナの継続、そしてまさかのロシアのウクライナ侵攻と波乱の一年でした。学校もコロナで大きな影響をまだ受けていますね。今年こそは子どもたちがのびのびと活動できる年になってほしいな。

ICT支援員になって今年は3年目に入ります。自分のようにGIGA構想でICT支援員になった方も多いのではないでしょうか。いつも書いているように、ICT支援員が今後も継続して就業できるように、そして待遇がもっと改善されるように動いていかないといけないなと思っている。

与えられるICT支援員から、攻めていくICT支援員への転換


タブレット学習

2年間ICT支援員をやってきて、そこそこICT支援員というものがどんなものかわかっては来たが、分かってくるほどにその意義と課題が浮きぼりになってきた。
年末からICT支援員のブログとか読んでみると、GIGAの当初から比べると、学校によっては仕事がない、一日中机に座っている日が増えてきたなど、あまりやりがいを感じなくなってきたという人が増えてきているように感じる。しかし、学校現場がこのGIGAによって劇的に変わったか、授業に大きな変化があったかといえば、はっきり言って想像していたよりも変化は少ないように感じる。

1980年年代にパソコンが学校に入ってきて、一部の先生方ではあったが、このパソコンで授業を変えよう、学校を変えようといった熱い空気はあの頃があったようにも感じる。
当時と今の大きな違いは、そのパソコンは極端に言えば、全員が使う必要がなかった、関わらないでいようと思えば避けることができた。反対にこれを使っていろんなことに挑戦してみようとする人達にとっては使い放題であったし、使うソフトに関しても今のような制限がなかったので、いろいろなソフトを使って実践したり、多くの先生方が自作ソフトに挑戦した。
自分もマックのハイパーカードから始まってスーパーカード、幻のFMタウンズのタウンズギアやマクロメディアディレクターやフラッシュなどを使って自作教材を作成して授業実践してきた。あの頃は、研究会も多く存在し、仕事が終わった後に地元の教育研究所に先生方が集まって夜中まで研究していた時期もあった。現在のブラック就業批判からは想像ができないが、ある意味夢がある時代だった。

さて、現在のGIGAとあの頃の大きな違いは、教職員全員がこのパソコンに携わらなければいけないということ、そして子どもたちが一人一台のパソコンを持ったということであろう。そして、それがコロナによって、先生方の心の準備なく一気に入ってきたことで多くの戸惑いがあった。
また、パソコンを実践してきた先生方にとっても、学校によってはwindows機ではなくchromebookという今まで見たことも触ったこともない機種が入ってきて、アプリも一から勉強しなおさなくてはいけない、classroomっていったい何なのっていう混乱から始まったのが2年前、やっとその状況は落ち着いてはきたものの、どんどん課題は出てきている。そこで、自分たちICT支援員のサポートとなるんだろうけど、それが案外うまくいっていないのが実情。そこのあたりはまた書こうと思ってはいるけど。

目標

具体的内容

と、いろいろと書いてきたが、じゃ攻めていくICT支援員になるために今年どうしようかと考え、次の5つの内容を実践しようと思っている。

基本アプリの確認(クラスルームやジャムボード、Formやドキュメント、スプレッドシートなどの基本アプリをもう一度見直してみる)

教科の学習に利用できるアプリやその実践例を検討(この2年間で基本的なアプリの使用については先生方もできるようになってきているので、じゃ具体的にどの教科のどの単元で使うのっていう情報が提供できるようにする)

プログラミング学習の見直し(そのそもプログラミング学習がなぜ必要なのか、どういう学習を行えば子どもたちにプログラミング的思考を育てることができるのかの検討がないままに。ビスケットやプロゼミやスクラッチの学習に入っている学校が案外多いのではないか。そこのあたりをもう一度見直す)

応用ソフトの発掘(実はchromebookを教え始めて一番困ったのが、アプリが使えないこと。自治体の制限が強くて、なかなかアプリのインストールができず、限られた範囲の中での試行錯誤が中心だったが、次第にwebで利用できるソフトも増えてきたり、無料で有用なアプリもだんだん増えてきたので、そうしたソフトを見つけ出し、教科等との関連で提案していく)

新しい授業の創造(実はこれが攻めていくICT支援員の一番の目標だが、せっかく一人一台のタブレットが入ってきているのに、従来と同じ授業ではあまりにも有効活用とは言えない。ネットワーク環境も整ってきて、今までの学校ではできなかった様々な取り組みができるはず。将来的にはVRも入ってくるだろうから、そうした新しい授業を提案していくことがこれからのICT支援員の目指すべき姿だと思っている。)

以上、与えられるICT支援員から、攻めていくICT支援員への転換として5つの内容を掲げて、今年やっていこうと思っている。その内容は随時このnoteでも書いていくし、できたらYouTubeでも配信できればと思う。まあ、目標+になるけど。

ということで、今年もよろしくお願いします。(続く)

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